缶詰が好きです

以前のプロバイダーが閉鎖になるので、Gooブログに引っ越してきた、缶詰が好きな、ダメ料理人のブログです。

非常食

2022年07月25日 | 軍隊料理
「非常食」  戦闘糧食
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安全な場所からこんなことを言うのも僭越だと思いますが、被災した方々の避難所の生活は大変なご苦労だと思います。
心よりお見舞い申し上げます。

避難所では水・食料・防寒具や暖房器具・灯油・ガソリンがまだまだ必要なのだと思います。
あと、ひょっとしたら小さくてもなにか楽しみが必要ではないかと思います。

もし食事に少しでも楽しみを付け加えることができればと思い、こんなことをしてみました。

非常食のアルファ米に缶詰を入れてつくる鶏飯。

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なかにスプーンが入っていて、お湯があれば20~30分程度、水でも1時間程度で食べられる状態にすることが出来る炊き込みご飯です。

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開封してスプーンと脱酸素剤を取り出し、なかに書いてある線のところまでお湯をいれて封をして20分ほど待てば出来上がりです。

さてこれだけで食べるものではありますが、少しでも料理をする楽しみを味わえないかと思い、缶詰をなかに入れて鶏飯にしてみました。

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缶詰のヤキトリを投入する。

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線が見えなくなっちゃったけれど、大体の量のお湯を勘で入れる。

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キッチリと封をして20ほど待つ。

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出来上がり

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これは非常に美味い!ホントです!

料理なんてものじゃありません。只、缶詰を入れただけです。でも凄く美味しいです。
まだまだ救援物資が充分に届いていないと思いますが、もしできそうな状況になったら是非試してみてください。
大人にはくだらないことだとは思いますが、こんなつまらないことでも、避難している子供たちと一緒にやったら、子供たちの小さな楽しみになるのではないかと思って作ってみました。
白飯にサンマの蒲焼缶詰とか、鰯の醤油煮缶詰とか、手に入る材料で、子供達に選ばせて子供たちに作らせる。
「ウマ~イ!アハハ」とか「ゲー、マズイ!ギャハハ」とか・・・子供たちが笑う時間ができれば良いなと思います。

子供たちの笑い声が聞こえたら、それこそが希望なのだと思います。

安全な東京に居て、本当に空疎で無責任で余計なお世話だと思います。
ですが言わずにはいられません。

どうか負けないでください。皆で助け合って「必ず」立ち直りましょう。

ブテチゲ

2022年07月25日 | 軍隊料理
「ブテチゲとブテごはん」  料理


そろそろ鍋の季節になってきまして、そうなると我が家では鍋が多いです。もう、2回に一回はナベです。鍋は野菜がたくさん摂れますし、酒の肴にもちょうどいいし、子供達も好き嫌いをあまり言わずに食べるし、手間はあまりかからないし、レパートリーが非常にたくさんあるから飽きないし、調理に脂を使わないのでダイエットにも良いし、会話が弾んで家族で食べるのが楽しいし・・・・・なべちゃん、イイネ

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で、良くキムチ鍋も食べるのですが、いつも入れてみたい具材があるのですが、家族のダメ出しが非常に強く、毎回見果てぬ夢に終わっていました。
その具材とは・・・・・このCMのあとで!

ここんとこ、フェイスブックでサンフランシスコの思い出と、そのころの音楽とについて駄文を書いていまして・・・また、仕事も再開してまだ2年一寸なので変に空回りした忙しさで、しっかりと時間を掛けないと書けないこのBlogをサボっていました・・・
1980年のジュークボックス
50歳代の方なら、あ、あんな唄あったな~・・・と思い出すような洋楽をメインに書いておりますので、良かったら覗いてやってください。

で、良くキムチ鍋も食べるのですが、いつも入れてみたい具材があるのですが、家族のダメ出しが非常に強く、毎回見果てぬ夢に終わっていました。
その具材とは・・・・畜産缶詰の王様、スパムさんです!

