この10月2日の午後、私は父と共に「イエズスのアグネス童貞」という名に代わった親愛なる姉のポリナを訪問して修道院の鉄格子のうちにいた彼女たちに面会しました。
おお、私は彼女の応接場にどれほど辛い感じがしたでしょう。私がいま自分の霊魂上の履歴所感を述べるのですから、何事も隠さず申すはずですが、日頃何事も小さき母に心を打ち明ける習慣となっていた私に対しては面会ごとに父や姉が話してから僅か2・3フンしか与えられませんから、涙が先立ち、胸が塞がって話が出来ずに帰ってしまいます。私は度々30分間、各々に許されても良いのになぜ父や姉に長く許して、私のために少ないのであろうか……どうもその理由が分かりませんでしたから、心の中に「最早、私にとってポリナは無くなったのである」と囁きました。その苦しみの中に、私の精神は非常に発達して後、間もなく重い病気に罹りました。
この病気は疑いもなく悪魔の嫉妬によって行ったに違いありません。すでにポリナは悪魔に打ち克ち修道院に入り、後日その他の姉達もこの悪魔に対して勝利を得る筈であったから、悪魔は私に対してこの復讐をしようと思ったに相違ありません。しかし彼は、天の元后がこの枯れやすくなっているかよわい花の茎に眼を注いで雨や風の害を防ぎ、常にこの花を保護していてくださるという事を知らなかったのでしょう。実際、この病気は、聖母の御助けがなかったなら、治らなかったのであります。
読んでくださってありがとうございます。yui
おお、私は彼女の応接場にどれほど辛い感じがしたでしょう。私がいま自分の霊魂上の履歴所感を述べるのですから、何事も隠さず申すはずですが、日頃何事も小さき母に心を打ち明ける習慣となっていた私に対しては面会ごとに父や姉が話してから僅か2・3フンしか与えられませんから、涙が先立ち、胸が塞がって話が出来ずに帰ってしまいます。私は度々30分間、各々に許されても良いのになぜ父や姉に長く許して、私のために少ないのであろうか……どうもその理由が分かりませんでしたから、心の中に「最早、私にとってポリナは無くなったのである」と囁きました。その苦しみの中に、私の精神は非常に発達して後、間もなく重い病気に罹りました。
この病気は疑いもなく悪魔の嫉妬によって行ったに違いありません。すでにポリナは悪魔に打ち克ち修道院に入り、後日その他の姉達もこの悪魔に対して勝利を得る筈であったから、悪魔は私に対してこの復讐をしようと思ったに相違ありません。しかし彼は、天の元后がこの枯れやすくなっているかよわい花の茎に眼を注いで雨や風の害を防ぎ、常にこの花を保護していてくださるという事を知らなかったのでしょう。実際、この病気は、聖母の御助けがなかったなら、治らなかったのであります。
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