ファンの囲い込み

だんだん日が短くなりましたね。
夏休み最終日も、いつの間にか夜を迎えました。それにしても、時間が過ぎるのが早すぎます。

みなさん、ハローです。ホディです。

今日は用事があって、夜は新宿へ。着いたのは夕方の６時なんですが、空は真っ暗。
高層ビルの光が目立っていました。

そして、目立っていたのはマリーンズの選手。
９時前に家に戻ってきてテレビをつけたのですが、、、相変わらずの勢いですね。
タイガースもファンの勢いでは負けていないんですけど・・・
タイガースファンでほとんど埋まっている甲子園。レフトスタンドもタイガースファンがほとんど占めていましたね～。タイガースファンが占めていたのは甲子園だけではなく、千葉マリーンスタジアムでもサッカーの川淵キャプテンが「スタンドの半分以上が阪神ファンだった」とコメントされるくらいタイガースファンの勢いは凄いんですね。そんな川淵キャプテンが野球界についてコメントされた気になる記事がありましたので、紹介します。

川淵、球界にイエローカード「チケット分配公平に」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051025-00000004-ykf-spo&kz=spo

怒れ！！　千葉県民。日本サッカー協会・川淵三郎キャプテンが日本シリーズのチケットに関連して日本野球の「ここがおかしい」と提言だ。（中略）
「ロッテは千葉にフランチャイズを置いている球団だ。それなのにロッテファンにチケットが行き渡らない。スタンドの外で“チケットが欲しくても手に入らなかった”と応援していた多くのロッテファンがいたんだ」とチケット分配の不公平を指摘した。

「観戦チケットの分配はプロ野球機構が決める」のだそうです。ファンの数では圧倒的にタイガースファンが多いので、プロ野球機構などで平等に分配すると球場はタイガースファンがほとんどになるんでしょうね。ファンの数の多いタイガースファンからすればそのほうが公平に感じるでしょうし、当然だと思う人が多いでしょうね。（千葉県民もタイガースファンのほうが多かったりして・・・）
でも、ペナントレース中はよくマリーンスタジアムに行っているマリーンズファンからすれば、不公平な話だと感じるでしょうね。
難しいですね。
ファンクラブ優先なんて言うのは当然やっているのでしょうか？その上、「ペナントレース中のチケットの半券を５日分持参した人優先」のような方法を取れば良いのでしょうが・・・何かの方法でコアのファンは少なくとも、しっかりと優先できる仕組みは必要ですよね。
いずれにしても、プロ野球はサッカーのように地域優先を選択するのか？など「どんなファンを囲い込みたいか」の戦略が必要になるでしょうね。全国規模で人気のあるジャイアンツやタイガースを中心で考えると難しいですけど、一部のチームの人気に偏らないように野球界全体のビジョンが望まれます。

一方、日経新聞の夕刊スポーツ欄では「筑波大　Ｖリーグ狙う」との記事。
筑波大学のバレー部が大学バレー部を主体としたクラブチーム「つくばユナイテッド　Ｓｕｎ　ＧＡＩＡ（サンガイア）」を立ち上げて、バレーボールのＶリーグを目指すのだとか。
学問優先の大学生がＶリーグを目指すのはどうかと思いますけど、今一歩、盛り上がらない（？）男子バレーの起爆剤としては良いですよね。企業スポーツとして成り立つのが当然だったバレー界に、大学などのスポンサーから資金を得るクラブチームが参戦することは良いことだと思います。願わくば、選手はＯＢだけにして、筑波大学と関係の深い企業から資金を調達できる仕組みをしっかりと作って欲しいです。

そう言う仕組みは、ラグビーも良いですよね。ラグビーはトップリーグよりも大学リーグの方が盛り上がっていたりしますので、企業中心から離れてそんな大学ＯＢチームの方がファンを引きつけるかもしれません。（話はそれますが、今の「ドカベン」はプロ野球で明訓高校出身でチームを作ったりしているんでしょうか？）
アメリカのスポーツや日本のサッカー（Ｊリーグ）はフランチャイズで地域密着を目指して成功しつつあります。要は、野球もバレーもラグビーも、ファンをどのように引きつけるかがポイントだと思います。そのためには「我らがチーム」という、何か一体感を感じられる仕組みが大切だと思います。日本で受け入れられていた「企業」が時代から敬遠されつつありますので、「地域」でも、「出身大学や高校」でも、何か自分が応援したくなる理由があると、より良くなるのではないでしょうか。

プロ野球も球団のあり方の議論になっていますけど、ボクは基本的には一企業に依存したチーム作りは望ましくないと思っています。企業から独立するのは現実的には難しいですけど、野球界ももちろん日本のスポーツ界全体でもさまざまな取り組みを挑戦して欲しいです。

ちなみに短い夏休みも終わり、ボクは明日から出社です！
ホント時間が経つのは早いですね～