考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

若年雇用

2005-05-31 00:19:39 | 社会的責任
昨日(2005/5/29)の日経新聞に「総合対策が必要な若年雇用」という社説が出ていましたね。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20050528MS3M2801628052005.html

記事を少し引用しますと、

雇用にもようやく薄日が差してきたが、若年者に限ると依然として深刻な状況である。
失業率が平均を大幅に超えているうえに、臨時雇用にとどまるフリーターや、
いわゆるニートの問題が一向に改善しない。
※NEET : ニート、無業者、Not in Employment, Education or Training

(中略)

在学・在校中にキャリアを考えさせる教育から、個人ごとに合った求職活動を助けるカウンセリングや企業の受け入れ態勢の整備まできめ細かい施策が必要だ。
今や行政、産業、教育の各界が総ぐるみで、若年者のための新しい雇用システム作りに知恵を絞らなければならない。

と書かれています。

みなさん、ハローです。ホディです。

若年者の深刻な状況って・・・???

実態は、“ある一定の社会の枠組みで生きている”ボク(いわゆる世間知らず?)にはあまり理解できていなくて、前職でも現職でも新入社員は採用しているわけですし、
(人数はボクらのバブル世代に比べたら減っているのでしょうが・・・)
会って話をしても、ボクの新入社員時代とは比べ物にならないくらい優秀だったりするわけです。
でも事実は、「内閣府の研究会の調査によれば、15―34歳の若年無業者は2002年で213万人と、10年前と比べて80万人増えた」ということです。
しかも、若年無業者の約三分の一が就業経験がないとか・・・

こうなると、国民の三大義務は「教育」「勤労」「納税」だと、奇麗ごとを言っても解決にはならないんですよね・・・

自分のことを思えば、いつの間にか“仕事”をしていました・・・

適性があったのか?

自分がやりたい仕事だったのか?

今でも疑問です・・・

教科書では“発展途上国ほど第一次産業の割合が高く、先進国ほど第三次産業の割合が高くなる傾向がある”というような話が載っていたと思います。(今の教科書はどうかは知りませんが。。。)
でも、これって当たり前のようですが、おかしな話ですよね?

人それぞれ得意・不得意があり、性格に適す・適さないものがあると思います。
発展途上国にも、先進国にも、基本的には同じだけの割合でその仕事が得意な人がいるはずですし、
基本的には同じ割合で適性のある人がいるはずですよね?
先進国でも第一次産業に適性があるならば、その適性を活かすべきでしょう?

誰もが第三次産業に適しているはずはなく、誰もが世知辛い成果主義の中を上手く渡っていけるわけではありません。
と、最近ようやく気がつきました。

ストレスに耐えられる人、ストレスに弱い人、
都会のリズムが合っている人、都会のリズムにはついていけない人、
人それぞれ、人生いろいろ。

地道にコツコツ積み重ねることを厭わないのに、誰もボクには農業を薦めてくれなかったな~
あれほど海の近くにいたのに、親類も漁業を営んでいたのに、誰もボクには漁業を薦めてくれなかったな~
※何だかんだ言っても、ボクが大人になれずに、ノー天気だったんだと思いますが・・・

そう考えると、選択肢が狭すぎるんじゃないんでしょうか?
「職業の幅」や、「人生を楽しむ幅」が限定されすぎているような???
給料や地位以外の人生の喜びを教えられるそんな教育、そんな雇用システムがまずは必要だとボクは思います。

まだまだリハビリが必要ですね・・・
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