ブギーナイツの館 - 青春の蹉跌から超暇人への道までを記すブログ

のんきな人です。とにかくどうでも良いブログ。

新宿 その4 はやしや 三平

2014-04-12 01:10:25 | 新宿
本願寺月光蟲です。

新宿。

20代の頃とにかくもう貧乏どころではなくて、色々諦めてた時期だったんです。
で、たまに行くなら「三平食堂」というのがありまして。







新宿東口、アルタの裏、歌舞伎町の門のななめ前にある大きなビル。
西口にもあってこっちは少し細いビルでヨドバシカメラの裏。

両方共「三平食堂」「三平酒量」というのがあるんです。
飲み屋のほうはともかく、この食堂のほうによく行ってました。

もう、なんでもあるんですよ。
海鮮、ナポリタン、カレー、とんかつ、ピザ、昭和のレストランそのもので。
でも、20代の当時は街中が凄く綺麗に見えて、自分はダメなやつなのになんとなく「きれいな店にいきたい」と思ってたわけで。
でも、お金はないし、見栄張りたくても背伸びもみっともないしで、結局この「三平食堂」で1人ご飯を食べる事が多かった。
なんといいますか、言葉は悪いんだけど「びんぼうくさい」みたいなね・・・。
でも物凄く通ったし、デートでも活用した覚えもあります。


だけど、30代になるとコロっとその存在を忘れるようになった。
あれだけ通ってたのに行かなくなった。

先日、「洋食食べたいな、昭和っぽい店で」と思ったら急に三平食堂を思い出した。
そして東口のほうにいってみたら「レストランはやしや」と名前が変わってた。





エレベーターが開くと昭和っぽい洋食屋の空気満載。







なんかメニューが少なくなったかな?
値段はあんま変わらないけどセットだけは昔と同じでかなりサービス良い。


うーむ。

エビフライ。





この味・・・昔のままです。

海老もなかなかです。



このコンソメスープも少し薄いままだ。



うーん。
そしてハヤシスパ。



うむ。

素晴らしい店だなあ。
貧乏くさくないよ。

美味しい。

なんだろね?昭和というか20代特有の見栄みたいなのって・・・。
今思うと恥ずかしい感じだなあ。
あれだよね、酒の味なんかわからないのにショットバーとかに行く子供みたいなさあ。
そういう感覚だったのかもしれないねえ。

よくないねえ、そういうのは。

大人になってこういうお店の良さがわかるって、なんか凄く良くない気がする。
親戚や恋人でも夫婦でも打ち合わせとかでも全然使えるし。

昭和24年とかが創業みたいで、これ、社長死んだらビル全部かわりそうだよね。
なくならないでほしいな。


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