皆さん、おはようございます。
朝、NHKで「地域通貨で森と地元商店街を元気にしよう」
という鳥取智頭町の取り組みが紹介されていました。
中国地方の森林も、お金にならないという理由から、
間伐がされず、されてもその場に放置され、
荒れに荒れているそうです。
その打開策として、地域通貨を組み合わせた取り組みが、
社会実験として始まっているようです。
伐採した間伐材を事務局に持ち込み、地域通貨「杉小判」に替え、
それを地元の商店街で使えるようにする取り組み。
もちろん、換金率は補助金等で、市場価格よりよくするそうです。
山もよくして、地元の商店も町も元気にしようということです。
以前にも少し書きましたが、
現在信州の山も、今はまず間伐だと思います。
とにかく、今の現状を打破するためには、何でもいいから、何かやる。
長野県には財源として森林税もありますのし、
やるにしても、やらないにしても、参考になると思います。
いろいろと難しい部分があるとは思いますが、
鳥取の実験結果に注目です。
先週末、新しい家族が2人帰ってきました。
土曜日は、地元の小池神社にお宮参り。
私の母も入れて4人の新しい生活。
3人の時が短かったからか、
今まで色々と新生活を迎えてきましたが、
一番変化を感じるものになっています。
初めての子育てで、戸惑う事も多いですが、
いろいろと家づくりの勉強にもなります。
「ああ、こうなんだ。」
「こうした方がやりやすいな。」
などなど。
何よりも、新しい家族が増えた喜びと、家族の大切さを感じ、
そして、世代を繋ぐことの本当の意味を改めて考え、
これからは、実感をもって、想いを込めて、
前に進めるような気がしています。
皆さんこんばんは。
先日、クリナップさんから「プラチナ賞」を受賞しました。
これは、クリナップの住宅設備を、
ある期間内においてどれだけ設置したかで表彰されるそうですが、
このプラチナ賞は最高賞で、全県4社だったそうです。
もちろん、この賞を狙って、製品を選んでいるわけではありません。
自分達の考え、お客様の要望によって選ばれた結果、
弊社が表彰されることになったということでしょうか。
いずれにせよ、こういう賞を頂けることは、有り難いと思います。
受賞した会社として、製品をよりよくするために、
今後も色々と意見を言わせて頂いたき、
末はよい住環境づくりに貢献できればと思います。
皆さん、こんにちは。
先週末、今年度信州木造塾の最終日が、公開講座で行われました。
会場は、長野県松本合同庁舎。
塾生以外の一般の方が50名近く来て頂き、盛況でした。
長野県林務課の木(県産材)についてのお話しと、
建築家 泉幸甫 先生のお話でした。
泉先生は、土壁や和紙といった自然素材を使う建築家として、
チルチンびとに連載もされており、
私も作品はいくつか見たことがありました。
和は、「大和」から。
「大きく和する」という意味合いがある。
素材の調和、風土との調和、
そして、関わる人々(職人など)の強調、和によって生み出される。
というお話しと、
“ カタログに埋没する建築家 ” という言葉が、印象的でした。
ともすれば、図面上に品番を列記する作業になってはいないか。
“こしらえる”という言葉は、“拵える”と書く。
“その手で、存在させる。”と書く。
建築とはそういう仕事ではないか。
現在、全くカタログを使わず、全てを一から作り出すと言うことは、
性能をこれだけ重視されている中では不可能です。
しかしながら、“拵える”ことを置き去りにし、
そのカタログに振り回されてもいけないと思います。
協力業者さんやメーカーさんには、
「国興のスタッフは皆さん、『なんで?』が多い。」
とか
「そこまで気にする工務店はないです。」
と言われます。
やはり、自分達が設計してつくるものでったら、
色々研究し、納得したものを使う。
またこれからは素材も作り出す、見つけ出す、
ということも必要になるかもしれません。
これからも、“拵える”気持ちを大切に、
