考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

過去、そして未来へ

2006-10-22 23:36:15 | 徒然なるままに

最近、知り合いと予期せぬ再会をすることが多いんですよ。
新しいスタートを切っていることもあり、いろいろな「人のつながり」を少しずつたどってみようと、ここ数ヶ月意識しています。そうして、知り合いに会う機会を増やしているので、知り合いがいそうな場所に行くことが多くなっているという面もあるんですけどね。
そういうことを考慮しても、予想しない場所で、予想しない人に会うことも多いんですよ。

過去を意識しているから、無意識に過去の記憶が引き出され、
普段なら見逃す顔も、しっかりと認識できているのではないか、
なんて。
そして、「過去」を求めている顔をしているから、
自然と知り合いが気づいてくれるのではないか、
なんて。
不思議な感覚です。

そんな中、昨日は家族で大学の先輩の家に遊びに行ってきました。
昔の仲間が大勢で、しかも子どもも連れて・・・
周囲の顔を見ながら、変わってないよな、と客観的でないコメントを吐きながら、
15年近くの歳月をお互いの子どもで感じていました。
きっとさらに15年後も同じことを思うのでしょうね。

ボクら大人は過去でつながっている・・・

一方、子どもは不思議ですね。
今、そのときを、今、その場所で楽しむことができる。
過去ではなく、現在でつながっている・・・
そういう感覚をいつ失ってしまうのでしょうか。

みなさん、ハローです。ホディです。

夜になって、久しぶりに雨が降ってきました。
日本シリーズは予想通りの熱戦となりましたね。昨日がドラゴンズの勝利、今日がファイターズの勝利で1勝1敗の五分となり、火曜からの北海道決戦へ。

ところが、衆議院の補欠選挙は一方的な展開で自民党の神奈川、大阪と連勝決着。これも予想通りといえば、そうなんですけどね。
北朝鮮問題が安倍首相の追い風となったこともあるんでしょうけど、民主党ももう少しがんばって欲しかったな、と感じます。しばらくは何か自民党の大きな失策がないと厳しいかもしれませんね。
個人的には、自民党が勝ったことより、世襲議員かつ前職が親の秘書という同じような経歴の人が勝ったことが不満ですね。結果的にとは言え、議会が貴族院と化している気がします。
もちろん、ボクらが選んだ議員なんで何も言えないのは分かっていますけどね。
あえて一言・・・
こういう議員の子息への地盤の引継ぎにも、相続税や贈与税をかけるべき、
だと思いませんか?

そして今日、一番脱力したのがこのニュース。
「自殺中2の同級生「先生がからかったので…」と両親に」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061022-00000212-yom-soci

焼香に訪れた複数の同級生の男子が、男子生徒が1年生だった時の担任教諭の言動をまねて、いじめたことを認めた。同級生たちは「悪いことを言ってしまった」と涙をためて謝った」ということですけど、これで良いんでしょうか。
まさにマスコミの論調と同じですよね。

これでは自殺した男子生徒も浮かばれないのではないかと、ボクは感じます。
他人の責任にしても、誰かに罪を押し付けても、何も変わらない・・・
あいつが悪い、悪いのは自分だけじゃない・・・
これも、結局はいじめの延長だと早く気がつくべきだと思う。

とにかく残念でなりません。


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卑しき者 (fall)
2006-10-25 00:45:52
ドストエフスキーの「罪と罰」を思い出した。家族を養うために春を売る女性。彼女は自己犠牲を厭わない清らかな精神の持ち主。主人公も彼女に諭され自分の罪に気付く・・・だったっけ?

今のマスコミが記事にすると「売春婦に諭され殺人犯自首!」ってな感じでしょうか。その記事を読んだ庶民は「あの子は売春婦らしいわね」と揶揄する。何故彼女が自分を切り売りするのか慮ろうともしない。視聴率を稼ぐためにマスコミはさらに売春婦を追い回す。いつのまにか売春婦はヒステリックな魔女狩りのターゲットになり追い込まれていく。それを見て庶民は「売春婦のような人間は裁かれて当然だ」とばかりに薄っぺらな正義に満足する。

罪を裁くのではなく、人に罰を与えることに快感を感じ、強者に迎合し、弱者を叩くだけの社会に、マスコミにヘドが出そうです。(キタナイコトバヲツカッテゴメンナサイ)
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re:卑しき者 (hoddy)
2006-10-26 00:09:03
fallさん、コメントありがとうございます。



ホント、薄っぺらい正義感で、マスコミが自分たちの力を誇示するかのよう二必要以上に過ちを責めるという構図が目立ってきていますよね。

池に落ちた犬は叩きやすいし、反撃も受けにくい・・・

そして、見ているボクらも他人の不幸は蜜の味???

嫌な世の中ですね~



「罪と罰」は学生の頃、読んだんですけど、すっかり内容は忘れてしまっています(苦笑)。まずいですね。

ロシア文学は最近「戦争と平和」を読み返していますけど、次は「罪と罰」かな。なかなか時間がありません



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