稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

大統領図書館

2025-01-12 13:06:44 | ご存知ですか?

(NARA Presidential Libraries and Museums HP より転載)
間もなくアメリカ合衆国の大統領にドナルド・トランプ氏が就任します。
メディアでは、彼に関する話題が途切れることなく報道されていますね。

ところで、みなさんは「大統領図書館」って聞いたことがありますか。
アメリカ合衆国では、大統領が退任すると、在任中に関与した公務に関する資料や書翰・写真などを保管し、かつ一般に公開する施設が置かれます。
1939年、第32代大統領フランクリン・ルーズベルトによってこのシステムが作られました。
図書館という名称ですが、日本でいう公文書館と博物館をあわせたような施設で、大部分アメリカ国立公文書館=NARAが管理しています。
アメリカ国立公文書館の大統領図書館HPへのリンク
現在、第31代大統領フーバー以後、歴代の大統領図書館が設置されている他、それ以前の大統領でもリンカーンなど数名の大統領図書館があります。
トランプ氏の図書館も発足してはいますが、2026年までは公開対象ではないので、所在地等は未定。
オバマ大統領図書館は、NARAではなく、オバマ財団によって設置管理されており、まだ公開されていません。
とはいうものの、きちんと文書や記録が収集保存され、いずれは公開されるというのは素晴らしい民主的なシステムですね。

2024年7月には、アメリカの図書館事情に詳しい豊田恭子さんが『アメリカ大統領と大統領図書館』という本を筑摩書房から出されました。
13館の大統領図書館を訪ね、その所蔵資料からアメリカ現代史を検証する意欲作です。
図書館好きには興味津々!
図書館は、アメリカ社会を映す鏡のような存在です。
大統領交代の年にひも解いてみてはいかがでしょうか。
もちろん稲城市立第四図書館に所蔵(資料コード411421585)されています!
コメント
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