成年後見人の申請後、調査官の面接があるので、当事者のA子さんを伴い家庭裁判所に行きました。まず驚いたのは、玄関で空港の搭乗口のようなチェックを受けたことです。持ち物検査で、私はバッグにいつも入れているソーイングセットの小さなハサミが引っかかりました。
「えーーっ、これが刃物になるんですかー?!」という私に、警備員さんは苦笑いしながらも「一応ハサミはダメということになっているので・・・」と。 仕方なく、駐車場に停めてある車に置きに行きました。歯渡り15ミリでも、確かに、これハサミですけど。
数年前息子の裁判の傍聴で名古屋の地裁へ行った際も、こんなチェックを受けたかなあ。あの時は、ともかく怒り心頭で気が張っていたから、チェック云々など気に留まらなかったのかなあ? 大昔若かりし頃、裁判所の電話交換室をちょっと覗かせてもらった記憶があるけど、あれは夢かまぼろしか、古き良き時代の思い出か。
後見人を依頼する弁護士さん、保佐をお願いするケアマネのOさん、当事者、そして付添の私の4人で調査官の面接をうけました。当事者のA子さんは緊張して、いつもなら答えられる兄妹の名前や実の子の名前も答えられません。「大丈夫ですよ。全部答えられるようでしたら、こういうことは必要ないのですから」と調査官の方は、優しく丁寧でした。
付添の私は、事前に聞いていた話では別室で待つということでしたが、同室してもいいというので、後ろの席に座って話を聞くことができました。A子さんからの聞き取りは約1時間余り、その後A子さんと私は別室で待機させられて、弁護士さんとOさんの二人だけの聞き取りが約30分余りで終了。
その後一ヵ月くらいで結論が出て、正式に後見人と保佐が決まるそうです。
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