画像→justdialより
Kiran Cinema (キラン・シネマ)
Sector22のインナーマーケット通りにある映画館です。
ヨーロッパの街で例えると広場前の教会のように、大きな目印になる重要な役目になっているようです。
→Sector22の人気の巨大マーケットに行く時、最初の頃はこの映画館を目印に行き、帰りはこの前でドライバーにピックアップしてもらった事もあります。このマーケット前は車が多すぎて駐車できないので、ここで待ってるから!と。
インドっぽくもなく斬新なデザインだなあ!!といつも眺めていました。
それもそのはず。
この映画館はチャンディーガル都市計画のメンバーが手掛けたと知り、なるほどと思いました。
ル・コルビュジェ、ピエール・ジャンヌレ等と共にチャンディーガル都市計画に携わったメンバーの一人にMaxwell Fry(マックスウェル・フライ)というイギリス人建築家(画家、小説家、詩人でもありました)がおられました。
実はこの映画館は彼が手掛けた建築物なのです。
このマックスウェル・フライという方について。
「ル・コルビュジエの協働者として、1951年から1954年にかけて現場に事務所を構えて設計監理をするとともに、コルビュジエに代わりチャンディーガルに住んで現地で施設の設計・監理を行った。」
コルビュジェが1人で頑張ったイメージが強いチャンディーガル都市計画ですが
それは大きな間違いなのですね。
実は他にもメンバーが数人おられて、特に彼がコルビュジェに代わりチャンディーガルに住んで頑張られたんですね
そのメンバーの中には彼の後妻もいました。
その後妻というのはJane Drewで(ジェーン・ドリュー)という女性で、彼女も一緒にコルビュジェ、ピエール・ジャンヌレらと共にチャンディーガル都市計画に携わったメンバーなのです。
この映画館、とても古くて現在は中の設備も整っていないのでチケットもとても安く、住民からはあまり好評ではありません。
Mapのコメントには、(ここで最大のモールである)エランテ内の映画館チケットを買う余裕のない階層の人達が行く映画館だ、と嫌味を言う人もいれば
古くて懐かしく愛すべき映画館だ、と言う年長者と思われる人もいます。
映画館としては設備が残念そうですが、歴史的遺産となりそうな素敵な建物だと思います。
何度もこの前に立ったのに、、、写真、撮っておけば良かったです
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