石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

第180通常国会が開幕しました

2012-01-24 10:33:29 | 活動レポート

本日、第180回通常国会が開会しました。

内閣の改造やそれに伴う民主党役員人事の変更等で、参議院も委員会配属が一部、変更になりました。私は、所属委員会が一つ追加になりまして、

  • 予算委員会
  • 厚生労働委員会
  • 政府開発援助(ODA)等に関する特別委員会
  • 沖縄及び北方問題に関する特別委員会(今回追加)

の4委員会で活動させていただくことになりました。沖北委は、前年度に活動させていただいてから半年ぶりの復帰になります。また、ODA特別委員会の理事については年末に辞表を提出しておりましたが、引き続き担当せよというご指示をいただきました。

党務の方でも、当分の間、民主党幹事長補佐を続けさせていただくことになりましたので、併せてご報告させていただきます。

課題山積の通常国会ですが、みんなで力を合わせ、がんばっていきます!


被災地の雇用創出についてILO-CRISISと意見交換

2012-01-23 23:58:19 | 活動レポート

いや~、ビックリしました。天気予報で「降る!」と言ってはいたものの、まさかこれ程までの雪になるとは!

 

(今夜10時過ぎ頃の参議院議員会館前。すでに一面、真っ白!)

 

実は、夕方に事務所を訪れた来客に「パラパラし始めた」とは聞いていたのです。でも、あまり気にせず、そのまま仕事を続けていたんですね。で、9時過ぎ頃、ちょっと一息と思って手を休め、何気なく視線を外に移したらなんと、降りしきる雪が。結局、10時過ぎに議員会館を出たらもうこの状態でした。

さあ、明日の朝はどんなことになっているでしょう。第180通常国会の開会日なのですが、一波乱ありそう???

 

さて、今日は朝から会議と打ち合わせ続きでしたが、メインは午後1時からの民主党『東日本大震災復旧・復興検討PT:雇用創出(産業政策)WT』の会合でした。

被災地の雇用創出について議論を続けているこのWTですが、今日は、来日中だったILO本部のアルフレド・ラサルテ・オイレ危機対応・復興プログラム(ILO-CRISIS)部長をお招きし、紛争地域や災害被災地の復旧・復興期における雇用創出の取り組みに関するILOの経験について意見交換を行いました。

 

中国の四川大地震やインドネシアの大津波、ミャンマーのサイクロン、フィリピンの台風災害などの被災地で取り組みを進めているILOーCRISISですが、その基本は、「いかに被災地域内でお金(経済)が回るようにするか」だと理解しました。復旧・復興時には、多額の復興資金が被災地に提供されますが、その受益が被災地以外に出て行ってしまったら、長期的な復興にはつながらないということです。

ポイントは、いかに地域の企業や地域の(被災)労働者が事業を請け負い、作業に従事し、利益や賃金を得、被災地のモノやサービスを消費し、雇用を拡大するという好循環に結びつけるか、なのです。

そして、地域におけるスキルニーズを的確に把握し、かつ創造していくためにも、地域レベルで雇用協議会をつくり、多様なアクターの参加による積極的雇用政策を採用する必要性についても言及がありました。この点、被災地ではすでに県単位で協議会が設置されていますが、これを市町村レベルにまで細分化した取り組みにしていくことも必要でしょう。

さらに、元々の職を失ってしまった被災失業者や、新たに労働市場に入っていく必要性の生じた被災者らに対する積極的な職業訓練の必要性も強調していました。この点は、すでに政府・与党でも取り組みを進めているところですが、まだまだ訓練終了後の就職率の向上には結びついていないのが実態。これからさらにニーズの把握を強化していく必要があるでしょうね。

などなど、とっても有意義な意見交換となりました。今後のWTの議論にも役立てていきたいと思います。ちなみに、今日来てくれたILO-CRISISチームの一員に、日本人の小山しゅくこ専門家がいました。現在、バンコクのアジア太平洋地域総局で仕事をしています。ここでも若手の日本人が頑張っています!

広島に行ってきました

2012-01-20 23:02:10 | 活動レポート

金曜日、朝から広島へ行ってきました。今年初!

