若年層の雇用問題・・・
今朝の日経新聞では、「苦難の就活 遠のく婚活」という刺激的な見出しの記事がありました。
2010/11/29 日経新聞朝刊 経済面
若年層の雇用改善が遅れている。15~24歳の失業率は8%と、全世代の5%を大幅に上回る水準。学校を卒業した後も就職できない人が約12万人にのぼり、若年失業者の約4分の1を占める。就職できた若年層も2009年以降は年収が大幅に落ち込んでいる。将来への不安が広がるなか、10年は年間の結婚数が23年ぶりに70万組の大台を割り込む公算が大きい。
この記事で気になったのは、15~24歳の失業率は8%、
そして20~30歳の就業率は74.7%。
求職中であるという前提の失業率よりも、こと若年層に関しては就業率のほうが注目かもしれません。
「学校を卒業した後も就職できないが約12万人にのぼり、若年失業者の約4分の1を占める」という『4分の1』は正直、あまり実感は沸かないのですが、就業率の74.7%から読み取れば20~30歳で就業していない人が約25%、つまり『4分の1』ということなんでしょう。
これは若者だけではなく、公的年金を支えている・支えなければならないという意味では、老人の問題でもあるんですよ。
それでなくとも、人数の少ない世代になっていっています。
そろそろ本格的な政策が必要かもしれませんね。
さらに、この記事では、非正規社員の問題へ、そして結婚数の激減の問題にも踏み込んでいます。
ちょっと盛り沢山過ぎて、、、個人的には少々、消化不良。
いずれにしても、雇用がなければ収入無し、正社員でなければ安定は困難、仕事と収入の安定がなければ結婚も考えにくい・・・そんな理屈も一定、正しいんでしょう。
そんな中、ボクらは何が出来るんでしょうかね・・・
その一案なのか?日経新聞は、隣に「インタビュー領空侵犯」をわざわざもってきていました(!?)。
今週は、北海道大学教授の山口二郎氏。
「団塊の世代は“食い逃げ”するな 若者の社会変革、寄付で助けよ」
と、これまた隣の面の記事に負けず劣らずの刺激的な見出し。
見出しは刺激的ですが、基本的には、
世代間の対立ではなく、世代間の共同作業でいこうよ、
というスタンス。
まさに大事なポイントだと思うんですよね。
そして、今日の日経新聞ではやっぱり「経済教室」。
今日は『整理解雇の論点』の上。
注目しておくべき記事が多い日でした。
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