やはり自分の目で確認するのが大事というか、ネットの話としては知ってたけど、握手会の女子率の高さ、JC、JKの多さを見るにつけ、これは凄いことだなとあらためて納得。おっさんファンが多くいること、それも太ヲタだったりするのはけっこう具体的に知ってたけど、このファン層の重層感がヤバイ。
マスコミ報道やスネーク情報を信じるなら、小学生以下にもブームは広がっているようで、おそらく団塊世代を除く全世代に、AKBが広がってるくさい。これはものすごく大事なことで、現在の日本の閉塞感の最大の元凶が、正にその団塊世代の存在だと私は思ってる。団塊という巨大な人口の圧力が、民主主義という手続きを通して、資本主義という仕組みを使って、あらゆる場面で支配的な立場となり、であるが故にもっとも活力のあるべき、本来国家なりの方向性を主導する年齢層であるべき若年層を圧迫し、圧倒し続けてる。
けれども団塊世代にはそういう自覚はない。あるいは自覚があったとしても、彼らは成功体験にとらわれしがみつき、決して自分たちのやり方を生き方を変えようとはしない。若年世代を搾取している、そんな殊勝な考え方に一瞥もしようとはしない。
この状況を変えるすべは一つしかない。団塊世代以外が団結すること。団結して違う方向性を提示すること。民主主義と資本主義という基本を踏まえるしかない以上、数と金がすべてとなる。もしかするとAKBは、そんな不可能に思えたことを成し遂げつつあるのかも知れない。そのファン層の広がりは、世代を超えた厚みを持つんじゃないか。
世代の考え方はけっこう恣意的だけど、M1、M2とかはいかにも古くさいので、具体的な年齢層で考えてみよう。現代日本の人口構成に大きな影響を持つ二つのグループ、団塊世代を1946年~1954年生まれ、団塊ジュニア世代を1970年代生まれとしてみる。
最初期のファンが団塊ジュニア世代以降男ヲタさんであることは間違いないと思う。正確なことは分からないけど、恐らく現在40歳代から、いわゆるポスト団塊世代の50代前半くらいまで。ここはたぶんかなり押さえてる。断定はできないけど、この世代の男性はいわゆる情強な方が多いはずで、AKB成功のポイントの一つは、ある程度だけどネットを押さえたことかも知れない。そしてもちろん全員ではないけれど、それなりの収入の方もいて、太ヲタさんとなった。いわゆるライフライン。
あくまでも推測に過ぎないことは断っておくけど、恐らくこのライフラインで、AKBは初期をどうにか乗り切った。生き延びた。もちろん秋元康という業界の実力者の存在と、「出資者」が居ればこそだけど、そこはとりあえずスルーしとく。
転機はキングレコード移籍であることは明らかで、そこから明らかに売り上げが上昇カーブを描くようになった。そこで何があったのか、たぶんプロモーションとかいろいろ変化があったんだろうけど、当時のことを私は全く知らないし、ネット上にも具体的な情報はない。なんにしろ、有吉先生のお言葉「馬鹿に気づかれた」ということなんだろうと思う。具体的には若年層、つまりは団塊ジュニア以下の年齢層に人気が広がった。
このあたりが見えにくいのは、マスコミとハイコンテクストの折り合いの悪さにあるんじゃないか。たぶん人気の質が違うんだろう。団塊ジュニア以降は、全員ではないにせよAKBの物語を楽しんだんじゃないか。つまりはハイコンテクスト。少年ジャンプ的な「友情、努力、勝利」の物語、スポ根の世界。これに対し20歳代、30歳代の男性はたぶん疑似恋愛対象としてAKBを見てた。このあたりの層が第2のファン層じゃないか。もちろん背景となったのは不況。このあたりは識者の指摘もある。
そして選抜総選挙。私もそうだけど、とりわけ第3回選抜総選挙が大きかったんだろう。ここでリアルでかっこいい、凜々しいアイドルという新しさが、若い女性に受けたんじゃないか。その人気は急激にアイドル予備軍相当の年齢層に広がった。そんな子供の嗜好を母親が無視できるわけもなく、こうして30歳代、40歳代の女性の人気も獲得していった。
妄想の上の妄想だけど、こうして男性は団塊世代以外を制覇、女性も40歳以下はほぼ制覇、これが現状なんではないか。こう考えるとなんとも面白いのが、AKBファンがほとんどいないと推定されるのが、団塊世代以降と50歳以降の女性、つまりはテレビを代表とするマスコミの最大の顧客であること。