そもそもの目的は、夕方に行われるNTT労組コムウェア本部・中国分会の政治学習会への参加だったのですが、せっかく広島まで行くので、ぜひ仲間の皆さんに新年のご挨拶をと思い、朝から行って市内を回ってきたわけです。

いつもの通り、まずはNTT労組中国総支部および情報労連の広島県協にお邪魔して、皆さんにご挨拶。続いて、各労組所属の分会や加盟組合、さらには連合広島や運輸労連にもお邪魔していろいろとお話ししてきました。

(NTT労組広島第二分会事務所で役員の皆さんと。この写真、事務所に飾っていただけるそうです!)

 

話題の中心は、やはり、社会保障と税の一体改革について。消費税の引き上げについては「やむを得ない」「当然するべき」とのご意見が多かったのですが、やはりその前提として「議員定数の削減やムダ削減など、政治・行政改革を断行すること」「景気回復の妨げにならないよう配慮すること」が必要だと考えておられる方が多数でした。

もちろん、「消費税を上げるのはけしからん」というご意見をありました。その場合は、私も丁寧にこの間の民主党内における議論の経過、なぜ消費税を含む税制の改革が必要なのか、などについて説明をさせていただきました。「石橋さんの説明を聞いたらよく分かった」と言っていただいた方も!

今後もしっかりと説明して歩かないといけませんね。

 

さて、メインの活動であったコムウェア本部中国分会の政治学習会。前回、2010年12月の学習会に参加していただいた方々の多くがまた参加してくれました。嬉しい限りです。

話の中心は、もちろん、情報通信政策の最新動向と社会保障と税の一体改革、そして来たる通常国会の焦点。盛りだくさんだったこともあって、1時間と言われていたのに、またしても時間オーバー。ん~、どうしても気合いが入りすぎますね。

学習会終了後に、役員の皆さんと意見交換。ここでは、消費税のことやエネルギー政策なども含め、役員の皆さんから矢継ぎ早にいろいろな質問をいただきました。私も、完全に本音で考えを力説。役員の皆さんの今後の活動の参考になれば嬉しいです!

(コムウェア本部中国分会役員の皆さんと。ちなみに隅田分会長は自ら写真を撮ってくれています!)


東チモール民主共和国のラモス・ホルタ大統領との懇談

2012-01-19 23:10:25 | 活動レポート

今日の午前10時から、参議院議員会館内の特別会議室において、来日中のラモス・ホルタ東ティモール大統領との会談に参加しました。主催は、民主党の東ティモール議員連盟。ツルネン・マルテイ参議院議員が会長で、江田五月前参議院議長が顧問になっています。私もメンバーの一人。

 

今日は、議連側から9人の議員が参加しました。メンバーとしては30人以上いるのですが、まだ地元にいる議員も多くて、今日は少数精鋭(?)での対応となりました。東ティモール側からは、ゴンサルベス経済開発大臣、カルロス外務副大臣、コエーリョ駐日東ティモール大使ほかの皆さんが参加されました。

冒頭、ツルネン・マルテイ議連会長が歓迎の挨拶をした後、江田五月顧問が議連の紹介と、両国間の関係の歴史について話をしました。特に、昨年、東日本大震災に際して東ティモールから温かい支援をもらったことや、今回、ホルタ大統領が被災地(宮城県仙台市、名取市)の訪問を予定していることについて、議連を代表してお礼の言葉を述べられました。

これに対し、ホルタ大統領からは、まず東日本大震災の被災地に対するお見舞いの言葉と、日本人がこの困難に対して尊厳と忍耐をもって対応していることへの賛辞の言葉が表明されました。「日本の皆さんだから必ずこの苦難を乗り越えられる」と!

