皆さんこんにちは。
昨日、文字化けした記事を、忘れないうちに。
先週になりますが、日本が中国に抜かれ、
GDP世界第3位になったというニュースがありました。
ことあるごとに日本はGDP世界第2位と聞いていましたので、
なんか「抜かれた」と聞くと、残念なような気がしますが、
改めて、指標について考えて見ました。
もともと私にとってGDP(国内総生産)やGNP(国民総生産)は、
聞いたりして知ってはいますが、実感のないものでした。
今のイメージとしては、
大量消費の高度成長期的な指標なのかなとも思います。
あるメディアで、GNH(国民総幸福量)と指標が出ていました。
これは、もともとブータン国王が提唱したそうですが、
金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、
精神的な豊かさ、つまり幸福を目指すべきだ。
とする考え方から生まれたそうです。(
wikipedia)
これを聞いて、私の頭の中でリンクがおきました。
私が学生時代に講義で先生が言っていたことですが、
物質文明と精神文化、物と人間のバランスの話しです。
このグラフは縦軸が能力や発達、横軸が時間軸です。
縄文時代は、火も人間の手でおこし、
知恵を絞って全て自分達の身体をフルに使い、生活していましたから、
物質文明は最小で、精神文化は最大。
現在は、いろいろ文明が発達したお陰で、便利になりましたが、
私達は機械に振り回される場面もしばしば。
それがないとできないという場面もざらです。
一つ私の例では、いろいろな電話番号。
以前は結構覚えていましたが、携帯を持つようになり、
ほとんどの番号が頭に入っていません。家内の携帯も。。。
そこでこのグラフです。
今はちょうど交点。
これを、“ X ” にするのではなく、“ Y ” にしなくてはいけない、
物質文明の発達と共に、
精神文化・人間力も上がって発達しなくてはいけない。
ということです。
これは聞いた時から、ずっと頭の中にありますが、
特に最近の社会の動きをみ、仕事のことを考え、
また自分自身を見つめ、そんなことをまた考えていました。
そこでこのGDPのニュースと、GNHの考えを知り、
やはり、どちらかだけでは良くないのだと思います。
両方のバランス。
文明に任せられるところは任せ、人間はそれを享受し楽するだけでなく、
その分、また違った面で発達する。
物だけでなく、精神の心の豊かさ。
両者があって、なのだと思います。
私も改めてそれを意識しました。