皆さんはじめまして、kubelと申します。
今回はこの3月に撮影した天体写真を見て頂こうかなと思い、今日は自分のブログから出張してきました。
休館になり早一ヶ月が過ぎ、また休館期間の延長により望遠鏡にて星々を観ることがしばらくお預けになっていますね。
今回紹介するのは、おおぐま座のしっぽの近くで観ることができる銀河です。
おおぐま座は北斗七星で知られる大きな熊の姿をした星座です。
ちょうど撮影した時間の空には、おおぐま座はこんな姿になっていますよ。
今の時期、天体撮影をする夜遅い時間帯はひっくり返った熊さんが当たり前になっています。
撮影した場所は東峰村の小石原です。北斗七星に、撮影に使う機材の望遠鏡にカメラと赤道義を撮ってみました。
この時は小型の望遠鏡でしたが、撮影する天体によってはもっと大きな望遠鏡を赤道義に載せます。
おまたせしました、回転花火銀河の名称を持つメシエ天体のM101です。
その名の通り回転花火に見えませんか?
さらに写真には左上と右下に星の点とは違うものが見えませんか?
左上はNGC5422と右下はNGC5474の判銀河(大きな銀河の周囲を公転する銀河)です。
望遠鏡で覗くと淡く大きな光芒で、目を凝らしてみると明るい中心部から渦の腕が出ているのが確認できます。
次は子持ち銀河の名称を持つメシエ天体のM51です。
大きな渦巻銀河のすぐ横に繋がる様に判銀河があり、この二つを含めて子持ち銀河と呼びます。
おおぐま座の近くにありますが、りょうけん座の銀河です。
望遠鏡で覗くとボンヤリと渦巻きが確認できます、空の状態が良ければ判銀河に伸びる姿が見ることができます。
いかがでしたか?春の星座は夏や冬に比べて少し寂しい感じがしますが、銀河をたくさん見れる時期でもあります。
次回は別の銀河を案内できればと思います。
「晴れた夜は空を眺めよう」kubel(キューベル)