いや~、ビックリしました。天気予報で「降る!」と言ってはいたものの、まさかこれ程までの雪になるとは!
(今夜10時過ぎ頃の参議院議員会館前。すでに一面、真っ白!)
実は、夕方に事務所を訪れた来客に「パラパラし始めた」とは聞いていたのです。でも、あまり気にせず、そのまま仕事を続けていたんですね。で、9時過ぎ頃、ちょっと一息と思って手を休め、何気なく視線を外に移したらなんと、降りしきる雪が。結局、10時過ぎに議員会館を出たらもうこの状態でした。
さあ、明日の朝はどんなことになっているでしょう。第180通常国会の開会日なのですが、一波乱ありそう???
さて、今日は朝から会議と打ち合わせ続きでしたが、メインは午後1時からの民主党『東日本大震災復旧・復興検討PT:雇用創出(産業政策)WT』の会合でした。
被災地の雇用創出について議論を続けているこのWTですが、今日は、来日中だったILO本部のアルフレド・ラサルテ・オイレ危機対応・復興プログラム(ILO-CRISIS)部長をお招きし、紛争地域や災害被災地の復旧・復興期における雇用創出の取り組みに関するILOの経験について意見交換を行いました。
中国の四川大地震やインドネシアの大津波、ミャンマーのサイクロン、フィリピンの台風災害などの被災地で取り組みを進めているILOーCRISISですが、その基本は、「いかに被災地域内でお金(経済)が回るようにするか」だと理解しました。復旧・復興時には、多額の復興資金が被災地に提供されますが、その受益が被災地以外に出て行ってしまったら、長期的な復興にはつながらないということです。
ポイントは、いかに地域の企業や地域の(被災)労働者が事業を請け負い、作業に従事し、利益や賃金を得、被災地のモノやサービスを消費し、雇用を拡大するという好循環に結びつけるか、なのです。
そして、地域におけるスキルニーズを的確に把握し、かつ創造していくためにも、地域レベルで雇用協議会をつくり、多様なアクターの参加による積極的雇用政策を採用する必要性についても言及がありました。この点、被災地ではすでに県単位で協議会が設置されていますが、これを市町村レベルにまで細分化した取り組みにしていくことも必要でしょう。
さらに、元々の職を失ってしまった被災失業者や、新たに労働市場に入っていく必要性の生じた被災者らに対する積極的な職業訓練の必要性も強調していました。この点は、すでに政府・与党でも取り組みを進めているところですが、まだまだ訓練終了後の就職率の向上には結びついていないのが実態。これからさらにニーズの把握を強化していく必要があるでしょうね。