2000年以降、「物言う株主」として注目を集めてきた村上世彰(45歳)。
資本主義の伝道師と冷徹な投資家という2つの顔を巧みに使い分ける。
高速回転するコマのように表情を変えながら株式市場と企業を翻弄する。
今週(2005.6.6号)の日経ビジネスの特集は「株主なんか恐くない さぁムラカミ総会が始まる」ということで、村上ファンドというより村上世彰氏の功罪についての話ですね~
http://nb.nikkeibp.co.jp/free/NBINDEX/20050602/107882/
冒頭の話は、その特集の中の「伝道師かグリーンメーラーか 村上世彰の真価」という章の書き出しです。
みなさん、ハローです。ホディです。
日経グループで、最近はかなり村上氏の話を取り上げていますね。何か裏でもあるのでしょうか?
先日は日経新聞の朝刊『大機小機』というコラムでの話を書きましたが、確か先週の火曜日(5/31)は日経朝刊の『一目均衡』、そしてその日の日経夕刊の『ニュースの主役』でも登場(朝夕の大活躍!)、そして今週の日経ビジネスの『特集』ということでなかなかすごいですね。。。
内容はというと、新聞も雑誌も同じような感じで、一方で持ち上げ、他方で落として、全体としては基本的には否定的な立場の意見とボクは感じました。
日経ビジネスの言葉を借りると、村上氏はある時は「元官僚として国の行く末を憂い、資本主義のあるべき姿を語る伝道師としての顔」、そしてある時は「保有株を高値で買い取らせる「グリーンメーラー」のように冷徹に儲けを狙う投資家の顔」ということで、前者の顔の村上氏は持ち上げ、後者の顔の村上氏は落とすということなんでしょうかね~~
投資家は嫌われる世の中なんでしょうね・・・
日経朝刊の『一目均衡』では「総会屋と仕手グループを足し合わせ、不当利益の要求や不当手段による株価のつり上げなど違法性がある要素を取り除き、二で割ったような存在と呼べるかもしれない」という評価を受けています。
総会屋と仕手グループを足し合わせ、不当利益の要求や不当手段による株価のつり上げなど違法性がある要素を取り除いたら何になるんだろう?と素朴な疑問を感じました。まぁ、とにかく“株主からの利益の要求は好ましくない”、“急激な株価の上昇を望むのも好ましくない”ということなんでしょう。(極論過ぎますか???)
また、日経ビジネスに掲載された村上氏の言葉を一部紹介しますと、
「ニッポン放送の件では、僕にはすごい満足感がある。この国の人に、上場とは何か、企業買収とは何か、その企業で働くとは何かという議論が起きたから。その結果、ポイズンピルとして知られる買収防衛策であるライツプランを導入し、保身に走る経営者と、上場している以上は株を全部買うと手を挙げた人に会社を売る覚悟がある経営者に分かれてきた。
(中略)
ただ、ニッポン放送に関しては、いまだに若干疑問に思う点もある。もっと利益を出す体質を作るべきだったし、何のために上場しているのか、ここに至る前に経営者や従業員も考えるべきだった。
特にニッポン放送の社員には、勝手に経営者を選ぶのはやめてくれと言いたい。僕はこの5年間、ニッポン放送には上場をやめるのも選択肢だと言ってきた。従業員は別の会社に行く権利があるけれど、従業員が株主を選ぶというのは、とんでもない間違いだ。資本のねじれを解消すべきだという株主の意見を真摯に聞き、上場廃止して自らが株主になることができるはずだ。無為無策は恥じてほしい。
(中略)
上場しているんだから誰が株主になってもいいはずだ。それが嫌なら上場はやめるべきだ。」
という厳しい(?)話が載っていました。
一連の話、ボクは正論だと思います。
そして、少なくとも経営陣(取締役)を承認するのは株主だということは当然の話だと思います。
そして利益の分配も株主の承認が必要なのも当たり前の話ですよね?
それが嫌なら上場をやめるべきだとボクも思います。
※以前も書きましたが、そもそも日本に株式会社の概念は定着しないと言ったら言いすぎでしょうか???
