春日市白水大池公園 星の館

街中にある天文台で星空にとけ込もう

春のダブルスターをみよう

2020年03月13日 | 星空解説

こんにちは、坂井です(*^-^*)

 

昨日、備品修理のために星の館へ行ったらなんと、ボランティアスタッフのNさんと会いました。

普段晴れている日はほぼ来ていただいているボランティアさんなのですが、どうやらお散歩で星の館に来ていたようです。

『突然休館になり、早2週間。こんなに星の館に来ないとソワソワして仕方なくて…』とおっしゃっていました。

 

わかります!!!笑

 

星の館は愛されているなぁ、と嬉しく感じる瞬間でした(*´Д`)

 

 

 

 

さて、今週のブログは『春のダブルスターをみよう』です☆★彡

 

 

 

【1】ダブルスターって、なぁに?

はい! 二重星(にじゅうせい)のことです(*´Д`)カッコつけて英語で言ってみました!笑

 

二重星というのはですねぇ、

①地球から見て同じ方向に、星がすごく近くに2つあるように見える天体

 

②肉眼(自分の目だけ)では1つに見えるが、望遠鏡などで拡大してみると2つに分かれて見える星のことをいう場合が多い

 

です。

読んで字のごとく、なって見える、です。

 

 

 

では、実際の夜空で探してみましょう。

 

これは、3月13日(金) 午後9時の空の様子です。

北東付近には“北斗七星(ほくとしちせい)”と呼ばれる有名な星の並びがあります。

北斗七星の一番下の星からちょっと東側に目を向けると“りょうけん座”というカワイイ2匹の犬の星座があります。

 

 

これがりょうけん座です。

漢字で書くと“猟犬”。ハンティングドッグですね!

 

 

 

…はっ!!!Σ( ゚Д゚)またカッコつけ英語が!!

 

 

 

 

それはさておき、このりょうけん座で一番明るい星“コル・カロリ”に目を向けてみましょう。

 

 

 

この星座絵ではちょうど一匹の犬の首輪のところにあるハートの飾りの部分にあたります。

 

この星は三等星です。白水大池公園からでも星の位置を知っている人なら肉眼(自分の目だけ)で見えるはずです。

でも肉眼では1つにしか見えません。

 

 

 

でも、、、

望遠鏡でコル・カロリを見てみると…

 

 

 

 

 

 

ほら!!

このように2つの星が仲良く寄り添っている姿を見ることができます。

この画像では同じ色のようになっていますが、本来は星の色の違いがわかる美しい星々です。

 

コル・カロリと表記すると、片方が『コル』で、もう片方が『カロリ』と思われがちですが、

もともと肉眼で1つに見えている状態で『コル・カロリ』です( *´艸`)

この名前がついた頃にはそこに2つ星があるなんて知らなかったでしょうからね!

 

 

 

 

 

 

 

【今日のまとめ】

肉眼(自分の目だけ)で見ると1つなのに、望遠鏡を向けてみると2つの星が寄り添っている姿が見られる。

地球から見て同じ方向になって見える

 

それが二重星(にじゅうせい)です。

 

 

では、また明日☆彡

 

 

 

 

 

そういえば、今年は雪がほとんど降りませんでしたねぇ…。

雪が降ったら降ったで大変だけど、降らないと冬らしさがなくて寂しいなぁ。

 

 

数年前の大雪の日の写真。

どうだ!!!すごいデカイだろ!!!!

 

 

 

明日はこの写真の秘密にも迫ります。

いかにしてさかいさんがこの超巨大ゆきだるまを作り上げたのか…

 

 

 

 

 

 

さかい

☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆ 

星の館は『学べる天文台』  
休館中でもみなさまに星を届けます☆彡     
白水大池公園 星の館  ホームページ

☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 開館への準備 | トップ | 春のダブルスターをみよう ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