今日は朝から秩父宮ラグビー場へ。
秩父宮と花園でラグビーの日本選手権の1回戦が行われて、秩父宮の1試合目は12時から。応援している早稲田大学の試合。大学生は大学選手権の決勝が1/9でしたので、約一ヶ月のブランク後の試合となりました。ブランクもそうですし、学生にとっては後期試験を挟んでということもあり、非常にコンディションが作りにくいタイミングで、毎年、難しい試合になるんですよね。
大学の準優勝チームとして、この大会に臨んだ早稲田・・・
最近のこの日本選手権の制度では、大学の優勝チームと準優勝チームが、この日本選手権に挑戦しているんですが、トップリーグをはじめとした企業チームに勝ったのは、一度、早稲田が勝っただけ。特に準優勝チームは、次にトップリーグに昇格する企業チームとの対戦となる仕組みで、今までは勝ったことがないというのも現実。一回戦とは言え、かなりの鬼門なんですよ。
※大学優勝チームは、クラブチームとの対戦が一回戦なので、一回戦はいつも勝っているんですが。
今シーズンの早稲田は、個人的には非常に期待したチームでした。日本代表候補にも数人選ばれ、日本で開催されたU21の世界選手権では日本チームの中心となる選手もいたり、大学に入学時から非常に高いレベルの選手が多かったとボクは考えています。個々の選手のポテンシャルでは、早稲田史上最高ともいえるのでは?なんて、そこまで感じているくらいです。
そんな早稲田は残念ながら、大学選手権の決勝では帝京に破れ、準優勝。4年生がレギュラーの多くを占めるチームは、“荒ぶる”は失ったけど・・・
http://blog.goo.ne.jp/hoddy/e/12d0b1e140dfe76e33e3c5ceccfc1acf
そんないろいろな思いと期待を持って、今日の試合は観ていました。
その結果は・・・NTTドコモのパワーに押されて、ペナルティゴールで先制されるものの、早稲田の広くボールを回す攻撃も相手を翻弄しトライで返し、負けずにドコモも押し込んでトライ、さらに負けずに早稲田は・・・とまさに二転三転、シーソーゲームの展開で、点差的には後半の途中まで拮抗していました。両チームともトライが多くて、大量得点・大量失点、ラグビーではあまり見られないようなスコアでした。
そんな攻守を順番に交代してトライを取り合う展開を、押し続けるドコモが引き離す。劣勢に回り、勝負に焦る早稲田。展開の綾もあったと思いますが、最後は66-43という23点もの大差での決着。
NTTドコモは、早稲田の良さを消さないラグビーで臨んでの勝利。一部、“大人気ない”振る舞いもあったように見えましたが、それもご愛嬌、さすがに来シーズンはトップリーグに向かうチームで、強かったと思います。素晴らしい。
早稲田も社会人を相手によくがんばったという声もあるでしょう。ボクにも、もちろん、そういう思いもあります。
一方で、展開的には、ボールが停滞するようなシーンはほとんどなく、早稲田としては望むところでの勝負だったはず。NTTドコモが見せていた一歩でも前、ボール一個でも前という姿勢に比べて、少しでも前で止めるというディフェンスの意気込み、少しでも精度やスピードを上げたパスやキックをするという集中力、どうだったのだろうか。
これは、スタンドで見ていたボクらでは分からない部分で、選手たちにしか答えはないと思います。どう感じているのだろうか。
チャンスは何度もあって、得意の攻撃では何度もその輝きを見せてくれたと思います。その点は素晴らしいチームでした。
でも、決勝のときにも感じた物足りなさ・・・彼らはグラウンドに何かを残してしまったのではないかと感じてしまう・・・まさに「残念」という思いだけが今のボクの気持ちです。
ノーサイド。
<試合結果> 第48回日本ラグビーフットボール選手権大会
1回戦
早稲田大学 43-66 NTTドコモレッドハリケーンズ
帝京大学 74-3 タマリバクラブ
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 27-17 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
東芝ブレイブルーパス 21-10 NECグリーンロケッツ
http://www.rugby-japan.jp/national/schedule1842.html
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