暑いですね。
梅雨入りしてから毎日のように雨が降る天気で、気温もそんなに上がらず、
油断していたところで、いきなりの猛暑。
埼玉・熊谷では39.8度を記録したのだとか。数字を見ただけでくらくらします。
一方で、東北から北陸にかけては豪雨。
震災の被害も大きかった東北や長野にとっては酷い話ですよね。
自然のことですので、私たちには何ともできないのですが、
本当に容赦がない最近の天気には、ほどほどにと祈りたくもなってきます。
そして、不意打ちの猛暑到来で、いよいよ電力不足の危機も話題になってきています。
読売新聞 6月24日(金)16時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110624-00000733-yom-soci
埼玉県熊谷市で39・8度と6月の国内最高気温を観測するなど猛暑となった24日の関東地方では、東京電力管内の最大電力需要が、ピークの午後2時に4389万キロ・ワットと今夏最大に上昇した。
同日の東電の電力供給力は、最大4790万キロ・ワットで、供給余力は一時、約9%となった。
まだ6月なのに・・・と考えると、Yahoo!ニュースのこの記事の見出しに書かれていた「余力たったの9%」という危機感もたしかに感じます。
ただし、不意打ちで猛暑が来たこと(体感温度的には先週までとのギャップで、より暑く感じている?)、あるいは熊谷の約40度、東京の約33度は真夏の8月でも、平年ならあまりない暑さであることから、「余力まだまだ9%」という認識でも良さそうな気がします。
もちろん、相手が計算できない、しかも近年は特に容赦のない天気(気温)ですので、安心はできないことは言うまでもないでしょう。
そういう意味では、放射能と同様に「大変だ、大変だ」と騒ぐだけではなく、昨日・今日の気温と電力使用量の分析から、実際に危険領域となりうる気温はどのくらいで、その場合はどのような対策を想定していくべきか、キチンとPRしていくべきじゃないでしょうか。
ちなみに、東京電力の「電力の使用状況」のサイトには下記のような“隠し電力”についての記載もあります。
http://www.tepco.co.jp.cache.yimg.jp/forecast/index-j.html
需要が供給力を上回る緊急時には、更に揚水式発電を一時的な供給力として追加できる場合がありますが、発電可能な時間に限りがあるため、追加分についてはピーク時供給力には含んでいません。
電力危機を騒ぐのであれば、放射能・放射線よりも、もっと確実な検証・対策が取れる内容でしょうから、的確な分析と危機管理をお願いしたいものです。そのためには、春先の「大規模停電騒ぎ」を、その時の判断と結果(どう電力の使用量が抑えられたか?何が効果的だったのか?)などもキチンと振り返って欲しいところです。
そういう意味では、政府も東京電力も、そして私たちも覚悟はしていましたが、絶対安心という準備まではできなかった「節電の夏」がついに始まりました。
泣いても笑っても・・・今止まっている原発の再稼動は現実的には不可能でしょうし、
自然を制御することは絶対に不可能です。
そんな中で、私たちはどんな風に、この夏を乗り切るのか?
まず、できることをがんばって、そして、無駄なやせ我慢はやめて、できる限り乗り切るための体力維持に努めつつ、同じ空の下の仲間ですから助け合って、乗り切りましょう!
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