また、東ティモールの現況に触れ、二桁の経済成長を遂げている事、貧困の削減が進展していること、就学率が90%以上になっていること、乳幼児死亡率が半減したことなど、経済的にも社会的にも発展を遂げていることを紹介していただきました。やはり、原油生産が順調に進んで、安定的な歳入確保に貢献していることが大きいようです。

今年は、独立10周年の記念の年であり、日本との国交樹立も10周年を迎えます。5月20日に独立回復日記念式典、8月30日に独立決定住民投票記念式典、11月28日に独立宣言日記念式典と、独立10周年を祝う大事な式典が三度も開催されます。「三つの記念日のうち、どれかに合わせてティモールにおいで下さい。三回もチャンスがあるんですから、言い訳はなしですよ」とは大統領のお言葉。さて、議連として訪問のチャンスがあるでしょうか・・・。

私も、ILO時代に東ティモールには4度、お邪魔しています。労働組合の仲間たちもたくさん。今年、訪問の機会があれば嬉しいですね。


情報労連中央委員会での挨拶

2012-01-18 23:52:47 | 活動レポート

今日は、午前中、情報労連の中央委員会に参加してきました。

会場は、神田駿河台の全電通労働会館ホール。かつて私が仕事をしていた古巣、ですね。会場に入ると、すでに全国から多くの仲間の皆さんが集まってきていて、私も多くの皆さんに(遅ればせながら)新年のご挨拶をさせていただきながら壇上に上がりました。

中央委員会ということもあってか、今日の招待ゲストは、組織内国会議員のみ。吉川参議院議員は遅れての参加ということで、田嶋要衆議院議員と私の二人が、冒頭の委員長挨拶に続いてマイクを握らせていただき、挨拶しました。

実は、ママあることなのですが、今日皆さんに話をしようと思っていた挨拶の内容を、壇上で急きょ、全面的に変更してしまいました。というのも、加藤友康中央執行委員長の挨拶を聞いていて、是非ひと言、グローバルな視点での話を皆さんにしたくなってしまったからなんです。私たちの経済も社会も、もはやアジアや世界とのつながり、相互依存、助け合いなしには成り立たない、だからこそ、情報通信産業も今後ますますグローバルな展開が求められるし、労働組合としても、グローバルな国際労働運動の取り組みがより重要になる、と。

このことを改めて考えさせられたのが、先日の参議院ODA視察調査団でのタイ訪問でした。洪水に襲われた工業団地、そこで操業する多くの日系企業とその関係会社、その操業がストップしたことによって止まってしまった商品・部品供給、その影響を受けて間接的に操業停止を余儀なくされた多くの企業・・・。世界的に有名な日系企業が、その主力商品のかなりの割合をタイの工業団地で生産し、世界各地に輸出しているという事実。また、すでに部品の現地調達比率が100%近くにまでなっているケースもあるという事実。

空洞化が叫ばれて久しいですが、同時に、タイをはじめとする各国の生産拠点で生産された商品が世界で売られ、それが日系企業のブランド力や利益を支えているという事実も忘れてはなりません。

これは情報労連に限った話ではなく、むしろ製造業関連の産別での取り組みが中心になるわけですが、企業の海外進出が一層加速する中で、労働組合の国際化、労働運動のグローバル化も、そのペースに合わせて加速させていかなければならないのではないでしょうか。自社のブランド力や利益、日本企業の国際競争力を支えてくれている仲間たちは、今や世界各地にいるんだということを改めて認識し、仲間たちの連帯を強化していく必要がある ------ 中央委員会に参加されていた皆さんには、唐突な話だったかも知れませんが、ぜひそのメッセージを受け止めていただければ幸いです。

 

ところで、昨日と今日、二日続けて政治学習会で講演する機会をいただきました。昨日は東日本本社総支部、今日は東京総支部西エリア。いずれも約1時間の講演でしたが、特に今回は、約半分の時間を「社会保障と税の一体改革」の説明に使って、皆さんになぜ一体改革が必要なのか?という話をさせていただきました。限られた時間の中で、なかなか全てを詳細に説明出来なかったのが申し訳なかったのですが、ポイントを絞って、特に年金改革を中心に話をさせていただきました。

これからいろいろな所にお邪魔して一体改革の話をさせていただきたいと思っています。ぜひ、こんなことを聞いてみたい、ここを中心に説明して欲しいなど、要望をお聞かせ下さい。今後の講演の参考にさせていただきます。また、引き続きこのブログでも要点解説をしていきたいと思います。