英語塾経営を生業としている身として、テレビなどを見ている時に英語が流れると、その通訳や翻訳字幕などに注意を注ぐ癖がついています。短時間で処理されているのに素晴らしい仕事ぶりであるなあと感心することが多いものです。
しかし、時にその逆が起こります。何ゆえこんなミスをするのだろう、と。
海外ニュースの場合、翻訳に基づいて番組が作られています。一般の視聴者はそこに誤訳などあるはずがないと思い込んで見ています。ゆえに、その作業には細心の注意を払ってもらわねば困ります。特に立場が180度逆転するような“not”などの否定語の存在に関しては、人一倍気配りをしてほしいものです。
そうした初歩的なミスをTBSがやってしまったというのです。
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米下院議員の靖国発言 TBSが「誤訳」 (産経新聞) - goo ニュース
2006年 7月 8日 (土) 03:08
TBSのニュース番組「ニュース23」が、小泉純一郎首相の靖国神社参拝をめぐり、「行くべきでないと強く感じているわけではない」と語ったヘンリー・ハイド米下院国際関係委員長(共和党)とのインタビューに「行くべきではないと強く思っている」との日本語字幕を付けて放送していたことがわかった。TBSは「正確でない部分があった」として後日、番組中で釈明した。
インタビューが放送されたのは小泉首相が訪米中の6月29日。
「“幻”に消えた? 米議会での演説」と題し、小泉首相の米議会での演説が実現しなかったとするニュースの一部だった。
TBSは7月5日の同番組で、「翻訳の字幕表示に一部正確さを欠く表現があった」と述べ、字幕の内容は「行くべきではないと強く感じているわけではありません」だったとした。
産経新聞の取材に、TBSは、視聴者から指摘を受け、社内で検討した結果、正確さを欠く表現があったとし、訂正の放送を行ったと説明。「放送した内容以外の取材過程にかかわる事柄については答えを差し控えたい」としている。
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ゴウ先生、『ニュース23』をまったく見ません。筑紫哲也という白髪の老人キャスターを見るに堪えないと感じているからです。ゆえに、この誤訳事件に関してはまったく知りませんでした。
しかし、あの筑紫老人は確か英語が堪能であったはず。この程度の誤訳を見抜けなかったのでしょうか。それとも、それを承知で番組を作ってしまったのでしょうか。謎です。
話題が話題だけに、こうした内容で左がかった老人キャスターの落ち度を産経が指摘すると、またかの思いに捉われます。しかし、こうしたことはマスコミに対する信頼を左右することにつながること。大切な指摘だと思います。
中立な番組を作れとはいいません。しかし生情報を自分の都合の良いように弄るのはフェアではありません。ジャーナリストとしての誇りがほしかった話でした。
そして、われわれもマスコミのいうことを丸呑みせず、一人一人が報道の真意をきちんと汲み取れるメディア・リテラシーを高めなければならないのです。
そのために、英語を勉強する若者を応援する。必要なことだと改めて思わされましたです。
INDECは、夢と希望にあふれた若者を応援しています!
公式サイト: http://indec.jp
しかし、時にその逆が起こります。何ゆえこんなミスをするのだろう、と。
海外ニュースの場合、翻訳に基づいて番組が作られています。一般の視聴者はそこに誤訳などあるはずがないと思い込んで見ています。ゆえに、その作業には細心の注意を払ってもらわねば困ります。特に立場が180度逆転するような“not”などの否定語の存在に関しては、人一倍気配りをしてほしいものです。
そうした初歩的なミスをTBSがやってしまったというのです。
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米下院議員の靖国発言 TBSが「誤訳」 (産経新聞) - goo ニュース
2006年 7月 8日 (土) 03:08
TBSのニュース番組「ニュース23」が、小泉純一郎首相の靖国神社参拝をめぐり、「行くべきでないと強く感じているわけではない」と語ったヘンリー・ハイド米下院国際関係委員長(共和党)とのインタビューに「行くべきではないと強く思っている」との日本語字幕を付けて放送していたことがわかった。TBSは「正確でない部分があった」として後日、番組中で釈明した。
インタビューが放送されたのは小泉首相が訪米中の6月29日。
「“幻”に消えた? 米議会での演説」と題し、小泉首相の米議会での演説が実現しなかったとするニュースの一部だった。
TBSは7月5日の同番組で、「翻訳の字幕表示に一部正確さを欠く表現があった」と述べ、字幕の内容は「行くべきではないと強く感じているわけではありません」だったとした。
産経新聞の取材に、TBSは、視聴者から指摘を受け、社内で検討した結果、正確さを欠く表現があったとし、訂正の放送を行ったと説明。「放送した内容以外の取材過程にかかわる事柄については答えを差し控えたい」としている。
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ゴウ先生、『ニュース23』をまったく見ません。筑紫哲也という白髪の老人キャスターを見るに堪えないと感じているからです。ゆえに、この誤訳事件に関してはまったく知りませんでした。
しかし、あの筑紫老人は確か英語が堪能であったはず。この程度の誤訳を見抜けなかったのでしょうか。それとも、それを承知で番組を作ってしまったのでしょうか。謎です。
話題が話題だけに、こうした内容で左がかった老人キャスターの落ち度を産経が指摘すると、またかの思いに捉われます。しかし、こうしたことはマスコミに対する信頼を左右することにつながること。大切な指摘だと思います。
中立な番組を作れとはいいません。しかし生情報を自分の都合の良いように弄るのはフェアではありません。ジャーナリストとしての誇りがほしかった話でした。
そして、われわれもマスコミのいうことを丸呑みせず、一人一人が報道の真意をきちんと汲み取れるメディア・リテラシーを高めなければならないのです。
そのために、英語を勉強する若者を応援する。必要なことだと改めて思わされましたです。
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