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スパイスドハムでスパム!
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今回はスパムが無かったのでランチョンミート(^^
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ブテチゲと言うのは韓国語で軍隊ナベというような意味らしく、ブテと言うのは部隊のこと、チゲは鍋のことらしいです。
で、なんで軍隊ナベなのかと言いますと、韓国の伝説によると、朝鮮動乱のとき国土が戦場になった韓国は食糧自給が困難になり、食べ物をもとめて米軍基地から残り物を貰って、なんだか判らないものでもバンバン鍋にち込んで作ったのがブテチゲ・軍隊ナベだそうです。ですから当然米軍の主菜であるところのスパムの缶詰も鍋に入れる訳です。
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ブテチゲにはスパムとインスタントラーメンが必ず入るそうです。

・・・・・・家族が食べ終わったのを見計らって・・・・と一緒に入れちゃった

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アレ?・・・ウマイヨォ、これ!
なんか肉のはんぺんみたいでウマイですね!キムチには豚が合うのかな?

もうひとつ軍隊ゴハン。今度はアメリカのゴハン。

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米軍の戦闘糧食 MRE=MealReady to Eat

今回はポークリブとクラムチャウダー、スナックブレッド、チーズスプレッド、スウィートは無し。ドリンクにコーヒー、砂糖、タバスコ、塩、胡椒がセットに入っています。

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スナックブレッドとチーズスプレッド。
これは小麦となにか判らないもので作られた、ビスケットとパンの中間みたいなモノ。チーズスプレッドはチェダーチーズみたいな味がするなにか脂っぽいモノ。
食べると口中の唾液を一機に吸い込んで、口の中がパサパサのモソモソになります。不味さ指数3です。

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ポークリブ ポークリブバーガーに入っているリブです。
味は・・・・サラサラしたソースで、バーベキュー風味のような・・・・不味さ指数2

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クラムチャウダー・・・ボストン風でポテトとクラム、玉ねぎ・・・のようなものがミルクに似た色の液体で煮てあります。
レトルトなので湯で温めて皿に移します。さて皿に開けた瞬間、2mくらい離れていた妻が「クサイ!クサイ!クサイ!クサイ!」と騒ぎ出しました。それは妻がデング熱になってうなされた訳ではなく、クラムチャウダーが臭かったからです。
ホント、これほどひどい食べ物、食べ物と呼ぶには差し支えがあるようなモノを見たのは初めてでありました。

いや~・・・今回はさすがに廃棄させていただきました。賞味期限は切れているので何とも言えませんが、しかし、これを食べさせられる兵隊さんはかわいそうだねぇ・・・。

そんな訳で軍隊ゴハン二つ盛り・・・・しみじみと思うのは・・・平和がいいな~
 

海軍カレー

2022年07月25日 | 軍隊料理
「海軍のカレー」  料理
なんとなくカレーのことを考えていたら、昔のテレビを思い出したとです・・・・主人公のオヤジはカレーが大好物とですが、食べるときにソースをダバダバッとかけて食べるとです。
すると、親父の子供たちが「なんか、品のなかね~」と怒ったりするとですよ。ドラマの役作りいうやつですばい。ヒロシです。

ま、兎に角、若い人には意味が判らんと思いますが、その昔、カレーにソースをかける食べ方と言うのがあったとです。え?今でもそうして食べるもんがおるとですか?ウソではないとですね?ふ~ん・・まだおるんかの~と、思っていたら・・・関西では今でもフツーにカレーにソースをかけるそうで・・そういえば・・・焼売や肉まんにもソースかけますね。大阪を中心にしたソース文化なのでしょうか?・・・文化的侵略がありませんように・・・(^^

しかし、そもそもどうしてソースかけたのかな?昔はカレー粉でカレーを作っていて、今のようなカレールーで作るカレーとは違い、コクが薄かったので、ソースをかけて食べるようになったとか、単にカレーは高級品で、カレーの量と米の量のバランスが悪く、カレーが足りなくなり、仕方なくソースをかけて食べたとか、洋食にはソースをかけるものと思い込んでいたからとか・・・どれも本当のような気がしますね。
こうなるとカレーについて少し調べなければならないような気がしてきました。

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今も英国ではこのような軍に因んだカレー粉を作っております・・・欲しいな~

カレーは勿論インドの食べ物ですが、インドでは食事を作る度にスパイスを合わせます。ですが、これは外国人には真似できません。外国人にも作れるカレー料理の為に考案されたのが、各種スパイスを混ぜ合わせたカレー粉でした。

