イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

スパートは1回で決める

2021-03-06 09:32:12 | その他のスポーツ
 昨日の夜、BS1で放送されたノルディック世界選手権。
 男子40kmリレー。

 ノルウェーの圧勝かという見立てもあったけれど、何と1走で遅れをとりました。
 RSFが断然トップ。
 女子はスウェーデンが同じように、1走で遅れて2走でさらに差を広げられるという展開になりました。優勝争いどころかメダル争いにも加われず。

 もしかしたら…という暗雲を吹き飛ばしたのは、ノルウェーの2走。
 しっかりトップに立ちました。さすがでした。
 3走のホルンが差を広げて、アンカーはクレボ。2位に25秒、RSFには35秒の差。
 独走になるかと思ったら、RSFのボルシュノフが追いつきました。

 解説の今井博幸さんは、レース展開としても、出場競技の日程からしても、クレボが有利と話していたけれど、ハラハラ。
 
 ボルシュノフは引き離そうとペースを上げる場面がありました。ちょっと離れてもクレボが追いついて、勝負は最後の上り。ここで一気にスピードを上げました。駆け上がる。あの動きは、とてもスキー板があるとは思えません。

 ゴールでは12秒差。
 「スパートは1回で決める」これは陸上競技でも、言われることです。
 
 「クレボは絶対的な自信を持っていた」という解説ですが、だとしても、ゴールまであとわずかの地点まで追いつかれても、そしてちょっと離されても、じっとついていって1回のスパートで確実に勝負を決める。周りが言うほど簡単なことではないと思います。

 ノルウェーの11連覇と。

 日本は9位。18チームが参加して、13チームが完走。5チームは周回遅れで競技中止。

 優勝タイムは1時間52分39秒でした。