AKBはテレビ「以外」を制覇した、そういう認識に立って考えてみると、マスコミの戸惑い、テレビの迷走ぶりがよく理解できるんじゃないか。ちょっと杜撰な論考だけど、これはこれにて。
マスコミ報道やスネーク情報を信じるなら、小学生以下にもブームは広がっているようで、おそらく団塊世代を除く全世代に、AKBが広がってるくさい。これはものすごく大事なことで、現在の日本の閉塞感の最大の元凶が、正にその団塊世代の存在だと私は思ってる。団塊という巨大な人口の圧力が、民主主義という手続きを通して、資本主義という仕組みを使って、あらゆる場面で支配的な立場となり、であるが故にもっとも活力のあるべき、本来国家なりの方向性を主導する年齢層であるべき若年層を圧迫し、圧倒し続けてる。
けれども団塊世代にはそういう自覚はない。あるいは自覚があったとしても、彼らは成功体験にとらわれしがみつき、決して自分たちのやり方を生き方を変えようとはしない。若年世代を搾取している、そんな殊勝な考え方に一瞥もしようとはしない。
この状況を変えるすべは一つしかない。団塊世代以外が団結すること。団結して違う方向性を提示すること。民主主義と資本主義という基本を踏まえるしかない以上、数と金がすべてとなる。もしかするとAKBは、そんな不可能に思えたことを成し遂げつつあるのかも知れない。そのファン層の広がりは、世代を超えた厚みを持つんじゃないか。
世代の考え方はけっこう恣意的だけど、M1、M2とかはいかにも古くさいので、具体的な年齢層で考えてみよう。現代日本の人口構成に大きな影響を持つ二つのグループ、団塊世代を1946年~1954年生まれ、団塊ジュニア世代を1970年代生まれとしてみる。
最初期のファンが団塊ジュニア世代以降男ヲタさんであることは間違いないと思う。正確なことは分からないけど、恐らく現在40歳代から、いわゆるポスト団塊世代の50代前半くらいまで。ここはたぶんかなり押さえてる。断定はできないけど、この世代の男性はいわゆる情強な方が多いはずで、AKB成功のポイントの一つは、ある程度だけどネットを押さえたことかも知れない。そしてもちろん全員ではないけれど、それなりの収入の方もいて、太ヲタさんとなった。いわゆるライフライン。
あくまでも推測に過ぎないことは断っておくけど、恐らくこのライフラインで、AKBは初期をどうにか乗り切った。生き延びた。もちろん秋元康という業界の実力者の存在と、「出資者」が居ればこそだけど、そこはとりあえずスルーしとく。
転機はキングレコード移籍であることは明らかで、そこから明らかに売り上げが上昇カーブを描くようになった。そこで何があったのか、たぶんプロモーションとかいろいろ変化があったんだろうけど、当時のことを私は全く知らないし、ネット上にも具体的な情報はない。なんにしろ、有吉先生のお言葉「馬鹿に気づかれた」ということなんだろうと思う。具体的には若年層、つまりは団塊ジュニア以下の年齢層に人気が広がった。
このあたりが見えにくいのは、マスコミとハイコンテクストの折り合いの悪さにあるんじゃないか。たぶん人気の質が違うんだろう。団塊ジュニア以降は、全員ではないにせよAKBの物語を楽しんだんじゃないか。つまりはハイコンテクスト。少年ジャンプ的な「友情、努力、勝利」の物語、スポ根の世界。これに対し20歳代、30歳代の男性はたぶん疑似恋愛対象としてAKBを見てた。このあたりの層が第2のファン層じゃないか。もちろん背景となったのは不況。このあたりは識者の指摘もある。
そして選抜総選挙。私もそうだけど、とりわけ第3回選抜総選挙が大きかったんだろう。ここでリアルでかっこいい、凜々しいアイドルという新しさが、若い女性に受けたんじゃないか。その人気は急激にアイドル予備軍相当の年齢層に広がった。そんな子供の嗜好を母親が無視できるわけもなく、こうして30歳代、40歳代の女性の人気も獲得していった。
妄想の上の妄想だけど、こうして男性は団塊世代以外を制覇、女性も40歳以下はほぼ制覇、これが現状なんではないか。こう考えるとなんとも面白いのが、AKBファンがほとんどいないと推定されるのが、団塊世代以降と50歳以降の女性、つまりはテレビを代表とするマスコミの最大の顧客であること。
AKBはテレビ「以外」を制覇した、そういう認識に立って考えてみると、マスコミの戸惑い、テレビの迷走ぶりがよく理解できるんじゃないか。ちょっと杜撰な論考だけど、これはこれにて。