これは1700年代後半にはもうあったらしいです。そしてイギリスでは19世紀になって市販されるようになったそうです。
当時の海軍の軍艦の食事は、毎日同じシチュー料理で、とてもじゃないけれど飽きが来てウンザリという食事でしたが、このカレー粉ができたおかげでシチューに変化が付けられて、みんな大喜びしたそうな・・・^_^

さて明治を迎えた日本では海軍が創設されましたが、水兵たちが脚気に掛かる率が高く、落命する者後を絶たずというような状況になっておりました。当時は脚気はビタミンの不足と言うのが判らず、伝染病と思っていましたので、脚気を克服することが出来ずにいました。
やがて食事が原因と言うことに気付きだし、日本海軍の先生であるところの英国海軍の食事を範としてメニューを作りました。
そのときに輸入されたメニューが英国海軍式カレーシチュー。野菜と一緒に食べられるので脚気に良いと思われ、さらに米は麦飯にして脚気を防ぐのに役立ったそうです。
これはそのまま日本海軍に採用されましたが、米食の日本海軍では、シャバシャバのスープカレーはご飯に絡みづらく、食べにくかったようで、やがて現在のトロミの強いドロッとしたカレーになり、直接ご飯に混ぜてスプーンで食べると言う方式が確立されたそうです。
このドロッとしたカレーは揺れる船内ではこぼれにくいという利点もあったそうです。

そんな訳で英国海軍カレーのようなものを作ってみようと色々調べたのですが、英国海軍のレシピが見つかりません。
で、イギリスのカレー料理の色々調べますと、基本は私たちが作っているカレーとほとんど同じです・・・当たり前ですね。アチラが先輩なんですから'_';
つまり、具を炒めてカレー粉をまぶして水等をいれて煮込んで出来上がり・・カンタンなんです。

具は今はビーフ・チキンが多いようですが、旧植民地兵が多い英軍ではマトン、ヤギ、魚、ベジタリアンカレーなど、色んなのがあるみたいです。
しかしながら昔の船は冷蔵庫はなく、肉は塩漬けにして船に貯蔵していましたから、当然塩漬け肉を使ったはずです。カレーが登場するまでは、塩漬け豚肉と芋のシチューが毎日続いていたそうですから、当然カレーも塩漬け豚肉、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎで構成されていたと思って間違いないと思います。

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そんな訳で塩漬け豚肉登場!塩漬け肉は鰹節みたいに出しが出るからうまくなるんではないかいな?・・と期待してみる

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それと人参、玉ねぎ、ジャガイモをカレーサイズに切って炒める。隣はブイヨンキューブで作ったスープ

さて具材の他にブイヨンキューブでスープを作っておきます。英国の軍隊では、朝鮮戦争位まで、ビーフストックというスープ調味料をを多用していました。これ、今スーパーで売っている白だしみたいなものだと思います。これでなんでも味付けしちゃうんだと思います。

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バターかラードで炒めます。船の上では多分ラードを多く使ったと思います

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適当なところでカレーパウダーと小麦粉を入れ、もう少し炒めます。

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折角だから英国シャーウッドのカレー粉を使います。

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カレー粉が馴染んで来たらスープを注いで暫く煮て出来上がり

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で、多分、これが英国海軍風カレーシチュー・・・ではないかと思います。
ジャガイモを入れるカレーは嫌いなのですが、当時の船に積める日持ちする野菜は芋、玉ねぎ、にんじんあたりで、特にジャガイモ・玉ねぎは長い航海の必需品でした。だから芋、入れます!

そんな訳で海軍の要請もあり、多分日本でもこの洋野菜を一所懸命に作ったのではないでしょうか・・あ、どれも北海道の野菜ですね~・・・・国を挙げて栽培したのかもしれませんね。
今度北海道の野菜について調べねばなりませぬ。

さて出来上がったカレーですが、サラサラのスープカレーです。とろみを付けるにはもっと小麦粉を入れればよいのですが、いろいろ見る限り、エメロンシャンプーみたいにこれくらいのサラサラ感でした。多分、パンと一緒に食べやすいようにサラサラだったのだと思います。とくにパンを焼くスペースの無かった小艦艇では、ビスケット、つまりカンパンが主食でしたから、スープの中に砕いて入れて食べたのではないかと思われます。

