以前に2棟同時構造見学会を行わせて頂いた平屋の御宅の、
お引き渡しがありました。
この御宅はお母様が住んでいた住宅を建て替え、同居する計画でした。
ご高齢のお母様のことを考え、玄関は庇が伸びた緩やかな階段。
そして、以前の御宅にあった欄間や建具を使い、
お母様の思い出、以前の住宅の記憶を大切にしました。
新築されたこの御宅も、これから新たな想いのこもった住宅になると思います。
秋晴れの空の元、松本市の現場で地鎮祭が行われました。
母屋と蔵を残し、ここにあった車庫や小屋を壊し、
息子さんご家族が戻ってくる住まいを建築させて頂きます。
当初は、母屋2階の大規模リフォームのお話しを頂き、色々と検討して参りましたが、
長期優良住宅に惹かれていたお施主様でしたし、
本当にその改修でいいのかという疑問もありましたので、
最終的に離れのような別宅を建てる計画となりました。
今回のような、敷地の中に、母屋、離れ、車庫、小屋、物置など、様々なものがあり、
その都度その都度、場当たり的な計画では、いい住環境はできません。
じっくり腰を据え、この土地に何世代にもわたって住んできたご一家、
これから先も世代をまたいで暮らせるように計画をさせて頂きました。
最初に計画を始めてから、2年近くの月日が流れました。
この日までにも、解体、橋脚工事、蔵の補修工事とさせて頂き、
いよいよ今回のメイン、別宅の新築工事にとりかかります。
その後、母屋の補修と続きます。
この土地に住むのは4世代の皆さんとなります。
その世代をつなぐ計画、お手伝いをさせて頂き、有り難く思います。
10月26日から28日、第50回技能五輪全国大会が松本で行われました。
私がブースのお手伝いに行ったやまびこドームの会場では、
建築大工、家具、建具、左官、美容、理容が行われていました。
会場に入ると思った以上の人と熱気。
満23歳以下の技能者の技能レベルの全国一を競う大会。
競技者の緊張感と気合いが伝わってくるようでした。
弊社共済会の若い職人さんも来ていましたが、その姿勢に頼もしさを感じました。
私は、もうお馴染みとなりました木工工作で椅子づくりをお手伝いしました。
プロのあの雰囲気を見てすぐにやりたくなるのは人間の性でしょうか。
そのやる気が大事だと感じながらお手伝いしておりました。
子供がものづくりをする目は、本当に真剣です。
最後は、先程の見に来ていた職人さんのお子さん4人。
みんなで一脚ずつ作り、完成後の記念写真。学校のようです。
私たち松本材青会の年間活動報告書の表紙にさせて頂きます(笑)
将来、お父さんの仕事をやりたくなってもらえるように、
私たちも頑張らなくてはいけないと改めて感じた週末でした。
弊社の職人さんはじめ、協力会社の皆さんで組織されている国興共済会の、
秋のレクリエーションイベント、マレットゴルフ大会が行われました。
初めてのマレットゴルフでしたが、仲間と和気あいあい、楽しみました。
初めてゴルフをやった時も感じましたが、
遊びですが、真剣にやって同じ目標に向かう。
何事も真剣にやると楽しいものです。
余談ですが、会場は、信州まつもと空港ややまびこドームがあるスカイパーク。
ここには、「マレットゴルフ発祥の地」とする木製の碑がありました。
「そうなんだ。」と感心しましたが、
インターネットで調べてみると、他の地にもそのような碑があるようで、
どこが、本当なのか気になってしまいました。
最近、薪やペレットストーブへの関心は確実に増えています。
また、導入され薪の調達についての問い合わせも頂きます。
やはり昨年来、エネルギーについての考え方の流れが、
変わってきているのは、確かに感じます。
記事の通り、希望者が倍になるのも分かる気がします。
この薪の需要と、山の木の間伐材利用をうまく組み合わせられれば。
といつも想いを巡らせています。
長野県では、床材と発電で間伐材を利用する大きなプロジェクトも、
現在計画中です。
山と住宅そして生活が、現代のライフスタイルにあった形で、
うまくつながっていけば、そのために何ができるか、
考えていきたいと思います。