本願寺月光蟲です。
最近「行商」という言葉をとんと聞かなくなったなあ。
言葉の意味はですね、みんな大好きウィキペディアで調べてみました(概要だけ引用)。
行商は、客の注文を受けて運搬して行く配達とは違い、顧客のいそうな地域を商品を運搬しながら販売する方法で、広義には定期的に開催される市場を巡って物品を販売する業態や、所定の地域を巡回しながら呼び止められたらその場でサービス(専用の道具と技能を必要とする作業)を提供する羅宇屋、包丁・はさみ研、靴磨きのような業態も含まれる。小売業に対して使用される言葉であり、卸売りは行商とは言わない。商品の質(消費期限 / 賞味期限の長短)によっても行商範囲は異なり、取れたその日に消費される必要のある生鮮食品は都市周辺部や都市内部で採れたり作られた食品を運んで売り歩くが、より長期間の保存ができる物品などでは都市から都市へと渡り歩くような業態も存在する。
食品衛生上の問題や道路交通法が厳しいけど車で弁当を売るとかも行商なわけです。
ようは
移動販売というヤツです。
あとは田舎の創価学会のおばあちゃんが資金稼ぎにスルメを売る、とかも移動販売であり行商(笑)
話がずれた。
形を変え、というより言葉を替えて現代でも行商がいっぱい。
昔、行商と言えば、靴磨き、包丁研ぎ。
江戸時代の行商は、
魚介類(シジミやアサリのような貝も)から豆腐・飴といった食品のほか医薬品など生活物資、朝顔や金魚・風鈴といった生活に潤いを与える物品もあれば、大きな箪笥などの家具を扱う業態も存在し、果ては水を行商する者もいた。その様子は浮世絵などに描かれて、江戸時代の風物詩を今に伝えている。←ウィキ。
少し前にデパ地下で美味しい明太子を見つけたんですけど、なくなってまた欲しいなと思ったらその明太子屋がなくなっていたんですよ。
ようは催事というかデパ地下内の毎週店が変わる場所での出店だったらしく。
しょうがないのでメーカーに電話しようと思ってHPを開いた。
どうも個人経営に毛が生えたような感じの会社で。まー、明太子だのはそういう会社多いね。
で、電話して「東京で買えるとこは?」
と聞いたら「今は多分横浜ですね~」って・・・多分てなんだよ、多分て(笑)
自社で販売してるんだしどこで売ってるか把握してないなんて事はないだろ、と。
で、電話で色々聞いてたら「すぐ欲しいなら当社HPの通販をご利用ください」と。
どうも話聞いたら、明太子や漬物系の会社(割と高級)ってのは個人の行商を雇うという。
雇うといっても自由度が高いらしいんだよね。
ようは、
メーカーに売らせてくれ、と頼む→売値の6割位でそいつ個人に卸す→メーカーと相談してデパートやどこかの産地イベント等で売る
別に大した事してるわけではないのだけれど、海産物系だといまだにこういうのがあるみたい。
これが例えば肉とかはないんだよね。
梅干しとか山菜だのイワシだのそういうものはいまだに行商が。
デパートに店を構える程ではないけどスーパーじゃ格が落ちる、と思ってる会社とかがこういう行商システムを活用しているっぽい。
しかし、ほんとこのシステム、面白いとは思うんだけれども、美味しかったら美味しかったで困るんだよな・・・・。
「また買いにいこう」と思ってても次の現場へ移動しているわけで。
そこで通販という手を考えるんだけど通販の手間を考えると一気に萎えるんだよな。
和のこの手の商品を作ってる会社ってのは義理がたくて。
昔8.9年前に梅干しをデパートでこの手の行商から買ったんだよね。
で、あまりにも美味しかったんだけどそこの会社が地方で催事場で売ってたら「通販で買いたいのでパンフレットみたいなのありますか?」と聞いたら「ダイレクトメールでもよいですか?」と。
で、住所と名前書いたら1年に4回位パンフレットが来るんですよ。いまだにそこから来るんだよね。
だけど、これまた面白いってか面倒なのだけど、どこもそうだと思うんだけど、そこから
直接買うと贈答用だけなんだよ!!!!!!
これが行商だとグラムで売ってくれるのに・・・・・。
行商から買うと便利なのになあ。
1人暮らしだと金持ってたとしても全部食べる前にダメになっちゃうんだよねえ。
行商からシジミ、さかな、めんたいこ、いくら、うめぼし、漬物を買ったらちゃんと会社をチェックして通販を調べるんだけど高いんだよ・・・・。
なんとかしてほしいなあ。
行商宅配システムみたいなのないかねえ、なんて考えるけどそんなシステム構築できるならとっくにでかい会社になってるしね。
デパートとかの催事場所での生もの系行商、一期一会みたいな感じで楽しんでいます。
行商写真あれこれ!
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