味は当然ですが、ちょっと前まで私たちが食べているものとさほど違いません。
今はカレールーが主流になり、カレー粉で作るカレーは減っていますが、そのカレー粉で作ったカレーとほとんど一緒です。
只一つ違うところは・・・塩漬け肉がものすごく旨味を出していて、一晩置いたカレーのように熟成感が強くなっていて、家族全員「ウマイ!」と声を上げたところでしょうか?
多分ですが、今、冷蔵庫が装備された軍艦で普通に冷凍肉を使ったカレーよりも美味しいんじゃないかと思います。塩漬け肉の好い使い方・・・又増えましたねv▽v

で、最初に戻ってカレーにソース・・・・
英国では食卓に塩コショウ、ソース、ケチャップ、酢なんかが並んでいて、味は自分で何とかしろという姿勢で料理をサーブするらしいのですが、軍艦の食卓にもそのように調味料が並んでいて、カレーだろうがなんだろうが、兎に角そのような調味料を使ったのでjはないかしらん・・それを見た日本海軍軍人が言い伝え、後年日本でソースが出来たときに、カツレツにも、ハムエッグにもオムレツにもカレーにも、何にでもかけてみそ!と広告したんじゃないかな?

じゃ、やってみます。英国海軍カレーじゃないかと思われるものに英国リー・ペリンウスターソースを掛けてみる・・・

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やめなはれ、これはウマイまずいじゃなくて・・・・なんか変でっせ

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軍隊料理

2022年07月25日 | 軍隊料理
「いいこと教えましょうか?」  料理
ここのところ、家に帰ることが少なくなり、単身赴任のタンフニオトーサン化している私であります。
職場のネット環境の悪さとと、PCの不具合が重なり、更新が全くできていないダメブロガーであります。ところで、このブロガーと言う呼び方・・・・なんか好きジャナイナ。
「ガー」のとこりが嫌なんですよね・・・なんか「ガー」がね・・・どうも・・「ガー」が嫌なんだよね・・・

ま、それはさておき・・・
この前、帝国海軍の料理を復刻して、それを肴に酒を呑むというアホな呑み会をやったのであります。

どれもうまいようなうまくないような・・・・・

たとえばコレ!明治海軍のチキンライス。

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粉をまぶして焼いた鶏肉のももをスープで煮て、香辛料を利かしたライスを添えるという・・・手間の割にはそれほどでもない料理・・・・・不味くないし、それなりにイケテルんですが、手間を考えると・・・・これでホントーに良いのか?という疑問が生じる料理でありました。

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次はコレ!
合いびき肉に玉ねぎのみじん切りと塩、胡椒、しょうゆ、日本酒、みりんを混ぜて、どんぶりに入れて蒸すだけ・・・卵wトッピングするのが海軍のお洒落・・・なのだったのだ。
結構うまいんだけど・・・やはり釈然としません・・・

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これが結構いけてました。
冷凍コーンに小麦粉と卵を混ぜて、お好み焼きみたいにフライパンで焼くだけ。
塩も胡椒も、調味料は要りません。コーンの味だけでOKというすごい料理。
なんか異常にうまかったv▽v

さてさて。味の評価は低くはないけど、さりとて・・・・高いわけではない・・・
ですが、すごく作りやすい・・・調味料も大したもの要らない・・・調理器もそんなに要らない・・・軍隊料理・・・タンフニの皆さんにはお勧めであります!

なかでも凄いのが日本国海上自衛隊の秘密レシピ
「ちくわの磯辺焼き」
これはすごい!カンタンで安くてウマイ!
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それでは極秘の調理法を教えましょう。
後で特定機密に指定されて、作った皆さんが、捕えられ或は殺されても当ブログは一切関知しないからそのつもりで・・・

では始めましょう。

先ずはちくわを縦割りに切ります。
そして、凹部分にマヨネーズを載せます。
次に青のりを振るいます。
最後にしょうゆを少しかけてやってからオーブントースターで適度に焼きます。
大変良く出来ました。

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見た目も妙にウマソーでしょ?
ご飯のおかずというより、疲れて帰ってきてテレビつけて、缶ビールプシッと開けたときに、なんかないかな?と思うでしょ?・・・・そんときに最適なオツマミであります。
食べるとカキフライみたいな味がします・・・・・作り方も包丁、まな板(無くてもイイケド)マヨネーズと青のりと醤油とオーブントースター・・・・鍋もフライパンもなんも要らん・・・すごいでしょ?

