自転車のマナー

今日（3/26）の日経新聞、38面（社会面）に「自転車　悪質違反に赤切符」という記事がありました。警察庁は、悪質な違反を繰り返す自転車運転者に、刑事処分の対象になる「赤切符」による取り締まりを積極的に進めていくのだとか。

以前から歩いているとき、ベルを鳴らしながら凄いスピードで歩道を我がもの顔で走る自転車、夜、無灯火でいきなり現れてくる自転車などは、酷いなーと気になっていました。車（自動車）に乗っているときは「配慮する側」という意識がありますので、あまり気になりませんでしたけど、歩いているときの“「配慮する側」の意識のない自転車”には困りますよね・・・
最近は自分が自転車に乗る機会が多くなりまして、同じ立場に立つと、さらに自転車のマナーの悪さにビックリしていたところでした。脇道から飛び出してきたり、右側の狭い歩道を凄い勢いで走ってきたり・・・
逆に自転車に乗る側になって、幅寄せしてきたり、凄い勢いで追い抜いていく“「配慮する側」の意識のない自動車”にも辟易していますけど・・・

ちょっとした想像力の欠如ではないかと思いますけど、根が深い気がします。

みなさん、ハローです。ホディです。

日経新聞の記事によると、自転車の違反は・・・
車（自動車）の場合の比較的軽い交通違反に適用される「青切符」の対象にはならず、
罰金などの前科につながる「赤切符」の適用の対象とするしかないのだとか。
したがって、これまでは警察は取り締まりに慎重だったそうで、2005年1年間で赤切符が適用された件数は326件、2004年は85件にとどまっていたのだそうです。
基本的には自転車も車両ですから、歩行者と接触すれば怪我につながりますし、自動車との事故は死亡事故につながりかねませんよね。でも、自転車は免許制でも何でもないので取り締まるのも難しいのでしょうか。

交通事故に関しても、同じ記事に次のように書かれていました。
警察庁によると、昨年1年間で起きた車両同士の出合い頭の衝突事故は約25万件で、そのうち自転車が関係したのは約10万件なのだそうです（約4割）。しかも自転車乗車中の事故死者のうち、信号無視や一時不停止などの法令違反があったケースは7割を超えているそうです。

どう思いますか？

ボクが思うのは、交通違反というより、先ほども言いましたけど、想像力の欠如だと思うんですよ。どちらかというとマナー違反。
信号無視は論外ですけど、一時停止違反は歩行者がいたら轢いていますし、バイクか自動車がたまたま通っていたら轢かれている可能性があります。歩道を我がもの顔で走るのは自分勝手ですし、無灯火で走るのは周囲から自分は見てもらえると妄信している自己中心的考えですよね。

ボクが気になっているのは、子どものマナー違反だけでなく、大人のマナー違反も多いんですよね。道を二列や三列で並んで走っているのはだいたい子どもですけど、脇道からタイミング悪く飛び出してくるのはだいたい大人です。信じられないのが子ども連れ、あるいは子どもを乗せて走っているお母さん、事故に遭いますよ。。。
自転車は一度止まると、もう一度ペダルを漕ぐのに力が必要ですから、止まりたくないのも分かりますけど・・・

実は今日、自転車で信号待ちをしていたら後ろから自転車に追突されたんですよ。
少々では転びませんし、衝撃も少なかったので構いませんけど、相手は侘びもしないんですよね。そんなこともあって、自転車のマナーの悪さには辟易していたので、ちょうど良い記事を見つけたと、つい長くなってしまいました。

それにしても、こういう話に警察に出てきてもらわないといけない社会も情けないですよね。
次は「歩き方」の取り締まりになるかも知れません。
たかが自転車ですけど、日本の社会のマナーの悪さ、無秩序の一角が現れているのではないかと懸念しています。「公道を他者に配慮しながら通る」、ただそれだけなんですけどね。

気を取り直して、あと少しだけ。
今日も春らしい良い天気でしたね。街が見る見る桜色になっていくような気がします。
こうしてみると、桜の木って多いんですね～
日経新聞には面白い広告が片隅に掲載されていました。

千代田区から「千鳥ヶ淵の桜が咲きはじめました。」ということです。
毎年、こんな広告あったんですかね？