夕方近くになって、「大規模停電の可能性」というニュースが会社の中を駆け巡りました。というのも、ネットで見つけたニュースを見せられ、人事部としては、さすがにこれは協力でしょう、と早く帰るのを許可したんですよね。
いろいろな意味で不安が積もり重なっている同僚たちは、すわ帰宅難民という思いもあったんでしょう。終業時刻の17時前には多くの人がすでに会社を後にしていました。
今回の節電ならぬ、早く帰ろう作戦は、海江田万里経済産業相からの大規模停電を避けるためのさらなる節電要望のメッセージを受けてのもの。どうやら私のいる会社だけではなく、多くの会社で早く帰るように促していたようですね。TwitterのTLで見ていたところ、かなりの混雑が多くのターミナル駅でおきていたようです。
私は会社の人が早く帰宅するように促している間に、17時を過ぎて・・・
結局、電力のピークを迎えそうなのは18-19時だということを考えると、通勤に順調でも1時間以上はかかってしまう私は、電車の中でピークを迎えることになるわけで。大規模停電が万が一起きた場合には、満員電車で迎えるのか、それとも多くの人が働いていたことでまだ余熱の残る会社で迎えるのか、少し考えた結果、冷えつつある会社で迎えることにしました。
結局、19時になって会社を出たのですが、幸いにも大規模停電は起きず、帰宅のピークが前倒しになったために電車もかなり空いているという貴重な経験ができました。単なる結果オーライなんでしょうけどね。
今日の出来事で感じていたのは・・・
多くの会社が活動を止めて、多くの店も早くシャッターを閉めて、鉄道会社も人の流入に逆行して電車の本数を減らして、、、非常に多くの人が最大限の協力をしたということ。
これをどう考えたら良いのか???
家に帰ってみると、そんなサラリーマンの狂騒は何するものぞという感じで、「あれ、お父さん、今日は早いじゃない」なんて声が・・・
これでも、会社の中では最後のほうまで残っていたんですが(苦笑)。
ニュースでも、取り上げてもくれない感じ?まぁ、そんなことはどうでも良いわけです。
こうして、経済産業大臣のメッセージを真正面から受け止める私たち日本人・・・これは記憶に残しておくべき、行動だったように思うんです。
少なくとも私が見た記事などでは、海江田大臣は一言も「早く帰るようにしましょう」なんて、言っていないんですよね。それをこうして同じように解釈できた多くの会社。帰宅を急いだ多くの人。
普段、早帰り日に「早く帰りましょう」なんて声をかけても、無視されてきた身としては複雑な心境もあるんですが。
いずれにしても、大規模停電は多くの人の協力により、見事に回避できた事実、これはお見事ですよね。
ただ、これが連発されると効き目はなくなってしまうんですよね。「大規模停電が来るぞ~」と言っても、狼少年になってしまいかねません。
そのための計画停電、輪番停電なんでしょうから、上手く軌道に乗せてほしいですね。多くの人を同じ方向に進めてしまうことは、いろいろな意味で危険ですし、停滞感・閉塞感を呼び込みやすくなる気がします。こういうのは、交代で、引き受けることがやっぱり一番。分かち合いです。
いろいろとありますが、被災地のみなさんを支えるためにも、がんばりましょう。
最後に・・・
こんな状況にもかかわらず、昨日の記事の続きになりますが、プロ野球のセリーグは開幕を強行する方針のようです。多くの人が自分の仕事をある程度、犠牲にしながら節電に協力しているにもかかわらず、東京ドームに人と電力、そしてリスクを集めて、開幕しようという発想は私には考えられない。しかも選手側も反対しているそうですよね。実に残念。
がんばろう日本。
高校野球は、開催されるようですが、こちらは大阪で昼間がメイン。被害のあった地区のチームがでれば、それは、勇気・希望に変わる。 明るいニュースも必要なのは確かですネ!!
首都圏のナイターは、やっぱり許されないですよね。今頃になって政府も動き出したようですが、そもそも政府が動くまでもなく、自分たちで考えてほしいことだと思いました。
おっしゃるとおり、安全第一ですよね。いろいろな意味で、今の東京は危険すぎる気がします。
高校野球は、甲子園ですからぜひ、やってほしいです。日本中が自粛するのも変ですから。
プロ野球も個人的には、九州かどこかでカップ戦でもやってほしいんですよね~
球春なのに野球がないのも寂しいもので。