イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

正気と狂気の境目を描いている?

2019-03-15 20:07:22 | 
 週刊新潮の連載小説「湖の女たち」(吉田修一)。

 731部隊があった当時の満州が出てきたり、主人公であろう佳代が、既婚男性(警察官)にSMというのか、特異的なプレーをされて、そこに快を感じたり。

 どういうつながりがあるのか、いまひとつわからないんだけれど、もしかしたら正気と狂気の境目を描いている?

 満州で起きた事件も、信じられないくらい残虐なんだけれど、行動しているときにはそう思わない。
 佳代が置かれている状況も、普通に考えたら異常なんだけれど、佳代自身はそう思えなくなっている…?

 たぶん、現実にもそれはあると思います。
 冷静なんだけれど、語気を強めるというのもあると思うけれど、多くの場合はカッとして思わず大きな声を張り上げ罵倒したとか。
 
 暴力をふるうのも、振り返ってみたら「あの時の自分はどうかしていた」それはしばしば聞くことです。

 そういう話になっていくのかな?
 
 この先どうなるんだろう?と思っても、1週間待つしかないのが、連載小説の醍醐味?


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