城名 |
麻加江城 |
読み |
まかえじょう |
住所 |
度会町麻加江奥屋敷 |
築城年 |
室町後期か |
形式 |
丘城 |
遺構 |
曲輪、土塁、空堀、虎口、土橋、虎口 |
規模 |
主郭 50×50m |
城主 |
不明 |
標高 55m 比高 23m |
歴史背景 |
書籍*2に「南北朝期、度会町一帯では両朝の抗争が激しく、南朝が北朝側の法楽寺(蓮花寺・度会町棚橋)を落して背後に蓮華寺城を築くと、今度はこれを北朝が奪回するというような状況であった」とある。 |
法楽寺という呼び方は寺の名称ではなく、蓮華寺がある辺り、度会町棚橋辺り一帯の地区をいっている。 |
書籍 |
*1三重の中世城館 *2三重の山城ベスト50を歩く |
環境 |
宮川右岸の度会町に麻加江集落があり、北のはずれにある丘陵地端に城はある。 |
現地 |
ほぼ東に向いた緩傾斜を溝と土塁で囲んだ三角形の曲輪が中心となっているようだ。 |
南200mの所には”郷士館”と呼ばれた館跡があったというが畑地への開発で今は見ることができない。 |
考察 |
現状の主郭から周辺にある他の曲輪と、今は見られない”郷士館”と呼ばれた部分の全体を捉えて、ここは居館の集合体と見られる。 |
感想 |
書籍*2でいう法楽寺辺りとは5~6kmの距離があり、直接関係の可能性は薄くなると思われる。 |
北背後の標高146mの山頂に詰城があって、その根小屋的居館とした方が分かり易い。 |
標高146mの山頂を攻めてみるべきか。 |
地図 |