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家城城

2017-02-04 18:00:34 | 古城巡り

家城城

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城名 家城城
  いえきじょう
住所 津市白山町南家城
築城年 正中年間に修築
築城者 家城主水正
形式 山城
遺構 郭、2重堀切、3重堀切
規模 70m×70m
城主 家城主水正(北畠家臣・騎馬大将)
標高 130m
比高 60m
経緯  家城主水正は北畠家臣で槍の名手として天文年間、鷺山合戦や、永禄12年の大河内城の夜戦で竜蔵庵口の主将を務めた武将である。北畠具親が挙兵したとき川俣谷の戦いで討死した。
環境  家城の平野部を西に見下ろす山頂にある。現在は林道で近くまで行ける。
一族 紀氏
現地  城の南側辺りを林道が通るので近くまで車で行ける。小さい車なら余白に駐車でき入口も近い。
   直ぐに3重の堀切が現れる。堀切は大中小であるが明瞭に確認できる。東から勾配のきつい主郭の下斜面を周回していくと小さい帯郭の出っ張りがある。そこを廻り込むともう一つ傾斜がきつくなる斜面に出る。
   足元を確保してから周囲を見回すと切岸とその北にある2重の深い堀切が圧倒的である。そこからは少し東に折れる。少し長い自然地形の尾根を進むと下に別の郭が見下ろせる。この辺の様子は古い縄張図に載っていないがどういうことだろうか。
   北側に廻り込み西進すると自然地形か人工加工か判断できないが竪堀の様子が伺える。どちらにしても機能はしていたように思える。
   北西側は帯郭や出郭が数多くあるようだ。西方面を見下ろすのには都合がよさそうだ。堀切のあたりから主郭に登る。
   主郭は結構な面積を有する。一段高い部分があるが狼煙台と云われている。その大きさ・高さなどや小石が周辺に散見できる様子は松阪市の矢倉山城で見た例と酷似している。
   北から西へ廻ると帯郭が続き元の3重堀切の所へ戻る。途中、崖状も見受けられた。こじんまりした城だがメリハリがあって形もよく残っている。
感想  2重と3重の堀切が見どころ。縄張図より帯郭等が多く見受けられ面白い。主郭の狼煙台も見逃せない。
地図  https://www.google.com/maps/d/edit?hl=ja&authuser=0&mid=1sE7i85-3qeA10HRT1ZDejbj3Ddw&ll=34.62455510774033%2C136.3253277470917&z=18


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