私を含めて一人妻いのメンドークサガリタンフニ諸氏諸嬢にお勧めであります。
これ、日本酒、焼酎に合うド~

で、次回も海軍式ビーフカツレツ(チョーカンタン)を教えてあげます。
ね?私ってイイコト教えるヒトでしょ?^_^
「ミヨンドビーフ」  料理
前回の続きでアリマス。
え~・・・前回は日本軍用料理を復刻した呑み会をやりました~・・・てなことを書いたのでありますが、軍隊の料理をフツーに食べたって、マイウ~!って事にもならないで、フ~ンこのようなものであったか・・・いとおかし・・・ってことになりそうで、美味く食べるのはどーすれば良いのだろう・・と言う問題が持ち上がってしまいました。
で、皆でない知恵を搾った結果・・・・じゃ、軍服着て食べれば美味くなるんじゃね?
・・・・・と、本当に知恵の無い意見が出て、で、ホントーに知恵の無い我々はわざわざ軍服を着て(みんなサヴァイバルゲーマーなので、軍服ぐらい何着も持っている・・)日本軍用食復刻呑み会を開催したのでありました。

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で、凄くくだらない飲み会で、男子は陸海軍、若しくは自衛隊の制服。女子はモンペとセーラー服とか白いブラウスにモンペとか・・・新聞記者はネクタイに鉄兜・・・だったかな?
下の写真はその新聞記者が撮った写真。
え~と、酒は何を呑みますか?なんて会話のはずなのに、くだんの新聞記者が写真を撮ると・・・
「もはや海軍には油どころか船もないのだ!もはや継戦は不可能なのだ!」
と陸軍を説得している写真になってしまいました。
一つの場面を切り取って、まるで違う場面にしてしまう職人技・・・う~ん・・・・マスコミは恐ろしい・・・^_^
恐ろしい写真は何枚かあるのですが、勝手に載せるわけにいかないので載せません・・でも載せたいな~・・・

さてさてその海軍レシピのミヨンドビーフ。
これはビーフカツレツと思っていただいて間違いありません。
作り方はチョー簡単。
塩コショウしたステーキ肉にパセリとパン粉を混ぜたものを、まな板の上でギュウギュウと手で押し付け、しばらく置いて又ギュウギュウと押して、フライパンで焼くだけであります。

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先ず、パン粉とセロリの微塵切りを用意し、肉を常温に戻すため塩コショウをして30分くらい置いておきます。
常温になったころを見計らってパン粉を押し付けます。
卵も小麦粉も要らないからすごくらくでしょ?
このとき、体重をかけてギュウギュウとパンコを押し付けてください。
このギュウギュウが肉を薄く柔らかくします。

そうしたら、牛脂を溶かしたフライパンにそっと入れます。
牛脂はスーパーの肉売り場なんかにキューブになった小袋入りが只で置いてあります。
無ければサラダオイルで焼いて、仕上げに少しバターを入れましょう。
個人的にはこのバターで焼いた方が好きです。

火は弱火で行きましょう。

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弱火でゆっくり焼きますと、アレ不思議、パン粉は剥がれません。
このやり方は小麦粉や卵を使わないし、揚げ油も要りませんから、ビーフカツ特有の「なんか・・臭い・・」がありません。
殆どステーキの香りです。
ビーフカツレツとしても、このやり方の方が良いですし、有名なウィーン風仔牛のカツレツもこのやり方ですね。

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味もステーキの味ですが、家庭で食べるならステーキよりもこっちの方がウマイんじゃないかな?って気がします。
このやり方、パン粉にパルメザンチーズを混ぜたり、各種香辛料を混ぜたり、少したまねぎをすりおろして塗ったり・・・世界中で色々な調理法があるらしいです。
ビーフなので、しっかり火を通す必要がないので、焼くのに失敗と言うのが無いところもイイデスね。
これなら自分のアイディアで色々できますし、お客さんが来たときやホームパーティー、はたまた一人でウチノミにも、カンタンでいいですよ。
残ったら次の日にサンドイッチにしてもOKです

ところで、このミヨンドビーフ・・・ミヨンドと言うのがどういう意味なのか・・:まるで判りません。
どなたかご存じないでしょうか?