「ブリーバーグー」 畜産系缶詰
コンビーフ・・・正しくはコーンドビーフ。
塩漬け牛肉の意味であります。
で、皆様はもう一つ呼び名があるのをご存知でしょうか?
BULLY BEEF(ブリービーフ)と言う名前なのであります。このブリーと言うのはいじめるとかいじめっ子とか威張るとかホッケーの試合開始とかの意味がありますが、缶詰牛肉の意味もあります。

このブリービーフはオーストラリア軍ではこんな感じの缶詰だったらしいです
いろろ調べてみますと、オーストラリアではコンビーフよりもブリーと呼ぶ方が一般的であったようです。
コンビーフは、もともとアイルランドの料理で、英国海軍が軍用食として採用して広まった缶詰だったので、英連邦の一員で畜産業の盛んなオーストラリアでもかなり作られ、軍に納入されたようです。
しかし、オーストラリア製のコンビーフは、品質にバラツキがあり、脂肪分だらけの缶詰が多く、暑いアフリカ戦線で開缶すると、ドベ~ッと脂肪が流れ出したりするようなものが多く、ANZAC(オーストラリア・ニュージーランド混成部隊)兵士の間では、嫌いなものの代名詞のようにも使われてもいたらしいですね。
さて、なぜかここのところ英国本ばかり読んでいたので、少し違う方向に行ったはずの私ですが、ドイツの本とアメリカの本と日本の本を読みましたら、やはり英国本に戻ってきてしまったのであります。

勿論、私が読んだのは翻訳本ですよ(^^
そのお話、「砂漠の狐を狩れ」第2次大戦のアフリカ戦線の英国軍特殊部隊の話なのです。
砂漠の狐と言うのはカップうどんの名前ではなく、ドイツの名将「エルウィン・ロンメル」将軍のことでありまして、あまりに優秀なこの敵将軍を、イギリス軍がなんとか暗殺しようとするお話であります。
その話のなかで最前線で英国兵が食べている料理だか糧食だかに、「ブリーバーグー」と言う料理が出てきました
本には牛肉とビスケットをごちゃまぜにしたものと説明がありましたが、なんとも漠然としているので色々調べてみましたところ・・・・やはり良くわからないのですが、ビーフ&ビスケットで調べてみましたら・・・やはり良くは判らない・・・
ブリーバーグーのスペルでも判れば良いのですが・・・・どうやってもヒットしませんね・・・。
で、たぶんこれだと思える料理がビーフ&ビスケット。
ビスケットと言うのは。日本でいうお菓子ではありませんし、ケッタッキーフライドチキンのメニューにあるような柔らかいパンのようなものでもありません。英国軍ではビスケットとは乾パンのことであります。
この乾パン、ハードタックとも呼ばれ、あまりの硬さに鉄の板なんぞとも呼ばれていました。
これをコンビーフ缶で作ったシチューに入れるのがブリーバーグーのようであります。
違うかもしれないけれど、面倒なので私が勝手にこれをブリーバーグーと認定します・・・文句あっか?

英国の兵隊さんも文句は無いそうであります
認定式が終了しましたし、どうしても食べてみたくなったので作成にかかります。
先ずはコンビーフのシチューであります。
これはイギリス軍の歴史を調べてみて、そこの中に発見したレシピであります。
材料はBullyBeefとジェリー、その場でで手に入る野菜、塩、胡椒、ビネガー、砂糖・・あればカレー粉。
これは戦場にあるからこのような質素な材料ではなく、英国料理だからこんな材料・・のような気がしますね
ところでジェリーというのは何かと思ったら、ビーフから抽出したジェリーと書いてあったので、昔は煮凍りのようにしてビーフスープを運んでいたのかもしれません。
まあ、多分ビーフブイヨンのことらしいので「コンソメの素」で良さそうです。
又、野菜は手に入るものとなってますが、ま、こんなところで良いかな?
戦場ではタンポポとかの野草も良く使ったらしいですね。

英国軍はカレー粉を良く使うそうです。昔はインドの宗主国でありましたから、英国軍は伝統的にカレー料理を食べるそうで、それが大英帝国海軍に教えを受けた我が大日本帝国海軍に伝わり、今でも日本国自衛隊ではカレーを食べる習慣が残っているのであります・・そんな事は知っているから早く先に行けって?・・・・ドーモスイマセンでした。
さて、カレー粉は色々なスパイスの集合体でありますから、使い方ではカレー料理だけでなく、純粋にスパイスとして使用できます。色々なスパイスを持ち歩かなくて済むのは便利です。野草なんかにも合いますし、キャンプなんかにもお勧めですよ。
、

