10年目にして“本命不在”のAKB総選挙、今年だからこその見どころは?
昨年は須藤のスタンドプレーにより、阿鼻叫喚の絵図となったが、これこそがAKB総選挙の魅力の一つ。昨年は須藤に対して渡辺麻友が険しい表情で視線を送っている姿が映し出され、11位のAKB48高橋朱里は壇上から「ファンの皆さんが複雑になることを言うメンバーを見て、胸が痛い」と須藤への辛辣なコメントを発した。ゲスト出演した小嶋陽菜は「いつかそういうメンバーも現れると思っていた」との見解を示し、峯岸みなみは「考えていたことが全て飛ぶくらい…もう何を言っても記事ならんやん」と嘆いた。一方で観客やNMB48のメンバーからは「おめでとう!」との祝福の声もあがるという、まさに愛憎入り混じる群像劇が全国に生中継されたのだ。
過去の名シーンもまさに“仲間なのに戦わなければならない”選抜総選挙への必死の覚悟を物語る、生々しい喜怒哀楽がドラマティックに表現されてきた。第2回で大島優子に1位を譲り、第3回で再び1位に返り咲いた前田敦子が泣き叫ぶように訴えた「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください!」は、アイドル史に残る名言として知られている。
また、同年はAKB48の横山由依が圏外から19位にランクイン(同回までは21位までが選抜)。よろけるような足取りでステージへ上がり、“過呼吸寸前”とも言える状態でマイク前でも震えながら涙した姿は、視聴者から放送事故とも評されたが、「命をかけていることが伝わった」という意見も。そのほかにも、篠田麻里子が壇上から「潰すつもりで来てください」と後輩にゲキを飛ばしたり、大島優子は指原に連覇を阻止され、「こんなおなかを抱えて笑ってしまう総選挙は初めてです」という世代交代の瞬間もあった。
良記事。選抜総選挙の「歴史」が、外部の視点から的確にまとめられてるように思う。
去年の須藤さん関連については、「プライベートに踏み込まない」コードとの折り合いが難しくて、当ブログとしては取り上げなかったけれど、このまとめのように「予定調和を壊す」視点からの考察はしておくべきだったかと、今更ながらに反省。
この「歴史」を踏まえるなら、今年の総選挙には事前には気づかれることのない未知の要素の出現/介入が求められることになる。それこそ正に原点に返って、「外部性の侵入」が必要と思われるのだけれど、それは何なのか、どこから立ち現れるのか。
あるいはそのようなイベントがないまま、票数のべき乗分布が崩壊するとするなら、それはカタストロフィーへと直結することになるのかも知れない。
昨年は須藤のスタンドプレーにより、阿鼻叫喚の絵図となったが、これこそがAKB総選挙の魅力の一つ。昨年は須藤に対して渡辺麻友が険しい表情で視線を送っている姿が映し出され、11位のAKB48高橋朱里は壇上から「ファンの皆さんが複雑になることを言うメンバーを見て、胸が痛い」と須藤への辛辣なコメントを発した。ゲスト出演した小嶋陽菜は「いつかそういうメンバーも現れると思っていた」との見解を示し、峯岸みなみは「考えていたことが全て飛ぶくらい…もう何を言っても記事ならんやん」と嘆いた。一方で観客やNMB48のメンバーからは「おめでとう!」との祝福の声もあがるという、まさに愛憎入り混じる群像劇が全国に生中継されたのだ。
過去の名シーンもまさに“仲間なのに戦わなければならない”選抜総選挙への必死の覚悟を物語る、生々しい喜怒哀楽がドラマティックに表現されてきた。第2回で大島優子に1位を譲り、第3回で再び1位に返り咲いた前田敦子が泣き叫ぶように訴えた「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください!」は、アイドル史に残る名言として知られている。
また、同年はAKB48の横山由依が圏外から19位にランクイン(同回までは21位までが選抜)。よろけるような足取りでステージへ上がり、“過呼吸寸前”とも言える状態でマイク前でも震えながら涙した姿は、視聴者から放送事故とも評されたが、「命をかけていることが伝わった」という意見も。そのほかにも、篠田麻里子が壇上から「潰すつもりで来てください」と後輩にゲキを飛ばしたり、大島優子は指原に連覇を阻止され、「こんなおなかを抱えて笑ってしまう総選挙は初めてです」という世代交代の瞬間もあった。
良記事。選抜総選挙の「歴史」が、外部の視点から的確にまとめられてるように思う。
去年の須藤さん関連については、「プライベートに踏み込まない」コードとの折り合いが難しくて、当ブログとしては取り上げなかったけれど、このまとめのように「予定調和を壊す」視点からの考察はしておくべきだったかと、今更ながらに反省。
この「歴史」を踏まえるなら、今年の総選挙には事前には気づかれることのない未知の要素の出現/介入が求められることになる。それこそ正に原点に返って、「外部性の侵入」が必要と思われるのだけれど、それは何なのか、どこから立ち現れるのか。
あるいはそのようなイベントがないまま、票数のべき乗分布が崩壊するとするなら、それはカタストロフィーへと直結することになるのかも知れない。