晩鍾、狂ったように木魂するさなかで
あとどれだけ生きられるのかなんてまるでわからない、人生の終わりは以前より確かに親...
狼狽える詩人どもに
激しい痙攣のあと、強制終了のように訪れる眠りの中で見る悪夢にも似た感覚を...
無数の血膨れの夜
頭蓋骨の中で絨毯爆撃は繰り返され、その衝撃で俺の脳漿は四方八方を跳ね回り、幾つ...
路地で立ち止まっていたナミ
濡れた草のにおいがする薄暗い路地で 過ぎる時を噛み砕くように佇んでいる女 背...
たとえば小石の落ちる音のように
折れ曲がり、赤茶色に錆びた釘…珊瑚のように歪で不吉なライン、頭...
真夜中はマシンガンのビートで
もはや狂気が正気になっちまって、俺の日常はどす黒い憎悪と底無しの生への渇望の渦...
砂の中のスイム、充血した水晶体、それから脈絡のない明け方の夢
無頭症の胎児の寝息が内耳で呪詛になる日、罫線の中の鉛筆の芯は血のように赤く、...
入口で遊ぶのはずいぶん昔にやめたんだ
枕元の書見台のモリッシー、得体の知れない詞に溺れてる、冷たさに心が疲れ...
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事