野菜を大降りに切って飯盒にブイヨンキューブと一緒に入れて水を入れて火にかけます。
適当にザクザクと大きく切って大丈夫だから、まな板なんかは必要なしで、ナイフが一振りあれば作れます。
この辺も軍隊の食事に適しています。と、言うことは、キャンプの料理としても大変優れてますね。ブリービーフは醤油にも合うから和風もできますか?茸なんかをたくさん入れても良いカナ?

うんと弱火でもしっかり蓋をした飯盒はしっかり沸騰してくれます。
飯盒は食器にもなるし、燃料の節約にも優れていますね。

昔は一缶なんて平気で食べられたのに・・・・いまは半分も無理・・・トシダナァ・・・

コンビーフを半分入れて、そばに合ったキャベツの切れ端も入れちゃいます。
このキャベツが大正解でありました。

皿に乾パンを並べておきます。写真撮影の為に綺麗に起きましたが、実際には手で割って更に盛っておいた方が良いですね。もしくは鍋に入れて煮ちゃっても良いかもしれません。

出来上がり・・・見た目が悪いですね~・・・・ま、問題は味ですから・・・・
しかし、味と言っても・・・あの英連邦の兵隊さんたちが戦場で食べていた料理と言うか、もはや燃料のようなものですから・・・・と、思っていたら・・アレ?案外美味しい
カレー粉はホントに少しにしたので、スパイスとして香りが残っているだけでカレー料理にはなっていません。
カレー粉をスパイスとして使うというのはアリですね!この技もキャンプで使えます。

このメニューは普段食べたいとは思わないでしょうが(食べたい人もイルカナ?)、果てしなく応用が利くので、キャンプとか災害時なんぞの為にに覚えておくと良いと思います。
なんかあったとき、幼児や年寄りに乾パンは無理ですもんね~・・・。
で、覚えるためには作ってみるのが一番!絶対失敗しないコンビーフと乾パンのスープ。
明日は台風が来そうですし、ちょっとやってみます?
塩漬け牛肉の意味であります。
で、皆様はもう一つ呼び名があるのをご存知でしょうか?
BULLY BEEF(ブリービーフ)と言う名前なのであります。このブリーと言うのはいじめるとかいじめっ子とか威張るとかホッケーの試合開始とかの意味がありますが、缶詰牛肉の意味もあります。

このブリービーフはオーストラリア軍ではこんな感じの缶詰だったらしいです
いろろ調べてみますと、オーストラリアではコンビーフよりもブリーと呼ぶ方が一般的であったようです。
コンビーフは、もともとアイルランドの料理で、英国海軍が軍用食として採用して広まった缶詰だったので、英連邦の一員で畜産業の盛んなオーストラリアでもかなり作られ、軍に納入されたようです。
しかし、オーストラリア製のコンビーフは、品質にバラツキがあり、脂肪分だらけの缶詰が多く、暑いアフリカ戦線で開缶すると、ドベ~ッと脂肪が流れ出したりするようなものが多く、ANZAC(オーストラリア・ニュージーランド混成部隊)兵士の間では、嫌いなものの代名詞のようにも使われてもいたらしいですね。
さて、なぜかここのところ英国本ばかり読んでいたので、少し違う方向に行ったはずの私ですが、ドイツの本とアメリカの本と日本の本を読みましたら、やはり英国本に戻ってきてしまったのであります。

勿論、私が読んだのは翻訳本ですよ(^^
そのお話、「砂漠の狐を狩れ」第2次大戦のアフリカ戦線の英国軍特殊部隊の話なのです。
砂漠の狐と言うのはカップうどんの名前ではなく、ドイツの名将「エルウィン・ロンメル」将軍のことでありまして、あまりに優秀なこの敵将軍を、イギリス軍がなんとか暗殺しようとするお話であります。
その話のなかで最前線で英国兵が食べている料理だか糧食だかに、「ブリーバーグー」と言う料理が出てきました
本には牛肉とビスケットをごちゃまぜにしたものと説明がありましたが、なんとも漠然としているので色々調べてみましたところ・・・・やはり良くわからないのですが、ビーフ&ビスケットで調べてみましたら・・・やはり良くは判らない・・・

