井真井のちょっと一言。。

人気国家資格の『井真井アカデミー』
#社労士   #宅建士 #マン管士
#管業主任者 #FP #行政書士 他

いろいろな「山」があるもんだ。

2015-04-05 17:04:56 | 日記

妻が家を出て行ってから、まもなく2週間が過ぎようとしている。

普段から掃除、洗濯も自分でやっているから、特別、生活する上での不便は感じないけど、野菜や果物の摂取量が減ったためか、ややカラダに変調をきたしているのと、しゃべらないので声帯が萎縮し、かすれたような声になって発しづらい。

とはいえ、どちらも改善するのは簡単なことで、体調のほうはスーパーに行ってバナナとオレンジを買い込み、声のほうはテレビドラマを見ながら、わざと大きな声で主人公の発言に突っ込みを入れてみたりして、大分、出るようになってきた。


さて、年に数回、妻は家を空けることがあるが、今回は長野の実家からの電話がきっかけだった。

妻には幼い頃からよく面倒を見てくれていた父方の叔母がいる。随分前に夫に先立たれ、子にも恵まれなかった彼女は妻のことをたいそう可愛がってくれたみたいだ。妻も叔母を慕っていた。

夫に先立たれた後は、ずっと一人暮らしをしていたが、高齢も手伝ってか、数年前から認知症を患うようになり、今は自宅近くの老人介護施設で暮らしている。

その叔母の容態が悪化し、医師から「今日、明日が山だから親しい方達には連絡したほうがいいでしょう」と言われたと、我が家に義父から電話がかかってきたのだ。

電話があったのが水曜日の昼。今日、明日であの世に旅立てば、週末には葬儀だろうということで喪服も持参するよう言われ、慌てて妻はトランクケースに衣服を詰め込み、長野行きの電車に飛び乗って行った。

あれから2週間・・・・「いったい、いつ死ぬんだ?」

おぞましい言葉が、何の悪意も無く自然の思いとして胸に去来する。

妻との電話越しでは、十分なオブラートに包み込み、
「叔母さんの容態はどうなの?」と聞いてみる。

「ん・・・良くはない。山かな・・・」と返答。

オイオイ、どこまで高い山なのさ!?
まさか山の中腹あたりで医師は人集めを指示したのかい?
山が続いて、結構、長い山脈になってるよ!
そもそも80歳過ぎたら、良くなることのほうが奇跡だよね!

・・・・などなど、様々な思いを封印し、
「そっか」とたった3文字の短い言葉で、せめてもの抵抗。

すると、妻は雰囲気が暗くなるのを嫌ってか、
「もう、東京の桜も満開でしょ?来週、高遠の桜も満開みたいだから、お父さんたちと見に行ってこようと思ってるんだ」と言った。

<まっ、まさか・・・本当はそっちの山を見るために帰った?>

全ての出来事が陰謀の闇の中でうごめいているように感じてしまうのは、俺の心が病んでいるからだろうか。



誤認登録と個人情報漏洩でプライバシーは崩壊する!?

2015-04-05 15:54:01 | 日記

国内で「万引き」による被害額は1年間でどれくらいだと思いますか?

約4,600億円だそうです。

近年は高齢化により認知症患者が急激に増加し、悪の意識を持たずに万引き行為を繰り返してしまうケースもあるようです。


家族を犯罪者にしないためにも、認知症患者が身内にいる場合は裁判所に後見・保佐・補助開始審判などを請求するのが良いのかもしれません。

社会保険労務士などにも身寄りのいない方の後見人になってくれないかと後見人支援センターなどから依頼があったりします。

さて、増加の一途をたどる万引き被害ですが、最近の小売業などでは店内設置の監視カメラに顔認識システムが導入されており、過去に万引き犯罪歴がある者が入店すると、自動的に認識を行い、監視室の警報音が鳴るようになっているそうです。