また、職人さん、協力業者さん、メーカーさん
皆さんの想いも大切に、“和”をもって、
一つ一つの仕事をしていきたいと思います。
皆さん、こんばんは。
今夜は毎月恒例、松本市消防団の地区内広報日。
私の所属するのは地元の16分団。寿地区です。
今回は、寿小学校から先生お二人取材に来られました。
4年生の授業で、消防の仕事を取り上げ、
その一部として、地域の消防団を紹介するとのこと。
先生が、「私達も知らない活動があり、驚いた。」とのこと。
実は私も入団するまで、
消防団といえば、消火活動が主で、
あと、よくお酒を飲んでいる(笑)と思っていました。
しかし、実際は、防火・防災・警戒活動、
行方不明者捜索活動、訓練活動など、
地域に密着したさまざまな活動をしています。
また、そんなにお酒は飲んでいません。
それを、小学生に知ってもらえるということは、
いろんな意味で、有効だと思いました。
知ってもらえれば、消防団の活動もやりやすくなり、
地域コミュニティも広がっていくのではないかと思います。
ちょっと、期待しすぎかもしれませんが、
一端にはなれるのではと考えます。
皆さん、こんにちは。
先日は、木曽の鳥居峠にある
御嶽神社前宮へ、行って参りました。
そこの一角に、私の曾祖父が奉った神様があります。
製材業として、山の神を奉ったと聞いています。
毎年秋、この時期に家族で行ってお参りしています。
私も小さい頃から毎年ではありませんが、来ていました。
祖父がいた私の小学生時代は、大勢で来て、
ここで拝んだ後、宴会をやったことを覚えています。
「こんなに木が大きかったかなぁ。」と、ふと今年は思いました。
木は成長し、やはり、それだけの時間が経っているということです。
今年は3人でお参りしましたが、
来年は、新しい家族も含め、来るのかなぁ。とも。
そうなると、田中家5代続けてのお参りとなります。
世代をまたぐ、繋いでくということ、
ゆっくりとした、着実な、大きな時間の流れを感じる
そんな木曽へのお参りでした。
皆さん、こんばんは。
今日は松本城広場へ、信州そば祭りに行ってきました。
あいにくの雨でした。
しかし会場にはたくさんの方々が来て下さいました。
マイ箸づくりは、整理券を配るほどの賑わい。
皆さん、真剣に黙々と削ってくださいました。
中には、一家4人で箸を作っていかれた方々も、
「名前書かなきゃ自分のわかんなくなるね。」
と話していらっしゃいました。
ご家族みんなで自分の作った箸で食事。
なんか、一家団欒の一助になれた気がして、
こちらも心が温かくなりました。
しかしながら、
時間と広さが足りず、本日ブースにお寄りいただいたのに、
作っていただくことができなかった沢山の方々、
申し訳ありませんでした。
足湯の方も、テントを作ったり、椅子をその都度拭いたり、
雨で大変でしたが、
肌寒い中のお湯は、気持ちよかったのではないでしょうか。
この足湯は、明日明後日も入れます。テントも増設されました。
また、今年は信州デスティネーションキャンペーンで、
11月までの土日、松本駅前で入ることができます。
メインのそばブースも、もちろん賑わっていました。
人気のあるところには、行列も。
結構の降りにもかかわらず。
改めて、そば祭り、何より、信州特産である“そば”の人気を感じました。
雨の日は、やはり、もりやざるの冷たいそばよりも、
温かいそばが、よく出るそうです。
今日は、明日から開催されるそば祭りの準備。
木材業界3団体とLPガス協会の共同で、
朝から足湯の設置です。
信州そば祭り最初からやっているので、もう7年目の参加。
慣れているはずですが、やはり一年に一回、
忘れている部分もあります。
また、作業員より、監督のほうが多い(笑)
午前中で作業は終了。
会団長は新聞のインタビューを受けていました。
皆さんお疲れ様でした。
足湯物語は明日から3日間やっています。
また、明日1日限定で、マイ箸作りを行います。
両方とも無料です。
皆さんに足を運んでいただければ幸いです。
