2011.3.11、午後3時前の文字通り衝撃の大地震。
東京都心の比較的高層階で働いている私も大きな驚きと恐怖を感じました。同僚の悲鳴の中、地震に強いビルが故であろう揺れに合わせて、身も心も揺らされていた、と、今となっては自然に思い出せますが、二度と経験したくないと心の底から思います。
詳細はまた後日書きたいと思いますが、昨日は結局、会社で朝まで過ごしました。防災訓練で散々言われていた帰宅難民の一人として、そして会社の人事の担当として、大きな経験をさせてもらいました。もちろん、二度と活かされないことを願っています。
今日のテレビも新聞も、全てと言ってよいくらい、この東日本大震災の話・・・日本全国で身内云々は抜きにこの大災害を心配して見ている人がいることでしょう。私ももちろん、その一人で、多くの被災者の命が救われることを願いつつ、私たちのすぐそばの地域で起きてしまった、信じられない映像を見ています。
こうした映像を見ていると、昨日から自然に涙が出ることを止められない。どういう涙なのかは自分にも、よく分からないのですが。自然の圧倒的な力の前に無力な人間。こうした事実を、落ち着いたら見つめなおす必要もあるかもしれません。
昨日は船酔いのような症状の中で、興奮と恐怖から妙な感覚だったのですが、家に帰って家族と一緒に落ち着いた今、何が出来るのだろう?と考えています。
早朝、Twitterで糸井重里さん(@itoi_shigesato) がこんなツイートをされていました。
たとえば、人命の救助に向ってる人がいる。たとえば、避難場所で人びとの世話をしている人がいる。たとえば、病院で救護にあたってる人がいる。たとえば、線路の復旧をしている人がいる。いま現在も、不安を煽るのではなく、落ち着いて現場で働いている人たちがいるんです。それが「希望」です。
http://twitter.com/#!/itoi_shigesato/status/46309628107169792
もうすぐ来るであろう夜明けを待つ身にとって、この5:40の言葉はじーんと胸に響きました。
そして、次に考えたことは・・・
私たちは、今は私たちの現場でしっかりと働くしかない。そして、タイミングが来れば、できる応援を出来る限りするしかない。今こそ、地に足をつけよう。
今日、せいぜい出来ることは節電くらいなんでしょうか。
近所の多くの店に「18:00臨時閉店」の張り紙が出ていました。この危機に少しでも協力できることはする。そういう意味では私のパソコンもそろそろシャットダウンして、早めに寝ようかな。
昨日の夜遅くの会社には、帰れない者同志の妙な親近感、一体感があったんですよね。
変な話ですが、今こそ、日本の協働の力を見せるチャンスであるようにも思います。
がんばろう日本。
私も出来ることは何でもしたいです。
日本のといいますと大げさですが
底力を発揮して一日もはやい回復を。
「協働」、大事ですよね!
ボクらはやっぱり、支えあって、助け合っている。一日も早い回復のために、がんばりましょう。