考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

続さくら観察記9

2006-06-14 22:26:46 | 続さくら観察記

化けの皮、黒い仮面の中には何が隠されているんでしょう・・・

前回書いたさくらんぼ。
いつの間にか「クロ」になって、最後は「落ちる」。
でも、実が落ちてからが、生の醍醐味なんじゃないかと考えています。

さくらんぼの種


ここの枝垂桜の下は砂利。
さくらんぼも、そのまま落ちれば、生き残るための土を得られずに、そのまま朽ちていくのでしょう。
つまり、文字通り花の季節を過ごし、結実するが、落ち、黒い仮面は剥がれて、人知れず生まれたままの姿で朽ちていくことになるのでしょう・・・


みなさん、ハローです。ホディです。

昔習った理科を思い出していました。
木が実をつけるのは、鳥などが食べ、それを糞の一部としてどこか遠くに運んでもらいたいからだと。学問的な真偽は知りませんけど、実が熟したときに何かに食されるのは、植物が培ってきた進化の法則なんでしょうか。
そんな自然にヒトを重ねるのも無意味なことでしょうけど。

それにしても、生き物って不思議ですよね。
植物も比較的単純そうな感じもしますけど、
なぜ、あんなにシンプルな種から
♪芽が出て 膨らんで 花が咲く、そして実がなるんだろう・・・

そんな今日、NHKのニュースを見ていると、「工場産」の野菜を取り上げていました。赤色発光ダイオードの光の中、レタスが段々畑ならぬ、上下左右と正確に区割りされた棚で育っていました。すべてが赤い世界、異様な光景でした。
完全に密閉された部屋の中での栽培なので、虫がついたりすることはないようです。しかも水耕栽培で病気知らず。だから無農薬。
また、天候に左右されずに計画生産できるために、今年のように天候不順で不作だと価格的も普通の野菜と同じくらいになるのだそうです。
仕入れ側からしても、価格も味も大きさもほぼ均一なので便利なんだとか。

便利か・・・
近い将来、一年中さくらが見れたりもするのかな、
なんて想像したりもしていますけど。

味気ないよな~と、ひとりブログに向かってつぶやく今日この頃です。 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自然の営み (skog)
2006-06-14 23:55:21
実を落とした後の醍醐味はスリルがありますね。

花の咲く場所で運、不運があったりして。

家の「猿錦」と命名したさくらんぼうは、山道にある分幸運かも知れません。



野菜の高騰も困ったものですが、最近は食物に季節感がなくなりましたね。高価な真冬のいちごや西瓜を食べる必要がありますかねえ?
返信する
re:自然の営み (hoddy)
2006-06-15 08:12:53
skogさん、コメントありがとうございます。



「猿錦」。いい名前ですね~

そして、ホント食べ物の季節感はないですよね・・・

1年中、旬なのか?

旬がなくなったのか?

何となく味気ないですよね。



返信する
サクランボのたね・・・ (風待人)
2006-06-21 20:55:09
お久しぶりです!



我が家の小3の子どもは

いろいろなもの・・・石や棒切れなどを

まだ良く拾ってきます。



先日5ミリくらいのたねらしきものをポケットに詰めて

帰ってきました。



それが、サクランボのたねとは

本人は気づいていなかったようですが・・・



ところで、お子様のお具合は、いかがですか?



出雲にご実家がおありとは・・・



以前、日御碕に行ったことが思い出されます!
返信する
re:サクランボのたね (hoddy)
2006-06-21 22:02:11
風待人さん、お久しぶりです。

コメントありがとうございます。



日御碕ですか。出雲大社や日御碕はいいですよね。

ボクの実家は出雲よりもう少し田舎になります。島根と言うとマイナーですけど、なかなか良いところです。





また、大人からすれば無駄な収集のような気がしますけど、子どもの発見は実はすごいですよね。ソメイヨシノのさくらんぼもボクはすっかりないものだと思い込んでいましたけど、子どもが何気なく拾っていたので気付かされました。

そして、子どももすっかり元気になって暴れています(笑)。



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