AKB48の旅

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火曜曲5月15日のハイローミックス

2012年05月17日 | AKB
ハイコンテクストとローコンテクストというハイローミックスを、それでも試みてるのかなと、目一杯贔屓目で擁護してみたくなった。

あっさん「説得」コーナー。岡本夏生の色物ぶりと自虐はローコンテクスト狙い。「当時」を知らなくてもそれなりに面白かったと思うし、バブルを知ってる層には、ある程度だけどハイコンテクスト的にも行けてたんじゃないか。一方で「説得」の内容自体は自明レベルなんで、それに対するリアクションに困るあっさんの表情は見事にハイコンテクスト。

NMB、SKEとの金網デスマッチ、マイクパフォーマンスの絵柄自体はローコンテクスト。でも背景にあるプロレス文化はハイコンテクストの代表だし、舌戦の表層のおばか対決やおっぱい対決はローでも、ハイとしてのさらなる分厚いおばか伝説や、胸薄胸厚エピソードの数々が背景に隠れてる。

内田裕也によるさっしーへの説教も、表面的絵柄としてはローだけど、さっしーVS乃木坂の茶番という背景はハイ。内田裕也のことはよく知らないので、もしかしてここにもハイコンテクストが隠れてるかも知れないけど、すまん知らん。

というわけでテレビサイドの人間も馬鹿ではない、というか本来は優秀なはずなんで、テレビ文化とほとんど接点のないハイコンテクスト文化圏のアイドルという、かつて存在しなかった存在を扱いあぐねているのかも。日本というハイコンテスト文化圏から必然的に出現したAKB、その取扱に四苦八苦する業界の姿というのいは、かつての日本と世界の関係、突然の日本の出現と、その取扱に翻弄された欧米列強の関係の相似形なのかも知れないな。