ついに輸入してしまいました。
手袋を編んでいるうちに、もっと気持ちよく手にフィットするものだったり、ヘビーにつかっても耐久性のあるつくりや素材などが気になってきていました。
スコットランドの伝統の手袋、サンカ・グローヴス(Sanquhar Gloves)は、理想的で緻密なつくりと素材で編みたいなあと思っていました。
でも、日本ではサンカ手袋の図案や、細い細い金属の針、耐久性・伸縮性のある細い糸も売っているところは見かけたこともなく、どうやってつくればいいのだろうと思っていましたが、先日イギリスから英語の図案やサンカ手袋を編むような金属の針、サンカ手袋の細さと同じ糸を日本に輸入できるところが見つかったのです・・・!
ちょっと迷ったけれど。。。やっぱし輸入っしょー!
そして、昨日我が家にイギリスからチャート、針、糸が到着しました?
届いて10分後くらいから、思わずすぐ編み始めてしまいました・笑
糸が細い、そして針は1.5mm。
3時間、トイレもなんとなくがまんしつつ、ほぼ身動きとらずに結構頑張ってやってこれだけ編めました。・・・え!?こんだけ?・・・先が思いやられるわw
多分手は遅くないほうだと思うけれど、さすがに初めてこんな細い糸と針で編むので編みはじめとか時間かかったな~。
裏。柄編みは裏で糸が重なって空気の層ができるので、とっても暖かい。
あ!そうそう、この糸はウールに少しポリアミド(ナイロン)が配合されています。暖かさは野呂さんの糸のような、ウールの良質の糸が格段にいいですが、手袋や靴下など、耐久性と伸縮性が必要なものには、これらの糸は適当だなと思いますし、本場ではこのような糸で編まれています。
サンカ手袋の糸よりはほんの少し太めだけど、ラズベリーとネイビーの糸も仕入れてみました。これで柄編みのハンドウォーマーを編みたいなと思って。
そして、これが図案(チャート)です。
サンカ手袋。
サンカ手袋は、この連続したマス目の中の模様と、手首にイニシャルや名前を入れ、ストライプの模様で編んだ、ツートンの柄編みの緻密な手袋です。
写真を見ていて、ほとんど図案が起こせました。模様は「drum and trellis(ドラム・アンド・トレリス)」という、伝統的な模様だったので、本でも確認することができました。
ただ・・・!
この手袋は親指の付け根から手首にかかる部分で増し目をして手にぴったりくるような設計になっているのと、指と指の間にもこのようなマチのようなものが編まれているんですよね。
さらに、指の先端は三角柱のような形でとても美しい仕上がりだったんですよね。
わたしがチャートを欲しいと思った理由はこの緻密なつくりを自己流ではなく確認しで、サンカ手袋の伝統に触れられたら面白いなあと思ったからです。
チャートの中身はこれ・・・!
日本のような図案と全然違うので焦りましたが、手袋を編む人なら丁寧に読めば理解できる内容でした。日本語図解とあったんだけど、A4のプリントが1枚あって、わたしはそれを手がかりにこのチャートを読み解いていますw
・・・日本で書かれる図案と違うな~と思いました。
ただ、実はこのチャートの存在を知る前に自分で起こした図案があって、その図案にかなりアレンジしてしまっています。手首などはほとんど・・・。
そしてチャートでは模様も「ローズ」の模様ですが、わたしは「ドラム・アンド・トレリス」が好きなので、こちらもアレンジ・・・。
あと、今さらに困った問題に差し掛かっており、チャートで編むか写真のイメージで自分で考えて編むか、朝から悩んでいます・・・。
さて!
今年はひさびさに柄編みをしたいなあと思い、いろいろやってますが、元々はわたしは模様編みが大好き♪
これ、アイリッシュヤーンの色見本です?どの糸もかわいいーーーっ!
時間見つけて自分のアラン模様のカーディガンなどを編みたいなと思うんだけど、それは多分来年の春以降・・・。気持ちを温めておこう・・・!
・・・悩ましくも、いとおしい、編みしごとです。
あ、ニットの話題ばかりですが、今って真夏なんですよね!
暑さでご飯が傷まないように、時々練り梅などをつくって余った梅干しの種をいくつも入れてから炊いて、ご飯の傷みをふせいでいます。
みりんかお酒を少し加えると、梅の炊き込みご飯のようです?