今日は、全統一労働組合さんの第42回定期全国大会に招かれて、ご挨拶してきました。
全統一労組さんは、組合員約1,400名を擁する、情報労連の主要全国組合の一つですが、日本で主流のいわゆる企業内労組ではないところに特色があります。自分たちだけではなかなか単一の労働組合を作って活動できない中小の企業を中心に、多種多様な業種で働く労働者の皆さんが集まって一つの労働組合を作っているのです。企業の枠を超えて働く仲間が結集して、労働者の権利を守ったり労働条件を向上するという「統一労組運動」を実践されているわけですね。本当に、中小企業労働者の強い味方です!
しかし、昨年来の金融・経済危機は、全統一労組の組合員さんたちにも深刻な影響を与えています。特に、自動車関連など製造業部門の労働者の皆さんは、自動車・電機メーカーの大幅な生産調整のために、大変厳しい状況にあるそうです。そのような状況下で、やはり、労使が常日頃からしっかりした労使関係を築いて、協力・協調して難局を打開していくことが重要だと訴えられていました。私もその通りだと思います。
ほとんどの役員の皆さんが、会社の仕事と労働組合の活動を両立させて頑張っていらしゃいます。本当に頭が下がります。これからの活動の中で、ぜひ、全統一労組さんの各支部や分会にお邪魔させていただいて、国の雇用政策や中小企業の現場での労使関係の現状について、お話を伺いたいと思っています。