
頭良くても バカじゃどにもならん (ーー;
国家の存亡より財政黒字を優先する思考回路
財務省で伝承されてきた財政規律の大原則
https://toyokeizai.net/articles/-/674514
安倍元首相は、財務省について「国が滅びても、財政規律が保たれてさえいれば、満足なんです」「省益のためなら政権を倒すことも辞さない」などと批判したのである。
これに対して、齋藤氏は、「財政規律が崩壊すれば、国は本当に崩壊してしまいます。大幅な赤字財政が続いている日本では、財政健全化のために増税は避けられず、そのため財務省はことあるごとに政治に対して増税を求めてきました。それは国家の将来を想えばこその行動です」と反論している。
入省して(注 1959年)、徹底的に教え込まれたのは、財政規律の重要性でした。「財政の黒字化は当たり前のことでなければならない」、「赤字国債は絶対に出すな。」……毎日のように先輩から言い聞かされました。
(中略)
私も予算査定の際には、主計局の上司や同僚にしょっちゅう議論を吹っ掛けられていました。そうやって厳しく教育されながら、大蔵官僚たちは「財政規律の大原則」を脈々と受け継いできたわけです。
「政府部門の収支」+「民間部門の収支」+「海外部門の収支」=0
この式からわかるように、「政府部門の収支」の黒字を当たり前にするということは、「『民間部門の収支』+『海外部門の収支』」の赤字を当たり前にしなければならないということになる。
(経済アナリスト・森永康平)