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ブギーナイツの館 - 青春の蹉跌から超暇人への道までを記すブログ

のんきな人です。とにかくどうでも良いブログ。

写真家ミロスラフ・ティッシ- Miroslav Tichy

2014-04-26 02:17:55 | 日記
本願寺月光蟲です。



写真家ミロスラフ・ティッシ- Miroslav Tichy、チェコのカメラマン。
先日、この人の話が、偶然知り合いのギタリストの口から出てきた。
アウトサイダーアートの一つとして分類される彼の写真・・・・。

元々、ミロスラフ・ティッシ-はどうも左寄りの思想だったようで、
1900年代半ばにチェコに政変が起こり共産主義が跋扈。
元々絵を描いていた彼は国に「労働者の絵を描きやがれ」と国が指導。
彼は反抗するわけだが共産主義相手に喧嘩を売るような絵ばかりを書き、当局にマーク。
しかもキチガイ扱いされ精神病院。
いやあ、精神病院てそういう使い方もあるんだよねえ。

で、彼は「もう、頭来た」とか思ったんだろう。
「おれは国に頼らないぜ」「国に喧嘩売ってやるぜ」とか思って(いや、わからんがw)、今度はカメラを手にする。
が、これが何故か女の盗撮ってか無許可撮り。

しかも、自作のわけわからんカメラを使ったわけです。









ワイドショー的にいうと「汚いオヤヂが盗撮して写真集を出した」みたいな事になってるみたいだが・・・・。
まあ、エロオヤジかどうかは正直わかんね。
反体制にエロは効果的だからね。
しかも盗撮というほんとに裸ばかりを狙ったりチラリズムばかり撮ってたら反体制以前にエロで捕まるだろう。
まあ、捕まったらしいんだけども、刑務所から出てきても出て来ても同じような乞食みたいな恰好でわけわからん汚いカメラを向けて撮ってたわけです。













しまいに「近所の怪しいオヤヂ」から「あんたまた撮ってんの?というか、そんなカメラで撮れるわけないよね」みたいになり。
でもまあ、ちゃんと撮れてたわけだが・・・・。
しまいに、ジモトの有名人に。そりゃそうだろう。
完全にいかれてるように見えるというか・・・。
こわそうなオヤヂから単にかわいそうな汚いオヤヂになったと思うゾ。
これが、アウトサイダーアートと評価されるから世の中面白いとも言える。
そもそも、彼のカメラなんかどう考えても不衛生な上に最低限の機能なんだし・・・・。
そりゃボケてる写真ばかりだろ・・・。

ただ、元々左翼思想ってのも相まって芸術家のように・・・・。
写真集高すぎ。
日本ではプレミアついてたりするんだよね。
10万とか・・・。

でも芸術家って本来こんな事だと思うんだよな。
特に伝説になるような人って。

今は認知症らしいんだけど、認知症になっても同じ写真撮ってるんではないかなあ?わからんけど。
ゲージツのように勿論見えるけど、、、私は美術や写真に知識なんか全くないし。
そもそも、ほんとはただのエロオヤジなだけで左翼思想はまた別だったのかもしれんし。

とかいうと怒られるのかなあ。素人の考えだと思って許してください。


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しょくにん

2014-04-26 01:50:33 | 日記
本願寺月光蟲です。

ちょい面白い本を読んでます。
その本に職人さん達の話が載っていて興味深い。
よく、手に職とは言うけど、それを意味するものの先は就職。
で、職人になるとフリーだから凄いとかアーティストなどと言われたりする。
が、今の日本における職人はイメージが全く違う。

女の人の職人が増えている。

かっこいいな、と思うが、職人に男も女も関係ない。

そもそも、職人の意見はやはり、会社のほうが落というものだ。
それは仕事全部自分でやっても取り分が少ないということ。

別に職人の本を読んでたわけではないんだけどね。
出てくるので細かく読んでるんだけど。

昔靴職人を目指している女と仲良くなった事がある。
が、やはり厳しそうだったわけです。
まずご飯を食べないといけないわけで、バイトする。
疲れて帰ってきて自主勉強。
そして週末は師匠みたいなとこに教えを乞いに行く。
自分の部屋は革を切ったり削ったりするから掃除も大変、皮を買ったりして勉強するのも金がかかりまくる。
やっと作れるようになったとこで、誰が買うのか?センスの問題、大量注文は無理、みたいなね。



就職というよりも「会社から仕事を貰える職人(フリー)」という人が今の時代食えるわけで。

んで、後はいまだに残る差別の問題があったりするらしい。
ああ、そうか、と思いながら熟読したのはそこだ。

皮革産業とかは元々同和の問題に行きついたりもする。
が、現代の日本でそんな事考えたりする弟子はいるわけがない。
今20歳の女の子が弟子入りする際本人は気にするわけがない。
むしろ今の時代は靴だのカバンだのを作る職人はかっこいいというイメージだろう。
だが・・・一部のアホな人間が関係と話を繋げてたりする。
そして、皮革のエリアというか名所というか、そういう場所??というか・・・。
皮を扱う職人になって店を出す場合、近所のアレな人がやめろとか言うパターンがいまだにあるという話にびっくり。

その本はそういう話や土地とも絡めて濃い話が出てくるので熟読してしまった。

三味線屋とウクレレ屋も職人の話が載っていたが、こっちも商売は厳しい。

日本の現代社会は職人はかなり生き難い時代なのかもしれない。
儲からないのはしょうがないとしても、食えないという不自由さが厳しい。
正直・・・100円ショップに似たようなものが売ってたら貧乏人はそっちを選ぶだろうし。
「たまの贅沢を」なんて思ったりしても子供ができたらそうそう頼めないしね。

職人さんも色々考えてるんだろうけど厳しいだろうなあ。

でも、なんだかんだで生きてるわけです。
そこには腕だけではない何か、そう、生きる知恵というか秘訣があるのかもしれない。
たくましいですよね、なんか。



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