考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

プロ野球はいつ開幕するのか

2011-03-16 22:57:46 | プロ野球

発表されていたプロ野球の開幕日まで、あと10日をきりました。
開幕投手はどうなる?今シーズンの順位予想などで、盛り上がってきてもおかしくない時期に来ていますが、今年はそれどころではないですよね。イーグルスの本拠地・仙台はもちろん、マリーンズの千葉・幕張も開幕に耐えられる状況なのか心配です。ジャイアンツも、スワローズも、ベイスターズも、ライオンズも、首都圏の節電の波の中で、本当に野球ができるのか???

選手会と球団、パリーグとセリーグ、それぞれの意見が折り合わず、この協働・一致団結が必要な時期にもかかわらず、厳しい状況になっているようです。何となく、日本全体がこの危機に一体感を感じていたと思うんですが、少しずつこういうことも出てきますよね。不謹慎という言い方は相応しくないと思いますが、残念な状況です。基本的には、利害は一致すると思うので、しっかりと相互に意見交換をして、相互がそれなりに納得した上で結論を出してほしいものです。

にもかかわらず、どうやら、セリーグは開幕を強行することになりそうです。

デイリースポーツ 3月16日(水)21時35分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110316-00000063-dal-base

プロ野球が、17日にセ、パ両リーグの公式戦の開幕日を発表する。セ・リーグは事態が悪化しないことを条件に、予定通り25日に、被災球団の楽天が所属するパ・リーグは開幕を延期する。都内の日本野球機構に代表らが集まり最終的なすり合わせ作業を行い、発表となる。

個人的には、急がば回れという声を球団・セリーグ側にかけたいですね。

放っておいても、選手側はやっぱり野球選手なので、いつかは自分たちの利益のためにもグラウンドに帰ってくることは間違いないわけで。待望論を待つくらいのタイミングで開幕!というほうが、ファンの理解を得られるのではないかと思いました。

止まない雨はないし、春が来ないこともない。

ただ、選手は野球をしないことには技術も体力も低下するわけですから、野球は必要なんです。特に、オープン戦などできっかけをつかめそうになっている若手の成長株の選手にはできるだけ、間隔を空けずに公式戦に入ってもらうことが大事だと思うんですよ。
そういう意味では、開幕を遅らせることも必ずしも選手のためにならないこともありそう。

私が思うのは、地震の影響も、節電の影響も少ない地域で、チャリティー試合(一次リーグとトーナメントを組み合わせたカップ戦のようなイメージ)を組めたら良いんじゃないか、と。甲子園でセンバツ(高校野球)をやるならば、最近は少し遠い過去のようにもなってきた別の被災地でもある宮崎あたりでの開催だと喜ばれそうですよね。さらにいえば、このような試合を今後は仙台で毎年開くとか。

今も茨城の地震で揺れていましたが、終わらない地震の中で何万人も一つの場所に集めて試合をするというのもどうかと思うんです。ましてや、冒頭に少し触れましたが、今の節電への意識は神経質すぎるのかもしれませんが、多くの会社で企業活動を犠牲にしてでも協力しているのが現状です。どんな思いで首都圏の人たちは節電に心がけていると思っているのか。。。

選手もスタッフも球団関係者も野球が仕事ではありますが、誰しも自分の仕事だけを考えていれば良いものではないという現状も理解すべきではないかと。

私は、野球だけではなく、サッカーも、フィギュアスケートも、できればやってほしい。今だからこそ、選手ががんばっている姿は、誰かを勇気付けて、被災地の人は野球を直接は見れないかもしれませんが、めぐりめぐって勇気付けられることにもなると思うんですよ。

これも、大事なこと。自粛自粛だけでは、本当の復興までの時間を浪費してしまいかねないのではないか。

私はプロ野球の開幕を心待ちにしています。それは、球団が押し付けるものではなく、選手が前向きに受け止められるような開幕であって欲しい。そういう開幕を待っているんです。

がんばろう日本。 

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