室蘭では31日の白鳥台小学校の運動会を皮切りに、6月まで各小学校で運動会が行われます。以前はほとんどの小学校で5月中に行われていましたが、寒さの影響で体調を崩す子どもが多く、見るほうも寒さの中での観戦で、各校のPTAからも時期の見直しが出来ないか、などの要望がかなりありました。しかし、なかなか話し合いが進まず、進展は見られませんでした。それが10年前の白鳥大橋開通記念行事の関係で、運動会の開催がずれ、比較的暖かい6月になって現在に至ってます。あまり知られていませんが、これも白鳥大橋の大きな功績のひとつです。幼稚園では秋に運動会をおこなうところが多いと聞いていますが、北海道は秋の気候が穏やかで、まだ暖かいため子どものためにもいいことだと思います。小学校も秋の運動会を考えてもいいのではと思いますが、学校としては1学期の運動会、2学期の学芸会とのパターンを変えるのはかなり難しものがあるようです。(なにが難しいのかは、わかりませんが?)いずれにしても屋外行事なので天候が一番心配です。一生懸命に練習した成果が如何なく発揮できるよう、お祈りしています。
旧私立病院にあった樹齢約70年の木、「神樹」が解体後の跡地に移植されましたが、残念ながら根づかずに枯れてしまい倒壊の危険などから伐採されました。しかし、存続運動もあった由緒ある木だったため、その活用方法について色々と考えた結果、室蘭在住の彫刻家、高橋昭五郎先生に作品として甦らせていただけないか、お願いしたところ快く引き受けていただき、このたび完成し「感謝」と名づけられました。この作品は6月から札幌の道立近代美術館で開催される「北海道立体表現展」へ出展後、室蘭ライオンズクラブが購入し50周年記念事業の一環として市立病院へ寄贈することに決まりました。長い間外から病院を見守ってきた木「神樹」が、今度は彫刻作品「感謝」として中から病院を見守っていくことになり、かかわってきた私としてもうれしい限りです。作品は病院ロビーに設置される予定となっていますので、多くの皆様に触れていただき、「感謝」の気持ちを思い起こしていただけたらと思います。(設置の日時は未定です。決まり次第お知らせします。)
昨日は26日に開催される第1回市議会臨時会についての会派説明会がありました。議題は①平成20年度室蘭市一般会計補正予算(第1号)、②平成20年度室蘭市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、③平成20年度室蘭市老人保健特別会計補正予算(第1号)、④室蘭市手数料条例中一部改正の件⑤先決処分について承認を求める件(平成19年度室蘭市一般会計補正予算)⑥先決処分について承認を求める件(室蘭市税条例及び室蘭市都市計画税条例の一部を改正する条例)の6つです。その後開かれた議会運営委員会で第1号議案について1会派から討論の上簡易採決を求める旨発言があり、発言は3回以内、時間は良識の範囲内でとのことで全会一致で了承しました。今日はこれから苫小牧で行われる大会に出席し、戻ったら高砂3丁目公園で開催される「わしべつ川沿い桜まつり」に出かけてこようと思っています。このお祭りは地域の皆さんが協力して、地域の活性化と親睦を深めるため手作りで始めたもので、今年で9回目を数え、今や室蘭でも有数の規模のお祭りとなっています。私も以前この地域にお世話になっていたときには、実行委員としてかかわっていただけに、感慨無量といった所です。ただ天気がちょっと気がかりですが・・・?盛会を祈りつつ、まずは苫小牧へ行ってきます
仙台市では「杜の都の学校教育」について視察してきました。教育指導課長の熱い思いがこもった説明を聞いていると、仙台市では教育に力を入れていてることが、ひしひしと伝わってきました。特に「仙台じぶんづくり教育(中学校における職場体験活動)」は特筆すべき成果を挙げています。この取り組みは総合学習の時間を総取りして事前教育の後、市内の協力してくれる各職場でアルバイトや新入社員と同じように5日間連続して働くことにより、勤労観、職業観など自立する力をはぐくむきっかけとなっています。職場体験後の生徒に対するアンケートで何をもっと身に着けたいか、と聞いたところ教科の学力が27%・人とかかわる力やコミュニケーション能力24%・礼儀や言葉遣いなどの基本的なマナー20%と、総じて自分のスキルアップにかかわる力をつけたいとの回答が多数をしめました。特に学力の必要性を再認識した生徒が多く、その後の学力向上にも大変役立っているとのことです。また協力した事業所でも、社会貢献ができた、中学生とのかかわりが持て、中学生の生の姿を知ることができた、地域や学校とのつながりができたなど、お互いによい結果をもたらしたいます。また、先生たちも長期間市内の民間企業で職業研修を行い、組織や経営理念、人材育成等について幅広く研修し、社会の構成員としての視野を広げるとともに資質の向上や指導力の充実をはかるなど、教師としてのスキルアップにつなげています。他にも全国学力テストとは別に仙台市独自で学力検査を小学校1・2年は国語と算数、2年生以上は国・算・社・理、中学生は主要5教科で行って、教科ごとに詳細に分析して、指導方法に生かしています。また、小学校高学年では国語と算数で学科担任制を導入したり小中一貫教育をモデル事業として研究したり、子どもと親が一緒に取り組めるような市独自の問題集を作成したり、発達障害で特別に配慮が必要な子どもたちを理解してもらえるよう、教職員向けと保護者向けのパンフレットを作成して全部の関係者に配布するなど先進的な取り組みが行われています。
仙台市の教育行政からは学ぶべき所がたくさんあると感じた視察でした。
仙台市の教育行政からは学ぶべき所がたくさんあると感じた視察でした。
今日は岡山市での「事業仕分け」についての報告です。岡山市において行政の役割とは、各種行政サービスの提供によって住民の福祉の増進に努めるとともに、市民が生き生きと働き、家族や地域の人々が豊かな生活と連帯を築いていくことを支援することであり、納税者である市民に対して、民主的にして能率的な行政の確保と最小の経費で最大の効果を挙げる行政サービスを提供しなければならない、との理念に基づき、平成18年度からすべての事務事業について行政サービス基本台帳を作成して「行政サービスの棚卸し」をおこない、市の事務事業に対する税金投入の優先度や、あるべき実施主体を評価する「事業仕分け」を実施しています。その結果、平成19年度では事務事業の廃止17件を含め縮小や民間委託、業務のやり方を改善など、510件で40億4,800万円の削減が達成されました。岡山市は人口約70万人で現在政令指定都市をめざした取り組みを進めています。一般会計の当初予算が約2,212億円で全会計の予算規模が約4,660億円にもなる中での40億4,800万円の削減は、室蘭市のような再生団体入りが現実味を持っている小規模な都市から見て、まだまだのような気がします・・・・?でも、なにもしないでいるよりは小さな取り組みでも、それを重ねていくことにより、大きな成果につながるのも事実です。