近年の行政書士試験における一般常識は出題範囲が広範囲に及び、的を絞ることが困難ですが、新聞紙上には目を光らせていて欲しいところです。
さて、読売新聞4月3日の記事に「ジェントリフィケーション(gentrification)」という言葉が掲載されていました。
荒廃した地域が芸術家や高学歴層の移住などをきっかけに活性化し、中高所得者層が流入することで都市が再生することを意味しています。
荒廃エリアには低所得者層が集う傾向がありますが、そこに中高所得者層が流入することで、都市は再生しますが、それにより地価や物価上昇を招き、貧困者層が追い出されてしまうという負の面もあります。
ニューヨークのブルックリンやマンハッタンなどが、ジェントリフィケーションの代表例です。
日本には、「芸術家の町」とか「音楽の町」と呼ばれるような地方都市が見あたりませんが、こういう町おこしもあることを覚えておくのも試験に役立つかもしれません。