石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

情報労連中央委員会での挨拶

2012-01-18 23:52:47 | 活動レポート

今日は、午前中、情報労連の中央委員会に参加してきました。

会場は、神田駿河台の全電通労働会館ホール。かつて私が仕事をしていた古巣、ですね。会場に入ると、すでに全国から多くの仲間の皆さんが集まってきていて、私も多くの皆さんに(遅ればせながら)新年のご挨拶をさせていただきながら壇上に上がりました。

中央委員会ということもあってか、今日の招待ゲストは、組織内国会議員のみ。吉川参議院議員は遅れての参加ということで、田嶋要衆議院議員と私の二人が、冒頭の委員長挨拶に続いてマイクを握らせていただき、挨拶しました。

実は、ママあることなのですが、今日皆さんに話をしようと思っていた挨拶の内容を、壇上で急きょ、全面的に変更してしまいました。というのも、加藤友康中央執行委員長の挨拶を聞いていて、是非ひと言、グローバルな視点での話を皆さんにしたくなってしまったからなんです。私たちの経済も社会も、もはやアジアや世界とのつながり、相互依存、助け合いなしには成り立たない、だからこそ、情報通信産業も今後ますますグローバルな展開が求められるし、労働組合としても、グローバルな国際労働運動の取り組みがより重要になる、と。

このことを改めて考えさせられたのが、先日の参議院ODA視察調査団でのタイ訪問でした。洪水に襲われた工業団地、そこで操業する多くの日系企業とその関係会社、その操業がストップしたことによって止まってしまった商品・部品供給、その影響を受けて間接的に操業停止を余儀なくされた多くの企業・・・。世界的に有名な日系企業が、その主力商品のかなりの割合をタイの工業団地で生産し、世界各地に輸出しているという事実。また、すでに部品の現地調達比率が100%近くにまでなっているケースもあるという事実。

空洞化が叫ばれて久しいですが、同時に、タイをはじめとする各国の生産拠点で生産された商品が世界で売られ、それが日系企業のブランド力や利益を支えているという事実も忘れてはなりません。

これは情報労連に限った話ではなく、むしろ製造業関連の産別での取り組みが中心になるわけですが、企業の海外進出が一層加速する中で、労働組合の国際化、労働運動のグローバル化も、そのペースに合わせて加速させていかなければならないのではないでしょうか。自社のブランド力や利益、日本企業の国際競争力を支えてくれている仲間たちは、今や世界各地にいるんだということを改めて認識し、仲間たちの連帯を強化していく必要がある ------ 中央委員会に参加されていた皆さんには、唐突な話だったかも知れませんが、ぜひそのメッセージを受け止めていただければ幸いです。

 

ところで、昨日と今日、二日続けて政治学習会で講演する機会をいただきました。昨日は東日本本社総支部、今日は東京総支部西エリア。いずれも約1時間の講演でしたが、特に今回は、約半分の時間を「社会保障と税の一体改革」の説明に使って、皆さんになぜ一体改革が必要なのか?という話をさせていただきました。限られた時間の中で、なかなか全てを詳細に説明出来なかったのが申し訳なかったのですが、ポイントを絞って、特に年金改革を中心に話をさせていただきました。

これからいろいろな所にお邪魔して一体改革の話をさせていただきたいと思っています。ぜひ、こんなことを聞いてみたい、ここを中心に説明して欲しいなど、要望をお聞かせ下さい。今後の講演の参考にさせていただきます。また、引き続きこのブログでも要点解説をしていきたいと思います。