皆様こんばんは。
本日は名人戦第1局の2日目が行われました。
早速振り返っていきましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/af/5c78e7de09af44015f77f6177fdde6e7.jpg)
高尾挑戦者の封じ手は2間開き、やはり外れました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
左辺黒にゆとりを持たせる、常識的な一手です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/d7/6fe1d142a57c3904c24db931721d4764.jpg)
しかし白1が白Aを狙っているので手抜きで黒2と守り、白3と連打して黒を攻める事になりました。
このあたりは両者予定通りの進行でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/a3/1b319944623e80727ebedc526f7003bb.jpg)
白1、3と迫って黒危なそうにも見えますが、黒4から白の薄みを衝く事で凌ぎを目指しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/1b/3bc67002421c979c581974a580d1e781.jpg)
白は半分逃がしましたがもう半分を取りに行っています。
しかし黒は・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/01/d3a3149e499271d43bee75f550b42ee1.jpg)
黒1から隙の無い手順で生きました。
さほど苛められた訳ではないので、左下を頑張っておいた黒が優勢になったと思われました。
ですがもちろん簡単に勝たせてくれる井山名人ではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/6b/5ad8e6b79240bea15191236f12e0bd4e.jpg)
かねてより狙いの置きで、黒の眼を奪っていきました!
中央の厚みを前提にした強攻です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/51/76dd8511bb8f407696efc252f88e750f.jpg)
黒11までの進行は想定内でしょう。
白6と切れましたが、もちろんこれで地を増やして勝とうという事ではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/7e/d120fca4cb4ae25237081cffe80d8bb1.jpg)
白1と上下を分断!
これが白の本当の狙いでした。
どちらかの黒を取ってしまおうというのです。
井山名人、ついに牙を剥きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/03/2379b7740706ce03dede0d919bf82139.jpg)
その後黒1で上の黒は生きました。
後は下の黒がどうなるかの勝負です。
白2と眼を取って決戦!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/b6/0bece019c7910db6e6e7ca653e05f4e8.jpg)
黒1にも、自身の傷も顧みず白2から眼取り!
こういうなりふり構わぬ取りかけは、プロの碁ではなかなか見られません。
両者必死の読み合いになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/cd/17959f83862457f3cef6fbae88fddcd7.jpg)
際どい勝負でしたが、結果は高尾挑戦者が読み勝ったようです。
大石を無事に生きては勝負が決まりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/6a/ec19fea0e8353362bcbdd24ad9f2819b.jpg)
本局は井山名人の白1、3が印象的でした。
勝ちには結び付きませんでしたが、この手によって碁は面白くなりました。
観戦者としてはこういう独創的な手が見られるのは嬉しいですね。
第2局は9月14日(水)、15日(木)に愛知県田原市「和味の宿 角上楼」で行われます。
幽玄の間やニコニコ生放送で中継されるので、ぜひご覧ください。
次も名勝負を期待しましょう!
本日は名人戦第1局の2日目が行われました。
早速振り返っていきましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/af/5c78e7de09af44015f77f6177fdde6e7.jpg)
高尾挑戦者の封じ手は2間開き、やはり外れました
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左辺黒にゆとりを持たせる、常識的な一手です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/d7/6fe1d142a57c3904c24db931721d4764.jpg)
しかし白1が白Aを狙っているので手抜きで黒2と守り、白3と連打して黒を攻める事になりました。
このあたりは両者予定通りの進行でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/a3/1b319944623e80727ebedc526f7003bb.jpg)
白1、3と迫って黒危なそうにも見えますが、黒4から白の薄みを衝く事で凌ぎを目指しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/1b/3bc67002421c979c581974a580d1e781.jpg)
白は半分逃がしましたがもう半分を取りに行っています。
しかし黒は・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/01/d3a3149e499271d43bee75f550b42ee1.jpg)
黒1から隙の無い手順で生きました。
さほど苛められた訳ではないので、左下を頑張っておいた黒が優勢になったと思われました。
ですがもちろん簡単に勝たせてくれる井山名人ではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/6b/5ad8e6b79240bea15191236f12e0bd4e.jpg)
かねてより狙いの置きで、黒の眼を奪っていきました!
中央の厚みを前提にした強攻です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/51/76dd8511bb8f407696efc252f88e750f.jpg)
黒11までの進行は想定内でしょう。
白6と切れましたが、もちろんこれで地を増やして勝とうという事ではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/7e/d120fca4cb4ae25237081cffe80d8bb1.jpg)
白1と上下を分断!
これが白の本当の狙いでした。
どちらかの黒を取ってしまおうというのです。
井山名人、ついに牙を剥きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/03/2379b7740706ce03dede0d919bf82139.jpg)
その後黒1で上の黒は生きました。
後は下の黒がどうなるかの勝負です。
白2と眼を取って決戦!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/b6/0bece019c7910db6e6e7ca653e05f4e8.jpg)
黒1にも、自身の傷も顧みず白2から眼取り!
こういうなりふり構わぬ取りかけは、プロの碁ではなかなか見られません。
両者必死の読み合いになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/cd/17959f83862457f3cef6fbae88fddcd7.jpg)
際どい勝負でしたが、結果は高尾挑戦者が読み勝ったようです。
大石を無事に生きては勝負が決まりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/6a/ec19fea0e8353362bcbdd24ad9f2819b.jpg)
本局は井山名人の白1、3が印象的でした。
勝ちには結び付きませんでしたが、この手によって碁は面白くなりました。
観戦者としてはこういう独創的な手が見られるのは嬉しいですね。
第2局は9月14日(水)、15日(木)に愛知県田原市「和味の宿 角上楼」で行われます。
幽玄の間やニコニコ生放送で中継されるので、ぜひご覧ください。
次も名勝負を期待しましょう!