資本主義の伝道師と冷徹な投資家という2つの顔を巧みに使い分ける。
高速回転するコマのように表情を変えながら株式市場と企業を翻弄する。
今週(2005.6.6号)の日経ビジネスの特集は「株主なんか恐くない さぁムラカミ総会が始まる」ということで、村上ファンドというより村上世彰氏の功罪についての話ですね~
http://nb.nikkeibp.co.jp/free/NBINDEX/20050602/107882/
冒頭の話は、その特集の中の「伝道師かグリーンメーラーか 村上世彰の真価」という章の書き出しです。
みなさん、ハローです。ホディです。
日経グループで、最近はかなり村上氏の話を取り上げていますね。何か裏でもあるのでしょうか?
先日は日経新聞の朝刊『大機小機』というコラムでの話を書きましたが、確か先週の火曜日(5/31)は日経朝刊の『一目均衡』、そしてその日の日経夕刊の『ニュースの主役』でも登場(朝夕の大活躍!)、そして今週の日経ビジネスの『特集』ということでなかなかすごいですね。。。
内容はというと、新聞も雑誌も同じような感じで、一方で持ち上げ、他方で落として、全体としては基本的には否定的な立場の意見とボクは感じました。
日経ビジネスの言葉を借りると、村上氏はある時は「元官僚として国の行く末を憂い、資本主義のあるべき姿を語る伝道師としての顔」、そしてある時は「保有株を高値で買い取らせる「グリーンメーラー」のように冷徹に儲けを狙う投資家の顔」ということで、前者の顔の村上氏は持ち上げ、後者の顔の村上氏は落とすということなんでしょうかね~~
投資家は嫌われる世の中なんでしょうね・・・
日経朝刊の『一目均衡』では「総会屋と仕手グループを足し合わせ、不当利益の要求や不当手段による株価のつり上げなど違法性がある要素を取り除き、二で割ったような存在と呼べるかもしれない」という評価を受けています。
総会屋と仕手グループを足し合わせ、不当利益の要求や不当手段による株価のつり上げなど違法性がある要素を取り除いたら何になるんだろう?と素朴な疑問を感じました。まぁ、とにかく“株主からの利益の要求は好ましくない”、“急激な株価の上昇を望むのも好ましくない”ということなんでしょう。(極論過ぎますか???)
また、日経ビジネスに掲載された村上氏の言葉を一部紹介しますと、
「ニッポン放送の件では、僕にはすごい満足感がある。この国の人に、上場とは何か、企業買収とは何か、その企業で働くとは何かという議論が起きたから。その結果、ポイズンピルとして知られる買収防衛策であるライツプランを導入し、保身に走る経営者と、上場している以上は株を全部買うと手を挙げた人に会社を売る覚悟がある経営者に分かれてきた。
(中略)
ただ、ニッポン放送に関しては、いまだに若干疑問に思う点もある。もっと利益を出す体質を作るべきだったし、何のために上場しているのか、ここに至る前に経営者や従業員も考えるべきだった。
特にニッポン放送の社員には、勝手に経営者を選ぶのはやめてくれと言いたい。僕はこの5年間、ニッポン放送には上場をやめるのも選択肢だと言ってきた。従業員は別の会社に行く権利があるけれど、従業員が株主を選ぶというのは、とんでもない間違いだ。資本のねじれを解消すべきだという株主の意見を真摯に聞き、上場廃止して自らが株主になることができるはずだ。無為無策は恥じてほしい。
(中略)
上場しているんだから誰が株主になってもいいはずだ。それが嫌なら上場はやめるべきだ。」
という厳しい(?)話が載っていました。
一連の話、ボクは正論だと思います。
そして、少なくとも経営陣(取締役)を承認するのは株主だということは当然の話だと思います。
そして利益の分配も株主の承認が必要なのも当たり前の話ですよね?
それが嫌なら上場をやめるべきだとボクも思います。
※以前も書きましたが、そもそも日本に株式会社の概念は定着しないと言ったら言いすぎでしょうか???
サイトは必ず拝見させていただきます。
>今後ともいろいろ意見交換しましょう。
ぜひ!よろしくお願いします。
今後ともいろいろ意見交換しましょう。サッカードイツに行けて私も嬉しいです。