この犯罪者情報を多種多様な小売業界をまたぎ、共有してはいかがだろうかという議論があるそうです。

変装していても顔の輪郭やカラダの骨格、身長等から本人認識が可能だということですが、「誤認登録」されたら大変なことになります。

一民間企業が独自に個人情報を自由に管理することも、大きな危険が伴います。情報漏洩により個人の尊厳が損なわれることになれば憲法に反することにもなりますから、これについては国レベルで議論すべきことでしょう。

さて、「自分には関係ない話だ」・・・と、思っていませんか?実は、万引きとは無縁の私たちの身近にもこのような個人情報にまつわる恐怖は存在しています。

たとえば、Facebook。多くの人が自分の写真を掲載していますが、この写真にタグをつけると、システムが自動的に顔認識を行い、次回以降、その人の顔写真がどこかに掲載されるとタグつけした名前が表示されてしまうというのをご存じですか?

これがヨーロッパでは大きな問題となり、facebookはシステム変更を行いました。現在では本人の同意がなければタグはつけられませんが、個人認識は簡単にできるという事実に変わりはありません。

見られたくない過去の写真なども誰かが掲載してしまえば、そこに、あなたの名前が表示される・・・結構、怖い世の中です。

FPを目指す人はこのような情報にも目を通して下さい。

2015-04-05 15:16:28 | 日記

首都圏の私立大学へ入学し、アパートなどを借りて生活する学生への親からの仕送り金額の月平均は「88,500円」であり、これは調査が開始された1986年以降で最低であることが判明しました。

実は2005年以降10年連続で最低額を更新しています。

また、親が銀行などから入学費用などの学費目的で借り入れている借入金額は、平均1,807,000円で、こちらは前年より121,00円増え、過去最高となりました。


上記数値は平均値ですので、アベノミクスによる景気浮揚策が採用されて以降、株価の上昇や2年連続の大手企業に対する官製春闘によるベアなどを考慮しますと、内情では富の分配における二極化が進行しているのではないかと思われます。

安倍首相・黒田日銀総裁のタッグで導入された「異次元緩和」もちょうど2年が経過しましたが、株価の上昇や失業率の低下など一定の成果はあるものの、2人以上世帯の消費支出で比較すると、2年前の導入時の月平均支出が「26万8,099円」。そして、2年経過時の月平均支出が「26万5,632円」でした。

昨年4月に消費税率が5%から8%へと上がり、全商品単価が以前に比し上がったのですから、当時の生活水準を維持しているならば、消費支出は最低でも増税分は上がるはずですが、実態は導入前より下回っています。

国民意識調査では、国民の約7割が消費税率8%導入時以降、「節約意識が強くなった」と回答しています。そして、今後も継続し節約を心がけると回答する人がほとんどです。

日銀黒田総裁がイメージしていた異次元緩和の予想効果は、市場に出回る通貨量を増やすことで金利を下げ、金銭を借りやすくすることで企業や個人が設備投資や新規事業などに回すことができ、そこに新たな産業が生まれ、それにより雇用が増え、賃金が上昇し、物価も次第に上昇するといったものでした。

確かに円安効果による為替差益や外国市場における価格競争力を得たことで一部大手企業の利益は大幅に上昇しましたが、国内需要は大きく伸びず、それどころか、生活のゆとりが物価上昇により圧迫されている実態が浮き彫りになりつつあります。

2年で2%の物価上昇を目標に開始された異次元金融緩和も原油安などの影響で、ついに2月の消費者物価の伸びは増税分を除き0%
となりました。このままではマイナスに陥りかねないという懸念もあり、早ければ今月、遅くても秋には再び金融緩和が実施されるのではないかと囁かれています。

しかし、先週金曜日に発表されたアメリカの非農業部門雇用者数および製造業雇用者数の増加人数は大幅に予想を下回り、失業率も横ばい状態となっており、アメリカの一人勝ちもそう長くは続かない様相が見えてきています。

あまりに頻繁に金融緩和を続け、自国通貨安を誘引するようならば、ここ最近、経常収支悪化も見え始めているアメリカが黙ってはいないでしょう。