皆さん、こんばんは。
今日は、長野で木青連セミナーがあり、行ってきました。
講師は、中部森林管理局の城土局長。
テーマは、
「森林・林業・木材産業を取り巻く情勢と
今後に取り組むべき諸課題について」
局長は、林務行政を歩いてきた方ですが、
いろんな知識を持ち、また様々な分析をされる方だと、
以前から、挨拶を聞いて思っておりました。
内容を細かく書くと長くなりますので、
ここでは、気になったこと、考えていることを少し。
現政権で閣議決定された新成長戦略~「元気な日本」復活のシナリオ~
21の国家戦略プロジェクトの中に、
「森林・林業再生プラン」というのがあります。
このように国家戦略の中に、森林・林業のことが書かれたのは、
意外にも、初めてで画期的なことだそうです。
また、科学技術アクションプランや、経産省資料など、
様々なところで林業・木材業の事が触れられています。
先月発表された低層公共建築の新築が、
原則木造という指針も出ています。
今、まさに京都議定書もあり、森林・林業・木材を取り巻く環境は、
色々と変わろうとしています。
木はすぐには成長をしません。
現在、戦後植林の人工林は、45~50年の材が中心です。
高齢級の人工林は、50年~でこれから伐採期だという議論もあります。
しかし、建築に使えるいい材がとれる材齢は、
やはり、少なくても60年以上、欲を言えば80年必要のように思います。
たとえば、信州に多いカラマツですが、
若いカラマツはねじれが強く、ヤニが多く、使いにくいとされています。
それが、80年を超えてくると素直な木になり、
「天唐」といい、京都寺院の庫裡で使われる高級材です。
木には、もう少し成長が必要です。
ですので、今は間伐期だと思います。
山を健康に、木が育ちやすい山に手入れすることです。
残念ながら、その山を整備するための林道などの路網は、
環境先進国と言われるドイツの約1/7です。
これでは間伐したくても山には入りにくい。
間伐した材の使いみちがない。という話しもありますが、
現在、火力発電所は二酸化炭素排出量の観点から、
国の指導で、木質バイオマスにしているそうです。
しかし、その木質系燃料は輸入しているとのこと。
林材業の業界は非常に厳しい業界だと言われます。
しかし、この業界にいて思うことは、何か歯車が合えば、
一気にまわる可能性があると思います。
環境分野において、国の戦略にありように、
林業・木材業は重要な産業と位置づけられています。
糸口はあるように思います。
また、アンケートによると、約86%もの一般の方が、
木造住宅に住みたいと思っているようです。
何でもいいから、とにかく何かをやらないと何も変わらない。
局長の話を聞いて、勉強になったと同時に、
少し明るい光が見えたような気がしました。
ありがとうございました。
皆さん、こんにちは。
先日東京に行った際、折角なのでと、
ちょっと寄り道してきました。
一つは、銀座資生堂パーラーで開かれていた展覧会。
学生時代、ずっと一つ上だった先輩。
発想のすごさ、天才的なものを感じていた方でしたが、
展示も、私にはない感性、考え方に触れ、
非常に面白く、刺激をうけました。
もう一つは、ちょっと買い物に浅草寺へ。
そこで、まず目を引いたのは、東京スカイツリー。
「ランドマーク」という言葉の意味を、再確認しました。
本当に東京の新しいランドマークだなと。
大学時代にここからは写真を撮った覚えがありますが、
その景色も変わりつつあります。
建築によって街の景色は変わっていきます。
今回は大きなプロジェクトですが、小さな建築でも、
間違いなく、その周辺の雰囲気、景色をつくっていく。
景観は、まさしく、ひとつひとつ建築や構造物、そして自然の
積み重ねだと思います。
全体計画からつくる景観もあると思いますが、
ひとつひとつ、一人一人が街の景観を意識し、
建築なり、植栽なりをつくったり、しつらえたり。
それが、街並み、景観になるのではないかと思います。