井真井のちょっと一言。。

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セクハラ訴訟(最高裁判)

2015-01-26 17:10:54 | 日記
職場で女性に性的発言を浴びせた職場の上司
に対して、女性が彼らを相手に訴えた判決が
来月下旬にくだる。

どんな言葉を浴びせたかというと、直接的な
卑猥な言葉ではなく、その女性の個人的心情を
傷つける発言だったようだ。

「いくつになったの?・・・・もう、そんな年
になったの。結婚もしないでこんな所で何して
んの。親が泣くで」

・・・と、言ったらしい。

これは、微妙な発言だ。

でも、女性がこういう発言を男性にしている
ところを私は一度も聞いたことがない。

行き遅れる・・・・という言葉は女性が男性の
元に嫁ぐところから生まれているので、未婚の
男性の場合にはさしずめ「もらい遅れる」と
なるのだろうか。

日本の長い歴史の中で、「女性の幸せ」の尺度
は常に「結婚」だった。女性も「将来の夢は
幸せな結婚です」と答えていたと思うし、現在
の女性たちもそう思っている人が多いと思う。


女性にとって「幸せ=結婚」というイメージが
日本男性の意識の中には根強く残っているの
だと思う。実は女性意識の中にも同じように
あるのだろう。

もし、結婚とか子どもに憧れが無い女性であれば、
上記のような発言に対して真っ向から否定した
であろうし、一方、彼女自身も幸せの形が結婚
だと思っていたならば、それを実現できていない
自分に対する中傷的発言と受け止めたはずだ。

今回は後者になる。

何はともあれ、職場程度の薄っぺらい人間関係の
中でプライバシーに関わる話をすることは
タブーなのだと思う。

まして上司と部下である場合は、セクハラとなる
危険度が増す。部下からプライバシーに関する
相談一つも受けたことが無いような上司は職場
での失言にご注意を!!

ちなみにこの上司は降格させられた。