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釣れるイワナは良形ばかり。
大きなポイントでは5.6尾も出ました。
楽しくて私もついつい顔がにやけてしまいます。
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錆びの無い綺麗な盛期の様な魚体です。
餌が豊富なせいなのでしょうか?。
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しばらく粘って、こんな大場所で主は御留守のようです。
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今日のイワナは全てリリース。
何とも気持のいい充実した一日でした。
解禁からこんな素晴らしい思いは何年振りだろうか?。
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こんな小渓に何故こんな大岩魚が何匹も生息するのだろうか?。
大物釣り師小島氏にして2,3年ここでなんと40オーバーを三匹も釣り上げている。
下流とは数基の堰堤で遮断されて交流の無いほんの数キロの生息域はある意味で
単に穴場低的存在だっただけなのだろうか?。
今日の釣行でも前日のものと思しき釣り人の足跡がポイントごとにしっかりと確認されている。
多分先行者も我々の様に、いやそれ以上の釣果があったに違いない。
何故なのだろうか謎は深まるばかりである。
今日釣れた雄の大イワナを良く見ると
体高、鰭全てが完璧な姿態の体を成している事を伺えるのだ。
早々釣れるイワナは毎年晩秋産卵受精を終えてやせ衰えて
鰭は擦り切れみる影も無いほどみじめなものである。
解禁早々釣れる大岩魚の多くがそうであるのに対し
ここのイワナは盛期そのものの体をなしている。
そこで私はこう推測する。
多分この流域では産卵受精行動は行われていないのではないか?
流域が短くてほとんど存在しない産卵床、余りにも人間とのかかわりが
近すぎる環境がイワナにとって大きなストレスのはず。
子孫を残す連鎖が無い環境はそれらが岩魚を巨大化構成する要因ではないのだろうか?。
何処でもあり得る事なのだが人間の都合によって作くられてきた構造物が
小動物の生態のこんなに事にも影響を及ぼすのだと思えてならない。
・・・・。
また何時かこの渓流で小島氏と大岩魚を釣りあげたら
人間社会の及ばない遥か源頭の大渓の流れにもどしたい。
そんな衝動に駆られてやまない。
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