猫と暮らそう~里親募集~

捨て猫や行き場のない猫の里親募集をしています。

ボンちゃん虹の橋を渡る

2020-06-13 15:25:42 | お星さま猫
6月12日

我が家の保護猫ボンちゃんが
虹の橋を渡りました



今年でちょうど10才でした

亡くなる4日前なんとなく食欲がおち
3日前には大好きなウエットを食べず
あきらかに元気がなかった

にゃんにゃんカロリーとエナジーチュール2本をなめたけど、夜に水のようなものを大量に吐いてしまいました

ボンちゃんは保護してからずっと
人馴れしない猫でいわゆる家庭内野良でした

私が在宅の時間は一切姿を見せず
夜中と仕事でいない時間に活動していました


なので病院へ連れて行くことも容易ではありません。弱ってきているのに捕まえようとすると、全力で逃げるし…

もう先が見えてる状況なのに追い回して捕まえて、病院へ連れて行くことがいいのか悪いのか…

ただただ体力を無駄に消耗させてしまう気がして気が進みません…

以前はそれでも保護主の責務を感じて、2-3年に一回は無理矢理捕まえてワクチンに連れていったりしてた事もあったのですが、そのたびにおしっこ漏らしながら逃げ回るのを見て、猫も辛いし、こちらも辛いのはもうやめよう、自然に任せてみようと思い、今回もその信念に従ってみたのです。






「ボンちゃん、どうする?どうしたい?」
何度も聞いてみるけど返事はない



ボンちゃん、まだ子猫のころ
実は一度トライアルに出たんですよ

一匹になって人間と密に接すれば
馴れてくれるんじゃないかと期待もあり。


里親さんはとてもいい方で
頑張ってくれたのですが
ケージにゴハンを入れる手に咬み付くわ
チュールをあげれば引っ掻くわ
それはそれはかなりの抵抗ぶりを見せ
我が家に戻ってきたのでした

名前もね、里親募集するなら可愛いのつかないとと思って、鼻の模様から「雫」とつけたけど、全然しっくりこなくて

いつの間にか「ボン」になってました




吐いた翌日にはもうあまり動けなくなり
触っても怒らなかった
というか、そんな気力もなかったみたい
その状況でもまだ逃げようとする素振りをするから感心します
ようやく追い回すことなく洗濯ネットにいれることができ、病院で補液してもらいました。
ついでに何年ぶりかで爪を切ってあげることもできました。
かなり伸びてて気になってたからね、良かった。


だいぶ痩せちゃいました



そして、その翌日
ボンちゃんは虹の橋を渡りました。
亡くなる直前、もう意識はなかったと思うのですが、後ろ足で蹴るしぐさを何度かしていました。
夢の中で走っているような、そんな動きでした。
きっと今頃は自由に空を走り回っているのではないかな。


いつも隠れてばかりだったから
写真があんまりなかったね…

ボンちゃんが幸せだったかはわからない
ああすれば、こうすればという思いもあるし、もっとできることがあったのかもしれない
だけどこれが今自分ができる限界


猫の仲間が大好きで、チュールが大好きで、警戒心が強くて人には馴れてくれなかったけど、それでも大切な我が家の子でした


今日はたくさん雨が降ってるけど
お空の上はいつも青空が広がってるはず
そしてボンちゃんは力いっぱい走り回っていると思います

ありがとう、ボンちゃん
いつか虹の橋で会おうね
その時は逃げないでよね






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4 コメント

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Unknown (ゆり)
2020-06-13 15:54:37
私としたらボンちゃんは外猫より幸せだったと思います
車は人のような怖いことするものはなく 他の猫との争いも特になく 雨風寒さ暑さからしのげるおうちがありご飯も食べられてちゃんと寝られる場所がある・・・全然外猫よりも幸せでした
本当にありがとうございました きっと今はお空で走り回ってることですし感謝していると思います
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同じ思い (しゃちくん)
2020-06-13 16:54:00
以前うちにいたゴマちゃんを思い出します。

後から住み着いた猫に家から追い出されてそれでもこっそり帰宅してご飯を食べて10年以上家庭内野良猫をしておりました。初めて病院へ連れて行ったのは死ぬ1週間前です。衰弱してないと触ることすらできませんでした。

痙攣と失禁が始まって24時間、生きているのに体が硬直して獣医の先生と相談し苦しみが長引くのも可哀想なので安楽死させました。これも飼い主の責任と悩みましたが。。。
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Unknown (nyarin)
2020-06-14 12:58:28
しゃちくんさん
安楽死とは辛い経験をされましたね。
ボンちゃんは、食べられなくなった期間も短かったので、それだけは見ているこちらは救いでした。
苦しんで逝く姿はやっぱり辛いですよね。
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Unknown (nyarin)
2020-06-14 13:03:22
ゆりさんへ
ありがとうございます。
私が思う「幸せ」が猫にとっても幸せなのか、いつも考えます。猫によっても違うだろうし、直接訊けないので永遠に答えは出ないですよね…
最期のその時をそばにいて見守ってあげられたことだけが、せめてもの救いでした。
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