ブリーバーグーのスペルでも判れば良いのですが・・・・どうやってもヒットしませんね・・・。
で、たぶんこれだと思える料理がビーフ&ビスケット。
ビスケットと言うのは。日本でいうお菓子ではありませんし、ケッタッキーフライドチキンのメニューにあるような柔らかいパンのようなものでもありません。英国軍ではビスケットとは乾パンのことであります。
この乾パン、ハードタックとも呼ばれ、あまりの硬さに鉄の板なんぞとも呼ばれていました。
これをコンビーフ缶で作ったシチューに入れるのがブリーバーグーのようであります。
違うかもしれないけれど、面倒なので私が勝手にこれをブリーバーグーと認定します・・・文句あっか?

英国の兵隊さんも文句は無いそうであります
認定式が終了しましたし、どうしても食べてみたくなったので作成にかかります。

先ずはコンビーフのシチューであります。
これはイギリス軍の歴史を調べてみて、そこの中に発見したレシピであります。
材料はBullyBeefとジェリー、その場でで手に入る野菜、塩、胡椒、ビネガー、砂糖・・あればカレー粉。
これは戦場にあるからこのような質素な材料ではなく、英国料理だからこんな材料・・のような気がしますね

ところでジェリーというのは何かと思ったら、ビーフから抽出したジェリーと書いてあったので、昔は煮凍りのようにしてビーフスープを運んでいたのかもしれません。
まあ、多分ビーフブイヨンのことらしいので「コンソメの素」で良さそうです。
又、野菜は手に入るものとなってますが、ま、こんなところで良いかな?
戦場ではタンポポとかの野草も良く使ったらしいですね。

英国軍はカレー粉を良く使うそうです。昔はインドの宗主国でありましたから、英国軍は伝統的にカレー料理を食べるそうで、それが大英帝国海軍に教えを受けた我が大日本帝国海軍に伝わり、今でも日本国自衛隊ではカレーを食べる習慣が残っているのであります・・そんな事は知っているから早く先に行けって?・・・・ドーモスイマセンでした。
さて、カレー粉は色々なスパイスの集合体でありますから、使い方ではカレー料理だけでなく、純粋にスパイスとして使用できます。色々なスパイスを持ち歩かなくて済むのは便利です。野草なんかにも合いますし、キャンプなんかにもお勧めですよ。
、

野菜を大降りに切って飯盒にブイヨンキューブと一緒に入れて水を入れて火にかけます。
適当にザクザクと大きく切って大丈夫だから、まな板なんかは必要なしで、ナイフが一振りあれば作れます。
この辺も軍隊の食事に適しています。と、言うことは、キャンプの料理としても大変優れてますね。ブリービーフは醤油にも合うから和風もできますか?茸なんかをたくさん入れても良いカナ?

うんと弱火でもしっかり蓋をした飯盒はしっかり沸騰してくれます。
飯盒は食器にもなるし、燃料の節約にも優れていますね。

昔は一缶なんて平気で食べられたのに・・・・いまは半分も無理・・・トシダナァ・・・

コンビーフを半分入れて、そばに合ったキャベツの切れ端も入れちゃいます。
このキャベツが大正解でありました。

皿に乾パンを並べておきます。写真撮影の為に綺麗に起きましたが、実際には手で割って更に盛っておいた方が良いですね。もしくは鍋に入れて煮ちゃっても良いかもしれません。

出来上がり・・・見た目が悪いですね~・・・・ま、問題は味ですから・・・・

しかし、味と言っても・・・あの英連邦の兵隊さんたちが戦場で食べていた料理と言うか、もはや燃料のようなものですから・・・・と、思っていたら・・アレ?案外美味しい

カレー粉はホントに少しにしたので、スパイスとして香りが残っているだけでカレー料理にはなっていません。
カレー粉をスパイスとして使うというのはアリですね!この技もキャンプで使えます。

このメニューは普段食べたいとは思わないでしょうが(食べたい人もイルカナ?)、果てしなく応用が利くので、キャンプとか災害時なんぞの為にに覚えておくと良いと思います。
なんかあったとき、幼児や年寄りに乾パンは無理ですもんね~・・・。
で、覚えるためには作ってみるのが一番!絶対失敗しないコンビーフと乾パンのスープ。
明日は台風が来そうですし、ちょっとやってみます?
