城名 |
立岡城 |
住所 |
度会郡度会町立岡 |
築城年 |
室町時代 |
築城者 城主 |
不明 |
形式 |
平山城 |
遺構 |
郭、堀切、竪堀、井戸 |
規模 |
35m×75m |
標高 67m 比高 20m |
書籍 |
三重の中世城館 日本城郭体系 |
環境 |
宮川の河岸段丘に開けた立岡集落の西方で標高67mの狭い丘陵頂部を削平して主郭を成している。 |
現地 |
立岡集落の墓地の西の山が城跡である。西に大河内谷池を従え東に谷を配す小規模だが理にかなっている適地である。南から東に水田や茶畑を一望する。 |
主郭の北に一段高く基底幅の広い土塁を備えることや、その背後に城内で唯一最大の堀切を備えることから北の尾根からの防御を意識した主郭の造りである。 |
3条の竪堀は小規模な城には不釣り合いなくらい完成度が高く規模も大きい。この竪堀は1Kmほど西にある長原城でも見られることから二つの城には何らかのつながりがあるものと思われる。 |
主郭に取り付く坂状の土橋は岩を削り込んだもので主郭に向かって左側をⅡ郭に右側を井戸郭にしている様子は見事な設計である。 |
考察 |
小規模な城だが防御の施設はそれぞれが完成度が高く先進的な思想によって造られている。宮川流域の中でも最も多くの防御施設を持った山城であり、模型やイラストのサンプルとしてもふさわしい、教科書的な山城である。 |
感想 |
地元の人たちの整備によって見学がし易くなり山城の魅力が大勢の人たちに伝わるよいきっかけの城になっていくような気配がする。 |
地図 |
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