稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

デジタル教科書ってどんなもの?

2021-08-29 12:12:22 | ご存知ですか?
学校現場にタブレットが配布され、コロナ下にあって学校のデジタル環境は激変しました。
教科書もそれに伴いデジタル化されるというのは当然の流れですね。

文部科学省も平成31年4月から学習用のデジタル教科書を法的に位置づけ、一部の小中学校にデジタル教科書を無償で配布し、効果を検証する実証事業をおこなってきましたが、令和4年度からはすべての小中学校に対象を拡大されることになりました。
”デジタル教科書、全ての小中で 文科省、普及促進事業を拡大”「東京新聞」2021年8月25日
そこで、デジタル教科書ってどんなものなのか、インターネットで調べてみました。

各教科書会社では、学習用(=児童生徒が使うもの)と、指導用(=先生が指導の時に参照するもの)を自社のサイトで公開していることがわかりました。
以下サイトへのリンクをご紹介します。
東京書籍(学習者用デジタル教科書部分サンプルーログイン画面)
光村図書(令和2年度版 小学校体験版)
学校図書(小学校 英語)
教育出版(令和3年度版 中学校)
帝国書院(地図帳)
日本文教出版(小学校・中学校 体験版)
このほかにも多くの教科書出版会社で体験版を公開しています。

みなさん、どんな感想をお持ちですか?
紙の教科書で育った管理者は、なんか読む気がしないというのが正直な感想です。
私が生徒だったら、授業中に関係のないページやコンテンツで遊びたくなってしまいます(;^_^A。
デジタル素材は、従来とは異なる考え方や方法で利用しないと、うまくいかないのではないでしょうか。

もうひとつ気になるのは、デジタル教科書や教材の有効期間です。
例えば地図帳や歴史などの教材は、使用学年が終わっても長く使用する児童もいます。
前の学年の学習を振り返って復習をすることもありますね。
そんな時にデジタル教科書は有効なのでしょうか?

少なからぬ税金を投入するのですから、そうした点についても十分検討していただければと思いました。

コメント
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